オンナにとってクルマとは? vol.78 オンナにとっての“赤”

オンナにとってクルマとは

vol.78 オンナにとっての“赤”

マツダ・プレマシーに乗る男友達は、プレマシーを購入したときにはホンダのストリームがいいと言っていた妻が、今では「次に買い換えるのもマツダ車がいい」と言い始めた、とご満悦。

さらに、ずっとトヨタ車に乗っている友達から「CX-3ってどうかな」と質問されたり、VW・ゴルフからCX-5に乗り換えた友達ファミリーがいたりと、偶然というだけではない勢いを感じるのである。

いろいろな理由はあるにせよ、聞けば彼女たちがこぞって惹かれているのは、マツダのボディカラーだ。とくに、新世代マツダ車のイメージカラーとして登場した「ソウルレッド」と呼ばれる赤を、いいよねと褒める。

私も実際に広島で工場見学をした際、そのソウルレッドにどれほどマツダが魂を込めたかを目の当たりにし、白・黒・シルバーが不動の販売比率トップ3という日本でどれほど受け入れられるのか、動向にはとても興味があった。

そして今、マツダ車の多くのモデルで、ソウルレッドはいちばん人気だという。赤は数%しか売れないと言われる中で、これは異例。デザインコンセプトの改革を機に、思い切って赤を前面に出したマツダに、女性の感性が刺激されてイメージアップした、という仮説を立ててもいいのかもしれない。

そもそも赤は、女性とは切っても切れない関係だ。日本ではトイレのマークに代表されるように、学校でも社会でも「女性=赤」と刷り込まれて育ってきた。

真紅のルージュやネイルは大人の女性をイメージする憧れのカラーだったり、心理学的にも赤い服や小物を身につけると女性らしさがアップする、という効果が認められているらしい。

赤は女性にとって、自分自身がナニモノかを自覚するとともに、いつまでも魅力的でありたいという願いを投影する色なのではないだろうか。だから、美しい赤に惹かれるのかもしれない。

マツダは新型CX-5で、これまでのソウルレッドに代わる進化した赤、ソウルレッドクリスタルメタリックを発表した。色見本で見比べると、よりデザインの陰影が鮮やかに映える、美しいだけでなく瑞々しさや艶やかさを感じる赤だ。

ソウルレッドの成功に満足せず、こうしてさらに磨きをかけるマツダの姿勢にも、女心は無意識のうちに刺激されるのだと思う。

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text:まるも亜希子/Akiko Marumo
エンスー系自動車雑誌『Tipo』の編集者を経て、カーライフジャーナリストとして独立。ファミリーや女性に対するクルマの魅力解説には定評があり、雑誌やWeb、トークショーなど幅広い分野で活躍中。国際ラリーや国内耐久レースなどモータースポーツにも参戦している。

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