車のマフラーメーカーの種類とそれぞれの良さとは?

マフラー

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車を買うと、まっ先に交換するのがマフラー等の吸排気系パーツではないでしょうか?しかし、いざ調べてみると、いろいろなメーカーから多くの種類のマフラーが販売されているので、正直どれを付けたらよいか迷ってしまいます。大切な愛車に装着するものだけに、失敗はしたくないですよね。そこで今回は、メーカーによって、マフラーはどう違うのか、見ていきたいと思います。
Chapter
そもそも、なぜマフラーを交換するのか?
マフラーメーカーとその特徴
愛車にどんなマフラーが装着できるか調べる方法
失敗しないマフラー選び

そもそも、なぜマフラーを交換するのか?

念願の車を購入し、車選びから解放されたものも束の間。今度は、愛車の個性を主張したり、より性能を上げるため、マフラー交換がしたくなります。しかし、そもそもなぜマフラー交換するのでしょうか。マフラー交換するメリットは、コンピューターやエンジン周りのチューニングと合わせて交換をすると、はっきりとパワーアップが体感できる点にあります。音質や性能、ルックスの変化が体感できます。

エンジンは効率良くガソリンと空気を燃焼させ、排気ガスをスムーズに排出することが重要です。しかし、ノーマルのマフラーは、いろいろなユーザーが使用するので、コストや環境性能、耐久性、音質を考えて自動車メーカーが設計しています。そのため、スポーツカー用のマフラーでも音は控えめ。必ずしも性能だけを重視しているわけではないなく、ユーザーや用途によっては、物足りなさを感じてしまいます。

そういったときにマフラー交換は絶大な効果をもたらします。最近ではアフターパーツといえども車検対応のものが主流です。

マフラーメーカーとその特徴

マフラーを始めとするアフターパーツのメーカーには大きく分けて2種類あります。ワークス系と呼ばれるものと、非ワークス系と呼ばれるアフターパーツメーカーです。ワークス系はメーカー直系などと呼ばれることもあります。

ワークス系というのは、自動車メーカー直系の関連会社で、TRD(トヨタ自動車)、ニスモ(日産自動車)、無限(本田技研工業)、STI(富士重工)等が有名です。自動車メーカーの直系ですので、その自動車メーカーで販売している車のアフターパーツだけを手がけています。非ワークス系は、自動車メーカーの直系ではないため、自動車メーカー各社のアフターパーツを開発、販売しています。

ここで、主なマフラーメーカーの特徴を見ていくことにします。

(1)ワークス系
①TRD…トヨタ自動車グループの一社。レースで培った技術を生かしたトヨタ車用のチューニングパーツやカスタマイズパーツの製作、販売を行っています。
②ニスモ…日産自動車の連結子会社でモータースポーツ向け自動車部品の設計・製造・販売、レースへの参画などを行う会社。レースでの経験・技術を生かした市販車用のパーツ類も製造・販売しています。
③無限…ホンダ車用アフターパーツの製造販売やレース用エンジンの開発製造を行っています。
④STI…富士重工業(スバル)の連結子会社で、モータースポーツへの参画やパーツ開発・販売などを行う会社です。

(2)非ワークス系
①APEX…チューニングパーツメーカーの古参として有名で、主にステンレス製マフラーを販売。対応車種が多いのも特徴です。
②HKS…大手チューニングパーツメーカー。幅広いラインナップが揃っています。
③オートエクゼ…マツダ車専門のチューニングパーツメーカー。マツダ車とのマッチングの良さには定評があります。
④カキモトレーシング…車検対応製品から競技用製品まで幅広いラインナップが特徴です。
⑤GP SPORTS…国産スポーツカー向け製品がメインで砲弾タイプが豊富。
⑥5ZIGEN…主にマフラーやアルミホイールの製造・販売を行っています。
⑦Tnabe…足回りのアフターパーツが有名ですが、マフラーも手がけています。
⑧トラスト…吸排気系のラインナップが多彩。フルチタンマフラーの取り扱いも。
⑨藤壺技研工業…マフラーの有名メーカー。自動車メーカーとの共同開発なども手がけ、メーカオプションのスポーツマフラーなど純正品同等品としての販売も行っています。
⑩BLITZ…大きい砲弾タイプの製品が多く、サウンドを楽しめるのが特徴です。

愛車にどんなマフラーが装着できるか調べる方法

マフラー交換を思い立ったものの、愛車にどんなマフラーが装着できるかわからない場合はどうすればいいでしょうか?いくつか方法はありますが、インターネットやカー雑誌で調べるのも一つの手です。特にカー雑誌の広告欄には、どんなパーツがどの車種に装着できるか、適合表が記載されていることも少なくありません。

オートバックスやイエローハット等のカーショップに置いてあるマフラーメーカーのパンフレットを入手して調べる方法もあります。チューニングショップに直接聞いてみるのも手でしょう。

失敗しないマフラー選び

一般論になりますが、ワークス系は自動車メーカーの看板を背負っているため、特に性能と耐久性を重視して、パーツを開発しているように見受けられます。一方、非ワークス系は、性能と価格を重視している傾向にあります。つまり、ワークス系は、性能>耐久性>価格の順に製品開発を重視しているのに対し、非ワークス系は、性能>価格>耐久性の順に製品開発している傾向にあります。

まずは、価格、性能、耐久性のうち自分が最も重視する点は何かを決め、ワークス系にするか、非ワークス系にするか決めることになると思います。そして、価格、性能、用途、ルックス等で自分の最も気に入るマフラーを選択すると良いと思います。友人やインターネットでの評判も参考になるでしょう。


マフラーを始め車のチューニングパーツを選ぶのは、簡単なようで実はとても難しいことです。なぜなら、車は試乗できますが、チューニングパーツは実際装着して、その性能や見栄えを確かめることができないからです。さらに、決して安価ではなく、一度装着してしまうと簡単には交換できません。失敗が許されない点もマフラー選びの難しさに拍車をかけていると思います。

装着してよかったと思えるマフラー選びをするために、値段、ルックス、用途、メーカー等を最大限考慮してじっくり検討したいですね。
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