ハスラーのアイドリングストップ|キャストよりも優れた4つのポイント

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スズキから発売されている軽SUVのハスラー(Hustler)の競合車が
ダイハツから発売されましたね。

今回ダイハツから発売された軽SUVの名前はキャスト アクティバ。

ハスラー(Hustler)の方が多少カクカクしたデザインですが、
ポップで可愛らしいデザインになっている点など共通点も多くなっています。

キャスト アクティバ(CAST ACTIVA)の乗り心地やパワーはハスラー(Hustler)に
負けず劣らずかなり良かったのですが、アイドリングストップの感じは、
ハスラー(Hustler)の方が圧倒的に良かったです。

ハスラー(Hustler)のアイドリングストップ方がキャスト アクティバよりも
優れていると感じた4つのポイント・メリットを紹介したいと思います。

※2015年9月28日の記事です。

K-コンシェルジュ

軽自動車ディーラーの店長を務めていたK-コンシェルジュが軽自動車のお悩み・疑問点を解決します。軽自動車を実際に試乗した感想・乗り心地から欠点まで包み隠さず紹介していきます。

K-コンシェルジュ
Chapter
ポイント1.エンジン停止のタイミング
ポイント2.アイドリングストップ中のエアコン
ポイント3.アイストの長さの調整ができる
ポイント4.エンジンの再始動時の静かさ

ポイント1.エンジン停止のタイミング

スズキから発売されたハスラーとキャスト アクティバ(CAST ACTIVA)の
アイドリングストップの違いの一つが、エンジンが停止するタイミング。

2台のクルマとも減速中にエンジンが停止するのは共通。

しかしアイドリングストップする際、キャスト アクティバ(CAST ACTIVA)は
時速約9㎞/h以下でエンジンが停止します。
一方、ハスラー(Hustler)では時速約13km/h以下でアイドリングストップを
開始するなどエンジンが停止するタイミングがキャスト アクティバよりも
一足早くなっています。

わずかな違いですが、長い目で見たらエンジンが停止するタイミングが早い分
ハスラー(Hustler)の方が燃費効率は良くなりそうですね。
ただ、エンジンが停止するタイミングが早いと気になるのが、
再加速する時のスムーズさで。

減速中に赤信号から青信号に変わって停車する前に再加速なんてシーンは
しょっちゅうありますよね。

ハスラー(Hustler)の場合、この減速中からの再発進・再加速もとてもスムーズ。
再始動する時のエンジン音も全く気になりませんし、また、アクセルを
踏み込んだ時の加速感もとてもスムーズ。

停車前に赤信号から青信号に変わり再加速する際など、エンジンが
停止しているのに気が付かないくらいタイムラグがなくスムーズに
再加速していってくれます。

このアイドリングストップの欠点でもあるタイムラグを感じない
ハスラー(Hustler)の乗り心地はともて好印象でした。

ちなみに、ハスラー(Hustler)・キャスト アクティバ(CAST ACTIVA)ともに
エンジンの停止がとてもスムーズなので、タコメーターを見ていないと
いつエンジンが停止したかわからないくらい。

このエンジンの停止のスムーズさについては、キャスト アクティバ・
ハスラー(Hustler)ともに好印象でした。

ポイント2.アイドリングストップ中のエアコン

また、ハスラー(Hustler)とキャスト アクティバ(CAST ACTIVA)で異なるのは、
アイドリングストップ(アイスト)中のエアコンの作動状況。
ハスラー(Hustler)もキャスト アクティバ(CAST ACTIVA)も
アイドリングストップをするとエアコンが停止し、送風になるのは全く同じ。

しかし、ハスラー(Hustler)ではエコクールを装備。

このエコクールとは、アイドリングストップ時でも冷たい風を
送り出す事ができる機能の事です。

これにより温度上昇が抑制され、アイドリングストップ中も快適に
過せるようになるメリットがあります。

これは嬉しいですよね。

私も実際にハスラー(Hustler)を試乗した時このエコクールを体験したのですが、
アイドリングストップ中に送風口に手をかざしてみると確かにヒンヤリとした
冷たい空気を感じました。
風量は送風なのでそれ程強くありませんが、短時間のアイドリングストップ中に
室内の温度をキープするには十分な機能だと思いました。

一方、今回ダイハツから発売されたキャスト アクティバ(CAST ACTIVA)には、
冷風を送るエコクールのような機能はありません。

なので、アイドリングストップ中にエアコンの送風口に手をかざすと
生暖かい風が流れてきました。
このアイドリングストップ中のエアコンの快適性もハスラー(Hustler)の方が
良いと私は感じました。

ポイント3.アイストの長さの調整ができる

また、キャスト アクティバ(CAST ACTIVA)に比べてハスラー(Hustler)の
良いところは、アイドリングストップの長さを調整できる事。

燃費性能を良くするアイドリングストップの欠点は、停車中にエアコンが
作動しなくなる事ですよね。
ハスラー(Hustler)ではアイドリングストップを開始するタイミングや
エンジンが再始動するタイミングを次の3つから選べるようになっています。

・燃費優先
・ノーマル
・快適優先

例えば快適勢を優先するとアイドリングストップの時間は短くなり
少しでも車内の温度が上昇するとアイストが解除され、エンジンが再始動します。

一方、燃費優先にすると快適優先時に比べて、
エンジンが再始動するタイミングが圧倒的に遅くなります。

このように自分の好みでエンジンが始動するタイミングを調整できるのは、
とても良い機能だと思いました。

ポイント4.エンジンの再始動時の静かさ

また、ハスラー(Hustler)とキャスト アクティバ(CAST ACTIVA)の
アイドリングストップの最大の違いは、エンジン再始動時のスムーズさ。

スズキの簡易型ハイブリッドシステム”Sエネチャージ”を登載している
ハスラー(Hustler)は、エンジンの再始動時の音がほとんど無音。
意識していないといつエンジンが再始動したか分からないくらい
スムーズにエンジンが再始動します。
また、エンジンが立ち上がる時に気になる揺れも感じる事はありません。

なので、アイドリングストップからの立ち上がりがとても快適。
これなら煩わしさからアイドリングストップをOFFにする必要も
なさそうです。

このようにハスラー(Hustler)でエンジンの再始動時にスムーズな理由は、
セルではなく、スターター用モーターを使用してエンジンを再始動している
からのようです。

一方、キャスト アクティバ(CAST ACTIVA)のアイドリングストップからの
立ち上がりは、ハスラー(Hustler)と比べるとかなりうるさく感じてしまいます。

ブレーキペダルから足を離すとエンジン音が”ブルルルン”と耳元で
聞こえてくるので、エンジンがいつ立ち上がったかスグに分かります。

ハスラー(Hustler)のスムーズで静かなエンジンの再始動を知っていたので、
余計にキャスト アクティバ(CAST ACTIVA)のエンジン音が気になってしまいました。

このエンジンの再始動時の煩わしさはアクティバの欠点だと思いました。
このエンジンの再始動時のスムーズさとスムーズさは、
キャスト アクティバ(CAST ACTIVA)よりもハスラー(Hustler)の方が
圧倒的に良かったです。

先日キャスト アクティバ(CAST ACTIVA)を試乗したのですが、
乗り心地や加速力はとても良かったです。

この点に関しては、ハスラー(Hustler)と比べても甲乙を
付け難いレベルだと思いました。

しかし、アイドリングストップに関してはキャスト アクティバよりも
ハスラー(Hustler)の方が圧倒的に良かったです。
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