マフラー交換のメリットと注意点【初心者向けDIYガイド】
更新日:2025.07.22

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マフラーを交換すると、排気音のサウンドが変わり、リアビューの見た目もスポーティになるといったメリットがあります。排気効率の向上によるエンジン性能アップも期待できます。
また、ショップに依頼すると工賃で高くつきますが、自分で交換すればコスト節約でき、愛車を自分で手がける楽しさも味わえます。
また、ショップに依頼すると工賃で高くつきますが、自分で交換すればコスト節約でき、愛車を自分で手がける楽しさも味わえます。
交換前に必読!法規制と車検クリアのポイント
マフラー交換は、道路運送車両法で定められた騒音・排ガス基準を必ず守る必要があります。特に騒音規制は年式によって異なり、非常に重要です。
2016年10月1日以降に生産された自動車には、国際基準と調和した新しい騒音規制が適用されています。この規制の最大の特徴は、交換用マフラーの「加速走行騒音」が、その車に元々装着されていた純正マフラーの騒音値を超えてはならない、という点です。
そのため、単に「音量が〇〇dB以下」というだけでなく、「純正品よりもうるさくないこと」が証明された「性能等確認済表示」(JQRプレートなど)のある車検対応マフラーを選ぶことが必須となります。この表示がないマフラーを装着すると、車検不適合となり、公道を走行できません。
また、年式にかかわらず、装着時に最低地上高9cm以上を確保することや、ガスケットを新品に交換して排気漏れを防ぐことも車検をクリアするための重要なポイントです。
中古マフラーを使う場合は、内部の消音材が劣化して規定値以上に音量が大きくなっていないか、注意が必要です。
2016年10月1日以降に生産された自動車には、国際基準と調和した新しい騒音規制が適用されています。この規制の最大の特徴は、交換用マフラーの「加速走行騒音」が、その車に元々装着されていた純正マフラーの騒音値を超えてはならない、という点です。
そのため、単に「音量が〇〇dB以下」というだけでなく、「純正品よりもうるさくないこと」が証明された「性能等確認済表示」(JQRプレートなど)のある車検対応マフラーを選ぶことが必須となります。この表示がないマフラーを装着すると、車検不適合となり、公道を走行できません。
また、年式にかかわらず、装着時に最低地上高9cm以上を確保することや、ガスケットを新品に交換して排気漏れを防ぐことも車検をクリアするための重要なポイントです。
中古マフラーを使う場合は、内部の消音材が劣化して規定値以上に音量が大きくなっていないか、注意が必要です。
安全に作業するための必須対策
作業は平坦な場所で行い、サイドブレーキと輪留めで車を固定します。ジャッキアップ後は必ずリジッドラック(ウマ)をかけ、決してジャッキだけに頼らないでください。ジャッキが外れて車体が落下する死亡事故も起きているため、安全最優先で作業しましょう。
マフラーやエンジンは高温になるため冷ましてから取り掛かり、必要に応じて耐熱グローブを着用してください。
マフラーやエンジンは高温になるため冷ましてから取り掛かり、必要に応じて耐熱グローブを着用してください。
必要工具と作業ステップ|初心者でもできるDIY手順
STEP1 : 固着ボルトを緩める 固着した接合部ボルトに潤滑剤を吹き付け、フランジ部のボルト・ナットを緩めて外します。
STEP2 : マフラーを車体から取り外す マフラーを支えながらゴム製の吊り具(ハンガー)から外し、車体から取り出します。
STEP3 : 新品マフラーを正確に取り付ける 接合部に新品ガスケットを挟み、新しいマフラーをハンガーに掛けてからボルト類を仮締めします。位置を調整し、均等にボルトを本締めして固定します。
STEP4: エンジン始動で排気漏れを最終チェック 車体を降ろしてエンジンを始動し、接合部から排気漏れ音や異臭がしないか確認します。問題なければ作業完了です。
STEP2 : マフラーを車体から取り外す マフラーを支えながらゴム製の吊り具(ハンガー)から外し、車体から取り出します。
STEP3 : 新品マフラーを正確に取り付ける 接合部に新品ガスケットを挟み、新しいマフラーをハンガーに掛けてからボルト類を仮締めします。位置を調整し、均等にボルトを本締めして固定します。
STEP4: エンジン始動で排気漏れを最終チェック 車体を降ろしてエンジンを始動し、接合部から排気漏れ音や異臭がしないか確認します。問題なければ作業完了です。
初心者が陥りがちな失敗例とその防止策
- ウマ未使用で起こる車体落下トラブル:
ジャッキのみで車体を支えたため落下させてしまうケースです。重大事故につながるので、必ずウマで確実に支えましょう。
- ガスケット再利用が原因の排気漏れ:
古いガスケットを使い回して密閉不良を起こし、排気漏れが発生することがあります。ガスケットはケチらず新品に交換しましょう。
- 爆音マフラー装着による違反リスク:
音量オーバーのマフラーにより整備不良と見なされ、違反切符を切られる恐れがあります。公道では車検対応品を使用しましょう。
- 錆びたボルトを折る固着トラブル:
錆び付いたボルトを無理に回して折ってしまうトラブルです。無理せず浸透剤を使い、それでもダメならプロに外してもらうことも検討しましょう。
失敗しないための購入チェックリスト
- 適合車種・年式と車検対応ラベルの確認:
製品が自分の車の型式・年式に合い、車検対応(保安基準適合)品であることを確認します。
- ガスケット・ボルトなど付属品の有無を確認:
ガスケットやボルト類が付属しない場合があります。必要な部品を用意しましょう。
- 中古マフラーの劣化と音量変化を点検:
中古マフラーは内部劣化で音量が増大していないか注意しましょう。使用期間や走行距離も確認しましょう。
プロに任せるべき3つのシチュエーション
- 工具や作業スペースが確保できない場合
無理せず専門店に依頼することをおすすめします。 - ボルト固着や溶接加工が必要な場合
固着や加工が必要な場合はプロの設備と技術に任せると安心です。 - DIYが不安・安全を最優先にしたい場合
安全に確実に作業したい場合、専門店に依頼するのが賢明です。
正しい知識と準備があれば、マフラー交換は初心者でも可能なカスタムです。安全第一で作業し、愛車にぴったりのマフラーを手に入れてください。