独身貴族だったら、スポーツカーとSUVどっちを選ぶ?

ホンダ シビック タイプR 2017 ヨーロッパ仕様

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バブルの時代にさかのぼると、スポーツカーとRV(当時はSUVなんて言葉はなかった)の若者人気は二分されていました。しかし、現在ではクロスオーバーSUVが一人勝ち。昭和生まれのクルマ好きにはやや寂しい状況とも言えます。そんな時代にあって、もしもあなたが独身貴族だったら、どんなクルマを選ぶでしょうか?
Chapter
若者はスポーツカー、クロスオーバーSUVどちらを目指すのか?
スポーツカー復活の兆しも選択肢はまだ少ない
SUVの魅力とは?
クルマの流行にも時代性は確実に反映される

若者はスポーツカー、クロスオーバーSUVどちらを目指すのか?

社会に出て10年~25年、家庭を持ち、少ないお小遣いで日々しのぐ、なんてクルマ好きは多いことでしょう。

振り返れば「なんでこんな働いてるのに給料安いんだ?」なんて、日々不満を口にしていましたが、実際は自由にお金を使えて、可処分所得でいえば現在よりはるかに恵まれていましたよね。

もしもいま、そんな独身貴族だとしたら、あなたはどんなクルマ選びをしますか?

スポーツカー復活の兆しも選択肢はまだ少ない

もし独身貴族だったら?CarMe読者は、やはりスポーツカーを選ぶ!という方が多いかもしれません。筆者も迷わずスポーツモデルを選びます。

とはいえ、現在新車で購入できる国産スポーツといえば、まもなく復活するトヨタ スープラを筆頭に、トヨタ 86/スバル BRZ、日産 GT-R、ホンダ シビック タイプR、NSX、マツダ ロードスターなど、選択肢は限られています。

かつては、MR2、スカイライン、シルビア、180SX、FTO、GTO、などなど、クーペや2シータースポーツモデルが繚乱だったのですが、これも時代の流れでしょう。

その流れは欧州でも変わらず、アバルト、アルピーヌ、アルファロメオ ジュリエッタといったレガシーあるブランド名が復活してはいるものの、マーケットはそれほど大きくありません。

その一方で、走りを純粋に楽しむという意味においてこうしたスポーツモデルは、幅広い世代にニーズがあるのも紛れもない事実。しかしスポーツカーを駆逐して現在マーケットの中心にいるのは、クロスオーバーなのです。

SUVの魅力とは?

現在、各メーカーが力を入れているクロスオーバーSUV。背が高く、ある程度の悪路も走破できる性能と、エステートのような積載性能と居住性をそなえたクロスオーバーSUVは、各国で人気です。

そのなかには、スポーツカーと走行性能を比較するのは野暮ですが、強力なエンジンや電子制御デバイスを備え、スポーツカーも驚くような走行性能を備えたホットモデルも存在します。

そんなクロスオーバーSUVをチョイスする若者は、やはり走行性能よりも利便性やレジャーに使えるといった部分に重きを置いていると推察できます。実際のところ、ライトに乗り回せるクロスオーバーSUVというのが、現在のトレンドと言えるでしょうね。

クルマの流行にも時代性は確実に反映される

スポーツカーは”クルマとの対話”を愉しむもので、それは「個」としての嗜好になります。他方で現在のデジタルネイティブたるスマホ世代は、SNSなどを当然のごとく使いこなし「繋がり」を求める嗜好性が高くなっており、”皆で楽しむ”という要素をクルマに求めます。

その点で、ドライブやアウトドアといったアクティビティに使いやすいクロスオーバーSUVは、まさにうってつけといえますね。

いずれにせよ、スポーツカーでもクロスオーバーSUVでも魅力的なモデルをメーカーにはリリースをしてほしいもの。そしてそれらが乗り易くなるよう、不明瞭な課金制度ともいえる税制をなんとかして欲しいと願うばかりです。
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