車の燃費性能も一つの買い替えのサインになる?

燃費が悪いからそろそろ買い換えようか!って言ってる方も最近、よくみかけるようになりました。確かに昔に比べれば、自動車のエンジンの性能は格段に上がり、自動車メーカーも燃費性能を少しでも良くしようと競い合っています。
では、最新の車でのガソリン代はどのくらいかかっているのでしょうか?燃費というのはきっちり計算していないだけで、実は結構かかっているものかもしれません。今回は、「燃費が悪くなったから車を買い替える」という考えは正しいのかどうか検証してみたいと思います。
車の燃費性能は年々、劣化しているもの!
車を買い替えるサインは複数ありますが、その一つが燃費性能です。
長いこと同じ車に乗ってきた経験を持っている方なら薄々感じたことがあると思いますが、燃費性能は使うたびに落ちてきます。
車のエンジンも消耗品ですので、使うたびにエンジンのパーツがスムーズに動かなくなり、同じ距離を走るにも今まで以上のガソリンを消費するようになります。
それに、最近の車の燃費性能がグンとアップしたので燃費の差はかなり広がっています。例えば、トヨタのプリウスの燃費は、40.8km/Lとカタログにはありますが、ホンダのN BOXカスタムは22km/Lと表記されています。
この2車種だけでも、ほぼ2倍近い差が生まれています。 仮に、年間走行距離1万km、ガソリン価格115円/Lとして、この2車種で1年間運転したとしたら、1年間にかかるガソリン代はいくらでしょうか。(燃費性能の劣化現象は除く)
以下が、その計算結果になります。
車種 | カタログ燃費 | 1年間のガソリン代 | 5年間のガソリン代 |
トヨタ プリウス | 40.8km/L | 28,750円 | 143,750円 |
ホンダ N BOX | 22km/L | 52,272円 | 261,360円 |
ご覧の通り、1年間で、25.000円弱もの差がつき、5年間では12万円以上の差になります。
燃費性能は車の買い替え検討の1つの観点に留める!
しかし、検討する際に一つだけ注意してください。
確かに燃費性能は確かに劣化していきますが、基本的に急激に悪くなるものでもありません。 新車に買い替える時に、10万という数字は小さく思えてしまうもの。さらに、燃費がいい車こそ、安くはないものです。
例えば、プリウスは人気車種なので、保存状態によって幅はあるものの、一般的に中古価格も高めであることが多く、「10万円」の差ではおそらく損になるケースが多いでしょう。 なので、「今の車は燃費が悪いから、燃費がいい車に買い替える」という発想は控えたほうが良さそうです。
あくまで、車を買い替えようかと検討するときの1つの観点に留めておくのがベストかもしれませんね。
また、下取りに出したときに、燃費の悪さをポイントに、営業トークをしてくる業者もいますが、その場合は、しっかりと数字を計算したほうが良いでしょう。
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