花粉や黄砂からクルマを守る正しい洗車方法

花粉や黄砂からクルマを守る正しい洗車方法

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春になると到来する花粉や黄砂。人間に花粉症や喘息を引き起こすだけでなく、自動車の塗装にダメージを与え、シミとなって残ることもあります。シミが残ると当然、買取査定金額にも影響してきます。そこで花粉や黄砂に対し有効な洗車方法をご紹介します。
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花粉や黄砂は放っておくとシミになる
花粉や黄砂の汚れを落とす洗車方法

花粉や黄砂は放っておくとシミになる

春になると自動車に黄色や白い粉が積もっていることはありませんか?黄色い粉は花粉、白い黄砂は黄砂です。どちらも放っておくと塗装にシミを作り、買取査定時に減額される要因となります。

それでは、花粉や黄砂が、車にシミを作るメカニズムについて解説します。花粉は、雨などで水分を得るとネバネバした「ペクチン」という物質を分泌します。「ペクチン」が乾くと自動車の塗装にシミを作るのです。

黄砂はユーラシア大陸のミネラル分豊富な土や鉱物で、構成されています。ミネラルの塊である黄砂を車体に付着した状態で放置すると、含有ミネラル分が雨などで溶け出し、乾くと自動車の塗装にシミを作ります。

花粉も黄砂も車体に付着したら、シミが出来る前に早めに対処したほうがよいでしょう。

花粉や黄砂の汚れを落とす洗車方法

花粉や黄砂が愛車に積もったからといって、濡れタオルなどで拭き取るのは禁物です。花粉の場合には中途半端に水分を与えることで、拭き残しの花粉がペプチンを分泌し、シミの原因になります。黄砂が積もった場合には、愛車にひっかき傷を付けかねません。というのも黄砂は土や鉱物の微粒子です。自動車の塗装をマイクロレベルで傷付ける程度には尖っているのです。

マイクロレベルで傷ついた自動車の塗装は、全体に光を反射して白っぽく見えます。経年劣化で塗装が減色したように見えるのは愉快ではないですよね。再塗装を考えたり、愛車の買い替えにまで発展しかねません。余計な出費を抑えるためにも、花粉や黄砂に有効な洗車方法をご紹介します。

とは言え、特別なことはなく、水洗いです。注意したいポイントは、次の通りです。

①流水で花粉や黄砂を丹念に洗い流す
いつもより長い時間をかけて洗車します。この時、花粉や黄砂用でないブラシやモップ、タオルなどを使用するのは厳禁。ホースからの流水をルーフに流し、水洗いを行いましょう。

②洗車は日陰で行う
洗車場所は日向より日陰がおすすめです。これは花粉にしろ黄砂にしろ乾くとシミになるからです。洗車中にボディが乾かないよう、日陰で洗車しましょう。ボディ形状によっては水が溜まらず、すぐに乾燥する箇所もあります。花粉や黄砂を十分に洗い流せているなら、水分を拭き取ってしまいましょう。なぜなら、洗車に使用する水道水にも多少のミネラル分が含まれており、乾燥するとシミの原因になるのは黄砂と同じだからです。

③水が溜まりやすい場所は、水が流れやすいようにする
自動車の水洗いは常に濡れている状態がベストで、洗車後に水分を拭き取ると、ミネラル分によるシミ防止になります。しかしボディの窪みなど水が溜まる場所ではミネラル分が沈殿して、シミの原因になります。洗車中に水が溜まっている箇所があれば、流水をあてて流しさってしまいましょう。

水洗いを終え、ボディの水分を拭き取ったら、いつもの洗車シャンプーやワックス、コーティング剤を使用して、洗車は完了です。


最後に、予防対策として、ボディカバーを被せておきましょう。花粉や黄砂はカバーにつくので、愛車は無傷。乗車する度にカバーを外し、その時に花粉や黄砂も払われるので、シミになる心配もありません。

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