アニメの持つ力

アニメの持つ力

アヘッド アニメ

TVでオンエアされるや話題をさらったスバル・フォレスターと映画『進撃の巨人』のコラボCMだ。これは制作中の実写映画とのコラボなのだけど、この作品がもともとはコミック、そしてアニメ化されて大ブレイクした、というのはご存じの通り。

もうひとつ、スズキ・ハスラーと『Dr.スランプ』のコラボCMも楽しい。ペンが走ってハスラーに乗ったセンベエ博士やアラレちゃんの線画を描いたと思うと、次の瞬間にはカラフルに色づけされたアニメになり、今度は本物、実写のハスラーに切り替わる。

クルマとアニメ。どちらも日本のお家芸で、世界で高い評価を受けているという共通点はあるけれど、市場規模が50兆円のクルマ業界と2000億円に届くかどうかのアニメでは大人と子供、いや、巨人と小人だ。

にもかかわらず、いわばクルマがアニメに力を借りているのはなぜなんだろう。先の例以外にも、トヨタ+ドラえもんのCM《どこでもノア》やシャア専用オーリス、他にもいろいろと思いつくはずだ。

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クルマ業界がアニメファンの懐を当てにしているとは思えないわけで、借りたいのはその世界、その物語だ。アニメという情報をそぎ落として誇張した表現手段だからこそ、わずか30秒のCMに奥行きを与えることができる。

クルマのキャラクターと、アニメの世界観がうまく合致したとき、大きな物語の一瞬を垣間見た気分になる。フォレスターならオンロードもオフロードも問わない走りに駆り立てられる冒険心、ハスラーならどんな遊びが始まるんだろう?というワクワク感。

巨人たちの間を走り抜けるフォレスターや、鳥山 明氏の丸っこいキャラクターに違和感なく溶け込んだハスラーの画を一目見るだけで、これがどんなクルマなのか、このクルマでどんなストーリーを紡げるのかが伝わってくる。

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正直、今のクルマはどれも洗練されていて、何を買ってもたいした不満はないだろう。でもそれじゃ火が付かないのだ。クルマを手に入れることは、そのクルマで何かを変えたい、違う世界を、違う自分を見たいってことなんだ。

巨人のクルマ業界が、小人のアニメと手を組む理由はそこにある。ハンドルを握った先に開ける世界。どんなに優れたスペックでも伝えられない、クルマが連れ出してくれる可能性を見せてくれるからだ。

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