2000年代の日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞車、あなたならどれを選びますか?
更新日:2024.09.09
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その年のもっとも優秀なクルマが選出される「日本カー・オブ・ザ・イヤー」。2017-2018年は、並みいる国産強豪車を押しのけ、スウェーデンのボルボ XC60が受賞したことでも話題になりました。今回は、2000年以降のカー・オブ・ザ・イヤー受賞車を振り返ってみたいと思います。トップ・オブ・トップを決める選挙があったら、あなたならどれを選びますか?
日本カー・オブ・ザ・イヤーの歴代受賞車
1980年にスタートした日本カー・オブ・ザ・イヤーは、その年の象徴とも言える優れたクルマを表彰する自動車賞です。
日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会(雑誌を中心とした37媒体)が主催となっており、選考方法は”前年の11月1日から当年の10月31日までに日本国内で発表または発売された乗用車すべて”に対し、自動車評論家を中心とする選考委員60名による投票で決定されます。
それでは2000年以降の受賞車両を振り返ってみましょう。
・2000-2001年…ホンダ シビック(7代目)/シビックフェリオ/ストリーム
・2001-2002年…ホンダ フィット(初代)
・2002-2003年…ホンダ アコード/アコードワゴン(7代目)
・2003-2004年…スバル レガシィ(4代目)
・2004-2005年…ホンダ レジェンド(4代目)
・2005-2006年…マツダ ロードスター(3代目)
・2006-2007年…レクサス LS460
・2007-2008年…ホンダ フィット(2代目)
・2008-2009年…トヨタ iQ
・2009-2008年…トヨタ プリウス(3代目)
・2010-2009年…ホンダ CR-Z
・2011-2010年…日産 リーフ(初代)
・2012-2011年…マツダ CX-5(初代)
・2013-2012年…VW ゴルフ(7代目)
・2014-2015年…マツダ デミオ(4代目)
・2015-2016年…マツダ ロードスター(4代目)
・2016-2017年…スバル インプレッサスポーツ/インプレッサG4
・2017-2018年…ボルボ XC60
あらためて見てみると、なんだか懐かしいクルマや、意外なクルマがランクインしています。そのなかで、印象的なモデルを何台かピックアップしてみました。
日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会(雑誌を中心とした37媒体)が主催となっており、選考方法は”前年の11月1日から当年の10月31日までに日本国内で発表または発売された乗用車すべて”に対し、自動車評論家を中心とする選考委員60名による投票で決定されます。
それでは2000年以降の受賞車両を振り返ってみましょう。
・2000-2001年…ホンダ シビック(7代目)/シビックフェリオ/ストリーム
・2001-2002年…ホンダ フィット(初代)
・2002-2003年…ホンダ アコード/アコードワゴン(7代目)
・2003-2004年…スバル レガシィ(4代目)
・2004-2005年…ホンダ レジェンド(4代目)
・2005-2006年…マツダ ロードスター(3代目)
・2006-2007年…レクサス LS460
・2007-2008年…ホンダ フィット(2代目)
・2008-2009年…トヨタ iQ
・2009-2008年…トヨタ プリウス(3代目)
・2010-2009年…ホンダ CR-Z
・2011-2010年…日産 リーフ(初代)
・2012-2011年…マツダ CX-5(初代)
・2013-2012年…VW ゴルフ(7代目)
・2014-2015年…マツダ デミオ(4代目)
・2015-2016年…マツダ ロードスター(4代目)
・2016-2017年…スバル インプレッサスポーツ/インプレッサG4
・2017-2018年…ボルボ XC60
あらためて見てみると、なんだか懐かしいクルマや、意外なクルマがランクインしています。そのなかで、印象的なモデルを何台かピックアップしてみました。
日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞車①:トヨタ iQ(2008-2009年)
もっとも意外性があったのが、トヨタ iQではないでしょうか。
サイズは、全長2,985mm×全幅1,680mm×全高1,500mmと、軽自動車規格よりも400mm以上短いコンパクトボディ。その生い立ちは、欧州で人気のAセグメントモデルを日本で展開しようとした意欲作でした。
デザインも個性的で、かのアストンマーティンが自社ブランドのAセグメントモデルのベースにしたほどです。
それでいて4人乗車としたため、後部座席の広さはお察しの通り。個性的なデザインと、新たなモビリティ像を提示したという点は多いに評価すべきところです。
サイズは、全長2,985mm×全幅1,680mm×全高1,500mmと、軽自動車規格よりも400mm以上短いコンパクトボディ。その生い立ちは、欧州で人気のAセグメントモデルを日本で展開しようとした意欲作でした。
デザインも個性的で、かのアストンマーティンが自社ブランドのAセグメントモデルのベースにしたほどです。
それでいて4人乗車としたため、後部座席の広さはお察しの通り。個性的なデザインと、新たなモビリティ像を提示したという点は多いに評価すべきところです。
日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞車②:ホンダ CR-Z(2010-2011年)
デビュー前には、CR-Xの再来!ひさびさのホンダ謹製ホットハッチ!! として期待されたCR-Z。
しかし蓋をあけてみると、そのスポーツカー然としたエクステリアデザインには、1.5L自然吸気エンジン+モーターというハイブリッドユニット(LEA型 1.5L 直4 SOHC i-VTECエンジン)を搭載。スポーツモデルを期待したユーザーは、見事に肩透かしをくらった格好になりました。
しかし、環境に負荷を極力かけない新しい時代のスポーツカーという本来のコンセプトは、NSXやポルシェ918などの発売に少なからず影響を与えているのではないでしょうか?
しかし蓋をあけてみると、そのスポーツカー然としたエクステリアデザインには、1.5L自然吸気エンジン+モーターというハイブリッドユニット(LEA型 1.5L 直4 SOHC i-VTECエンジン)を搭載。スポーツモデルを期待したユーザーは、見事に肩透かしをくらった格好になりました。
しかし、環境に負荷を極力かけない新しい時代のスポーツカーという本来のコンセプトは、NSXやポルシェ918などの発売に少なからず影響を与えているのではないでしょうか?
日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞車③:日産 リーフ(2011-2012年)
内燃機に依存しない本格的EV、日産 リーフの登場は衝撃的でした。好悪わかれるエクステリアデザイン、約200kmの航続距離など、未成熟な印象があったものの、EVがカー・オブ・ザ・イヤーを受賞したという意味で、まさに転換期の1台でした。
現在2代目モデルが好評を博していますが、まさにその礎となったモデルであり、また日本の”充電インフラの普及”に貢献したEVとして、エポックメイキングな1台でもあるといえます。時代が変化する波を感じさせる、その存在感が選考理由といえそうです。
現在2代目モデルが好評を博していますが、まさにその礎となったモデルであり、また日本の”充電インフラの普及”に貢献したEVとして、エポックメイキングな1台でもあるといえます。時代が変化する波を感じさせる、その存在感が選考理由といえそうです。
日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞車④:マツダ ロードスター(4代目)(2015年)
日本のみならず世界中にファンの多いマツダ ロードスター。その最新モデルとなっている4代目NDは、モデルチェンジの度にパワーアップ、大型化してきたこれまでの進化から、初代モデルへの原点回帰を打ち出したモデルでした。
低く構えたオーバーハングが目を惹く”魂動デザイン”をはじめ、なにより初代モデルと同等の990kgという軽量ボディに、パワーユニットもダウンサイジングを決行、直噴1.5LガソリンエンジンSKYACTIV-G 1.5を搭載し、軽快感と人馬一体感に拘ったバランス良いモデルに仕上がっています。
ただでさえ成功の難しい、2シーターオープンモデルでの唯一の商業的成功モデルとしても大いに評価すべき1台です。
低く構えたオーバーハングが目を惹く”魂動デザイン”をはじめ、なにより初代モデルと同等の990kgという軽量ボディに、パワーユニットもダウンサイジングを決行、直噴1.5LガソリンエンジンSKYACTIV-G 1.5を搭載し、軽快感と人馬一体感に拘ったバランス良いモデルに仕上がっています。
ただでさえ成功の難しい、2シーターオープンモデルでの唯一の商業的成功モデルとしても大いに評価すべき1台です。
日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞車⑤:ボルボ XC60(2017年)
最後に紹介するのは、ボルボ XC60です。「日本カー・オブ・ザ・イヤーなのになぜ輸入車が?」という批判の声もあがっているようです。
かつては国産車と輸入車(こちらはインポートカーオブザイヤー)を区別して選考していたのですが、2002年から日本で販売されているクルマに対して平等に評価する、という基準に変更になったため、輸入車も選考対象となっているのです。
さておき、このXC60が受賞できたのには、ここ日本でも本格的なSUV人気が定着しているなかで極めて美しいスカンジナビアデザインを与えられたこと、そして素晴らしいパワーユニットを搭載していることが評価されました。
ただし、そのウラには本命と目されていた新型 日産 リーフが、日産の検査不正問題で選考を辞退(スバルも同様に辞退)しており、その結果、2017-2018年の日本カー・オブ・ザ・イヤーは、混戦となったのでした。そのなかでボルボ XC60が選ばれたのも、非常に興味深いことかもしれませんね。
来年はどんなモデルが受賞するのか、非常に楽しみでもあります。
かつては国産車と輸入車(こちらはインポートカーオブザイヤー)を区別して選考していたのですが、2002年から日本で販売されているクルマに対して平等に評価する、という基準に変更になったため、輸入車も選考対象となっているのです。
さておき、このXC60が受賞できたのには、ここ日本でも本格的なSUV人気が定着しているなかで極めて美しいスカンジナビアデザインを与えられたこと、そして素晴らしいパワーユニットを搭載していることが評価されました。
ただし、そのウラには本命と目されていた新型 日産 リーフが、日産の検査不正問題で選考を辞退(スバルも同様に辞退)しており、その結果、2017-2018年の日本カー・オブ・ザ・イヤーは、混戦となったのでした。そのなかでボルボ XC60が選ばれたのも、非常に興味深いことかもしれませんね。
来年はどんなモデルが受賞するのか、非常に楽しみでもあります。