トヨタ 3代目ヴォクシー(R80G/W型)のZSとVグレード比較！5つの内装の機能の違いとは?

更新日：2024.09.09

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今回は2014年1月にフルモデルチェンジが行われ、今もマイナーチェンジを続けるトヨタ 3代目ヴォクシーのZSグレードとVグレードの機能について比較しながら紹介します。

特別仕様車煌Ⅱやエアロパーツを装備した最上位モデルのZSグレードの人気が高くなっています。同時に、装備や機能が充実している中間グレードのVグレードでも一定の人気があるようです。それでは、そんなヴォクシーの内装・インテリアにフォーカスしつつ、どのような機能の違いがあるのか実際にみていきます。

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Chapter: そもそもトヨタヴォクシーってどんなクルマ？; ヴォクシーZSとVグレードの機能の違い; 違い1：クルーズコントロール; 違い2：マルチインフォメーションディスプレイ; 違い3：ナノイー機能; 違い4：スピーカーの数; 違い5：後部座席の空調; 特別仕様車 ZS 煌Ⅱはどこが特別？

ヴォクシーの中古車一覧

トヨタヴォクシー 2.0 ZS 煌III 純正10型ナビ・フリップダウンモニター

本体価格

328万円
支払総額

345.6万円

年式：2021年
走行距離：3.4万km
車検：R.8年04月
なし

トヨタヴォクシー 2.0 X 自社ローン愛知名古屋

本体価格

115.8万円
支払総額

123万円

年式：2014年
走行距離：14万km
車検：検なし
なし

トヨタヴォクシー 2.0 X サイドリフトアップシート福祉車両両側電動ドアフリップダウン

本体価格

159万円
支払総額

168.9万円

年式：2014年
走行距離：2.8万km
車検：R.7年08月
なし

トヨタヴォクシー 2.0 X 車検整備付/左パワスラ/キーレス

本体価格

95万円
支払総額

110万円

年式：2014年
走行距離：7.5万km
車検：車検整備付
あり

トヨタヴォクシー 1.8 ハイブリッド ZS 煌II レンタカーアルバイン11ナビリア12.8

本体価格

223.8万円
支払総額

234.9万円

年式：2016年
走行距離：8.1万km
車検：R.7年09月
なし

トヨタヴォクシーの中古車一覧を見る

そもそもトヨタヴォクシーってどんなクルマ？

トヨタヴォクシーは、同じトヨタのノア・エクスファイアとエンジンやトランスミッションが共有された兄弟車の関係で、外観を始めとしたコンセプトで差別化されています。トヨタヴォクシーはその中でもスタイリッシュなデザインをしており、若い世代を中心にファミリーカーとして人気があります。

車両寸法は全長4,700mm×全幅1,735mm×全高1,825mmなのでトールボディーな5ナンバー車だと言えます。車内の寸法は車内長2,930mm×車内幅1,540mm×車内高1,400mmとなっており、広々とした空間を確保しています。さすがはトヨタの売れ筋ファミリーカーといったところでしょうか。

続いて主要スペックを見ていきましょう。トヨタヴォクシーの動力機関はハイブリッドモデルとガソリンモデルの2種類があります。グレードはZSとVの2種類があり、それぞれのグレードに、ハイブリッドモデルとガソリンモデルが用意されています。

・ハイブリッドモデル

エンジン排気量は1.8L。最高出力は73kW(99PS)/5,200rpmとモーターの660kW(82PS)、最大トルクは142Nm(14.5kgfm)/4,000rpmとモーターの207Nm(21.1kgfm)となっています。燃料消費率(JC08モード)は22.8km/Lです。

・ガソリンモデル

エンジン排気量は2.0L。最高出力は112kW(152PS)/6,100rpm、最大トルクは193Nm(19.7kgfm)/3,800rpm、燃料消費率(JC08モード)は16.0km/Lです。

ヴォクシーZSとVグレードの機能の違い

違い1：クルーズコントロール

トヨタヴォクシーのZSグレードとVグレードの違いの一つが、クルーズコントロール機能の有無。クルーズコントロールとは、アクセルを操作しなくても事前に設定した速度で自動的に走行してくれる機能の事です。ヴォクシーでは、前走車を検知して自車の速度を調整する機能を持たないタイプのクルーズコントロールが装備されています。

しかし、トヨタヴォクシーにこのクルーズコントロールが標準装備されているのは、下位モデルのVグレードのみ。残念ながら最上位モデルZSグレードでは、クルーズコントロールがなぜか標準装備されていません。

トヨタヴォクシーのZSグレードは、ガソリン車でも乗り出し価格で280万円するクルマです。現在、ホンダ N-BOXなどのNシリーズでもグレードによってはクルーズコントロールは、標準装備されています。

軽自動車でも装備されている機能が付いていないのは、欠点・デメリットでしかありません。実際に私の友人のヴォクシーオーナーは、ZSグレードを購入後に「やっぱりクルーズコントロールが欲しかった」と、残念がっていました。

長距離ドライブを頻繁にする人にとっては、このクルーズコントロールの有無は大きいようです。

違い2：マルチインフォメーションディスプレイ

またトヨタヴォクシーZSグレードとVグレードの違いの一つが、インパネ中央上部に表示されるマルチインフォメーションディスプレイのデザイン・性能。

最上位モデルのZSグレードのマルチインフォメーションディスプレイが3.5インチのモノクロ画像になっているのに対し、内装の機能・装備が充実しているVグレードは4.2インチサイズのTFTカラーのマルチインフォを採用。

そのため、ZSグレードで採用されているモノクロのマルチインフォメーションディスプレイと、Vグレードで採用されているカラーでは、情報量や見やすさが全く異なります。こちらがZSグレードに標準装備されているモノクロのマルチインフォメーションディスプレイです。

やはりモノクロなので、シンプルですね。私は実際にトヨタヴォクシーのZSグレードとVグレードのマルチインフォメーションディスプレイを見比べる事ができたのですが、やはりカラーの方が格段に良かったです。

ちなみに、ZSグレードでもメーカーオプションのナビを装備すると、4.2インチのTFTカラーのマルチインフォメーションディスプレイが標準装備されます。また、ハイブリッド車のZSグレードでは、カラーのマルチインフォメーションディスプレイが標準装備されます。

ZSグレードに装備されているモノクロのマルチインフォメーションディスプレイとカラーのマルチインフォメーションディスプレイでは、見た目の雰囲気が全く異なります。

やはりZSグレードの方が安っぽい感じがあります。ZSグレードを試乗する際は、このマルチインフォメーションディスプレイの見やすさやデザイン性もしっかりと確認してみてください。

違い3：ナノイー機能

また、トヨタヴォクシーのZSグレードとVグレードの違いの一つが、エアコンに装備されているナノイー機能の有無。

パナソニック製の美顔器やエアコン、空気清浄機などでよく耳にするナノイーですが、カンタンに言うと除菌などをしてくれる体や美容に良いイオンの事。ディーラーさんの話によると、ナノイーは菌・ウィルス・花粉だけではなく、肌や髪の保湿など美容効果が期待できるとの事。

トヨタヴォクシーのVグレードでは、エアコンのファンを作動させると、この肌や髪の保湿に役に立つナノイーが運転席の右側の吹き出し口から自動的に放出されるようです。

女性にとっては、この機能は嬉しいですよね。一方、最上位モデルのZSグレードでは、このナノイーが装備されていません。

男性がメインでトヨタヴォクシーを運転するのならそれ程気にならないかもしれませんが、私の妻に確認すると、この違いはかなり大きいようです。女性にとってはナノイー機能が装備されているVグレードの方に魅力を感じるのかなと思いました。

違い4：スピーカーの数

また、トヨタヴォクシーのZSグレードとVグレードの違いの一つが、車内に標準装備されているスピーカーの数。

最上モデルのZSグレードはフロントドアとスライドドア部分に2つずつ合計4スピーカーのスピーカーを装備しているのに対し、Vグレードではさらに2つ多い6スピーカーを採用。そして、Vグレードではフロントドアとスライドドア部分だけではなく、車内の中央あたりの天井に2つのスピーカーを装備。

そのためトヨタヴォクシーのZSグレードよりもクリアで立体的な音質を楽しめるようです。ディーラーさんの話によると、後部座席にディスプレイを装備する場合は、ZSグレードの4スピーカーよりも6スピーカーの方が絶対におススメとの事。

私も以前Vグレードを試乗した際、スピーカーの音を確認してみたのですが、やはり音質は6スピーカーの方が圧倒的に良かったです。特に3列目シートに座った時の聴きやすさは全く違いました。

6スピーカーの方が音質に臨場感があり、ボリュームを上げなくてもエンジン音やロードノイズにスピーカーから流れる音楽が妨げられない感じがして、耳当たりが良かったです。トヨタヴォクシーは車内が広いクルマなので、6スピーカーの方が良いのかなと思いました。

ちなみに、ZSグレードをベースにした特別仕様車煌Ⅱでは、Vグレードと同様に6スピーカーが装備されます。ZSグレードの4スピーカーに満足できなかったら、煌Ⅱの購入を検討するのも良い方法かもしれませんね。

違い5：後部座席の空調

また、トヨタヴォクシーのZSグレードとVグレードの大きな違いが、後部座席の空調。

最上位モデルのZSグレードに装備されているのは、リアクーラーのみ。つまり、後部座席の送風口部分からクーラーの冷たい空気は出てくるのですが、ヒーターの温かい空気は出てきません。

一方、トヨタヴォクシーのVグレードは、リアエアコンが標準装備されているので、後部座席の送風口部分からクーラーの冷たい空気だけではなく、ヒーターの温かい空気も出てきます。

ディーラーさんに車内の暖まり方に違いがあるのか確認したところ、やはり歴然たる差・違いがあるそうです。特に3列目シートの暖まり方・寒さは全く違うようです。もし3列目シートを頻繁に使うのなら、Vグレードの方が良いのかもしれません。

ちなみに、メーカーオプションの寒冷地仕様を注文するとトヨタヴォクシーのZSグレードでもリアエアコンを装備できます。雪国に住んでいる人以外でもリアエアコン目的で寒冷地仕様を注文するお客さんも多いようですよ。

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特別仕様車 ZS 煌Ⅱはどこが特別？

冒頭で少しお話した特別仕様車煌ⅡについてもグレードZS及びハイブリッド、ガソリンの両モデルが用意されています。気になる最上位モデルの特別仕様車 ZS 煌Ⅱは通常のトヨタヴォクシー ZSとはどう違うのでしょうか？

まずわかりやすい違いはフロントグリルでしょう。トヨタのマークからヘッドライトの端まで一貫している太いラインは、ZSモデルではボディーと同色だったためあまり目立ちませんでした。特別仕様車ではシルバーのメッキ塗装がされており、まるで左右に伸びる刀のようです。

ボディーには他にもドアハンドルやミラーにシルバーのメッキ塗装がされていて、より引き締まった印象を受けます。このようにZS 煌ⅡはZSモデルより主張のあるデザインにアレンジされていますが、決してクルマの品を落とさないよう配置が考えられており、高級感を高めたデザインだと言えるでしょう。

煌という名前は随所で煌いているシルバーメッキのエクステリアから名付けられたのかもしれませんね。

ネッツトヨタの人気ミニバン、3代目ヴォクシーのZSグレードとVグレードを比較して、機能・装備の違いを見てきました。エアロパーツを装備して見た目がカッコいいZSグレードですが、機能・装備に関してはVグレードの方が格段に良かったです。

外装・エクステリアなどのデザイン性に優れているZSグレード。機能や装備が優れているVグレード。デザイン性と機能性のどちらを重要視するかでトヨタヴォクシーの選ぶグレードが変わりそうですね。

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