500台限定!レクサスLFAを持っている人が羨望の的な理由

レクサス LFA 2012

※この記事には広告が含まれます

日本のスーパーカー史にその名を刻むレクサスLFA。その新車価格は3,750万円にも上り、発売当時、日本車の量産モデルとして過去最高額を記録しました。全世界でわずか500台のみが生産されたこのスーパーカーは、限られたオーナーしか知り得ない特別な世界を作り上げています。開発の経緯や驚異的な性能、さらには誰がオーナーなのか――LFAが羨望の的となる所以を探ってみましょう。

CarMe編集部

新車・自動車ニュースのWEBマガジン「CarMe[カーミー]」を運営。
「カーライフを楽しむ全ての人に」を理念に掲げ、編集に取り組んでいます。

CarMe編集部
Chapter
レクサスLFA開発史|究極の国産スーパーカー誕生の舞台裏
LFAの主要スペック|4.8LV10&カーボンモノコックが生む圧倒的性能
限定500台の購入方法|予約抽選と販売プロセスの真相
セレブが選ぶLFA|パリス・ヒルトンが愛した理由
ジャーナリストが絶賛するLFA|ジェレミー・クラークソンの評価
限定500台のみ生産されたレクサスLFA。その流麗なデザインと迫力ある佇まいから、特別な存在感が漂う一台であることが伝わってくる。停車中であっても見る者に強い印象を与えるその姿は、まさに国産スーパーカーの頂点にふさわしいオーラを放っている。

レクサスLFA開発史|究極の国産スーパーカー誕生の舞台裏

「究極の国産スーパーカーを作る」という目標を掲げて開発されたのがレクサスLFAです。開発当初はV8エンジンの搭載も検討されましたが、「特別なクルマには特別なエンジンを」という強い想いから、新開発のV型10気筒エンジンを搭載する決定が下されました。トヨタのF1参戦で培われた先進技術やエンジニアリング哲学は、この高性能エンジンの開発を技術的に実現可能にする上で重要な役割を果たしました。そして2005年1月、アメリカ・デトロイトで開催された北米国際オートショーにおいてLF-A名義のプロトタイプが初公開され、最高出力500ps以上・最高速度320km/h以上というスペックがアナウンスされます。その後2009年10月、東京モーターショーにて市販モデルがついにベールを脱ぎ、名称もLF-Aから「LFA」へと変更されました。そして世界56か国で500台のみ限定販売されることも合わせて発表されています。  
LFAプロジェクトはレクサス「Fシリーズ」の象徴となる世界級スーパーカーを目指したもので、主要コンポーネントのほぼすべてがこのクルマ専用に新規開発されました。ボディ構造には、全体の65%に自社開発のCFRP(炭素繊維強化樹脂)を、残りの35%にアルミニウムを使用したハイブリッド構成を採用し、軽量化と高剛性を両立させています。9000回転まで回る4.8L V10エンジン「1LR-GUE」、シングルクラッチ式6速セミATなど、その内容は常識破りで、ベースモデルの車両価格は3,750万円にも及びます。まさにレクサスブランドの“象徴としての存在”だと評される特別な一台なのです。

LFAの主要スペック|4.8LV10&カーボンモノコックが生む圧倒的性能

華々しくデビューを飾ったLFAは、そのスペックも驚異的です。カーボンモノコックシャーシやカーボンセラミック製ブレーキディスクなど先進素材を贅沢に採用し、搭載された4.8LV10エンジンは最高出力412kW(560ps)/8,700rpm、最大トルク480Nm(48.9kgm)/6,800rpmを発揮します。ボディサイズは全長4,505mm×全幅1,895mm×全高1,220mm、車両重量は1,480kgです。エンジンやミッションなど重量物をホイールベース内側に配置して前後重量配分を48:52に最適化し、圧倒的な運動性能を実現しています。その結果、0-100km/h加速3.7秒・最高速325km/hという世界トップクラスの性能を誇ります。

限定500台の購入方法|予約抽選と販売プロセスの真相

LFAの販売には通常の車とは異なる手法が取られました。正式発売は2010年の終わりでしたが、生産台数が限られていたため、2009年10月21日の市販仕様発表と同時に予約受付が開始され、その後抽選によって購入者が決定される方式が採用されたのです。当初は発表から半年間予約を募る予定でしたが、反響は予想を大きく上回り、当初165台とされた日本国内割当台数を数倍も上回る応募が殺到しました。その結果、国内では予約受付開始から約2ヶ月半後の2010年1月13日に予約受付が打ち切られる事態となりました。こうした経緯から、LFAを手に入れるには“選ばれし幸運”が必要で、まさに狭き門だったと言えます。購入可能な顧客が事前に選定されていたとか、抽選が極めて厳格だったといった噂も生まれましたが、実際には公平な抽選によって購入者が決められています。結果としてLFAは「幻の車」とまで称され、現在では新車を手に入れることは不可能な伝説的モデルとなりました。

セレブが選ぶLFA|パリス・ヒルトンが愛した理由

レクサスLFAは各国のセレブリティにも愛されています。その代表格が、ヒルトンホテル創業者一族の令嬢で“お騒がせセレブ”として知られるパリス・ヒルトンです。彼女は多数の高級車を所有していましたが、過去にはそのコレクションにパールイエローおよびパールホワイトのレクサスLFAを2台にわたって加えていた時期があります。世界的なセレブが過去にLFAを所有していたという事実は、この車が単なる高級車を超えてステータスシンボルとしての側面を持つことを示唆しています。

ジャーナリストが絶賛するLFA|ジェレミー・クラークソンの評価

また、LFAを熱烈に称賛する人物として、英国BBCの人気自動車番組『トップギア』元司会者でカリスマ自動車評論家のジェレミー・クラークソンがいます。数々のスーパーカーを評価してきたクラークソンは、LFAを「これまで運転した中で最高の車」の一つと公言しており、その並外れた完成度と抗いがたい魅力に対する彼の高い評価は広く知られています。


LFAは海外からも絶大な支持を集めており、その価格は確かに桁外れですがそれに見合う価値があるはずです。一度は乗ってみたい――そんな憧れを抱かせる唯一無二の存在、それがレクサスLFAなのです。

【お得情報あり】CARPRIMEのLINEに登録する

商品詳細