大雪で駐車スペースの屋根が潰れた場合、自動車保険でカバーできる?

雪 屋根

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2018年の冬は、日本列島の上空が強い寒気に覆われ、各地で例年よりも多い積雪が記録されています。そのため雪国では、家を守るための雪下ろしが毎日のように行われているといいます。そんな雪ですから、それなりに積もると車の屋根にも影響がありそう。もしも雪の重みで車の屋根がつぶれてしまった場合、自動車保険でカバーすることは可能なのでしょうか?
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雪は予想以上に重い
雪などの自然災害が保証されるのは車両保険だけ
雪で保険金が支払われる例

雪は予想以上に重い

ふわふわしていて、軽いイメージのある新雪ですが、まとまれば1立方メートル当たり150kg以上と非常に重くなります。固められている雪では、なんと500kg以上にもなると言います。それほどの雪が車の上に降りかかれば、屋根がへこんだり窓ガラスが割れてしまうかもしれません。

屋根付きの駐車スペースの屋根が雪の重みで破損すると、車に落下する衝撃はかなりのものでしょう。このように雪によって車が破損した場合、自動車保険は使えるのでしょうか?

雪などの自然災害が保証されるのは車両保険だけ

雪などの自然災害で車を補償してくれるのは、任意保険のなかの車両保険です。他にも、洪水やいたずら、落下物による破損などでも保険金が支払われます。ただし、地震、噴火、津波といった自然災害の場合は、別途特約を付帯する必要があります。

また、車両保険には一般タイプと限定タイプがあり、限定タイプは、自損事故やあて逃げ、転覆や転落といったケースでは適用されない、その名のとおり補償範囲を絞ったものになりますが、雪の重みで車の屋根がつぶれるといった場合は、一般タイプ、限定タイプいずれでも適用されます。

雪で保険金が支払われる例

大雪により、保険金が支払われるのは、雪の重みで屋根がへこんだり、駐車スペースの屋根が破損して車が損傷した場合。あとは雪崩の場合でも保険金が支払われます。

支払われる金額は、設定した車両保険の保険金額から免責金額を引いた金額が上限となります。たとえば、車両保険の保険金額が200万円で免責金額が10万円だった場合。車の修理費用が100万円だったとすると90万円が保険金として支払われます。その際の保険等級は、ダウンします。

また、保険会社で修理が不可能と判断した場合(全損)は、設定した保険金額全額が支払われます。

とはいえルーフの修理を行うと、最悪の場合(交換されているなど)、修復歴ありとなり、手放すときの査定金額に影響がでますから、なるべくトラブルは未然に防ぎたいものです。

そういった雪による被害を防ぐためには、車や駐車場の屋根の雪おろしを行うなど、日ごろの気遣いが重要になってきます。雪おろしの際には、ご自身の事故にくれぐれも注意してください。

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