「ベビー用品ではないことが 決め手でした」〜タカタを選んだ理由

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「いわゆるママ友たちと“あの掃除機がいいらしいよ”といった口コミで盛り上がることはあっても、チャイルドシートが話題になることはまずないですよねぇ」と残念そうに話すのは、桜井裕美さん。かつてはサーキットに通っていたほどのバイク乗りであり、現在は三児の母である裕美さんにとって、チャイルドシートなしに子どもをクルマに乗せるのは、半キャップのヘルメットでバイクに乗るのと同じくらい怖いこと。それゆえクルマの後部座席には、チャイルドシート、さらにはジュニアシートまでが並んでいる。

text:村上智子 photo:渕本智信  [aheadアーカイブス vol.136 2014年3月号]
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「ベビー用品ではないことが 決め手でした」〜タカタを選んだ理由

「ベビー用品ではないことが 決め手でした」〜タカタを選んだ理由

「3人全員のシートです。上の子は小学校3年生なので、法律上はもう装着義務の対象年齢から外れたのですが、安全のためにジュニアシートに必ず座らせています」とキッパリ。

警察庁とJAFによる『6歳児未満のチャイルドシート使用状況全国調査』(2013年4月20日〜30日)によると、チャイルドシートの平均使用率はわずか60.2%。どの親も子どもの安全を第一に考えているはずなのに、ことチャイルドシートに関しては温度差がある。

“出費をしたくない” “面倒くさい”などといった理由があるのだろうが、「座らないと乗せません」と、裕美さんは“親の都合”を一蹴する。

「私の場合、モータースポーツの経験によるところが大きいですね。サーキットを走ってみると、いかに公道が危険だらけかよくよく分かりますから」

逆に思えるが、サーキットのほうが緊張度が高い分、コースも装備も安全性が徹底されていて、走る人間もそれに相応しい装備や心構え、行動の仕方が身に付いているという。その注意力で公道を走る裕美さんにとって、安全対策をするのは親として当然のこと。

大切な3人の子どもを守る製品として、タカタのチャイルドシートに行き着いたのもごく自然な選択だったという。
▶︎チャイルドシート(右前)とジュニアシート(左前と後席)が並ぶマツダ プレマシー。チャイルドシートが法律的に必要のない年齢になっても、安全のためにジュニアシートを購入した。「子供用シートは、バイクに乗る時にヘルメットを被るのと同じくらい当たり前のこと」という考え。


「ベビー用品として扱われる製品が多い中で、“タカタはベビーシートではありません”というようなコピーを目にしたんです。私の求めていたものはコレだ! と。実際に手に取ってみると、他のブランドと安全性が段違いなのは一目瞭然でした。レーシングカーにもタカタの製品が使われているのを見て、間違いないと確信しました」

そこから今に至るまで、タカタ一筋。ただ、モノがいい分、他のブランドより少々お高いのも事実だ。3人分ともなると、コスト面は気にならなかったのだろうか。

「確かに出費はありますが、むしろ、数万円で子どもの安全が買えると捉えています。保険に入るのと同じ感覚。その数万円をケチったために、子どもの身体に将来障害が残るかどうかが決まるかも…と思うと、迷いはありませんね」

装備の“質”が人生を左右することにつながる——。レース経験のある母親としての言葉は、ドキッとするほどリアルだ。

「とはいえ、私もサーキットを走ってなかったら“法律で捕まらない程度で揃えよう”というレベルだったかもしれません。数万円の差が生む違いを理解しているから、タカタを選べたんでしょうね」

そう認識しつつも、周りを見ているとやっぱり歯痒さを感じてしまうという。

「安い物も、見た目が可愛い物もある。でも選ぶ前に“何のために必要なのか”に立ち戻って考えてほしいなと思うんです。使う時もそう。うちの子もたまに嫌がったり他の家と比べたりします。けれど、決してルールは変えません。そこで変えると、親の都合を優先することになりますから」

子どもを守るチャイルドシートには、親としての責任が映し出されている。
▶︎独身の頃は、後に結婚することになる現在のご主人と一緒に筑波サーキットを始め、年に数回は、T.I(現岡山国際)サーキットにも遠征した。今でも毎年のように「もてぎ」に家族でモトGPを観戦しに行くほどの二輪レースファン。夢だったというガレージには、ストライダーや子供用の本格的なマウンテンバイクが占拠する。

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