どこにある!? 給油口が隠された車5選
更新日:2024.09.09
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現代の自動車の給油口は、一般的にボディサイドの右または左側後方に設置されています。しかし1970年代までは、思わぬところに給油口が隠されていました。現代では考えられないちょっと変わった場所に設置された給油口を持つ車を紹介します。
その①:トヨペット コロナ
1957年に誕生したトヨペット コロナ(6代目モデルよりトヨタ コロナ)。この初代から4代目モデルまでは、外観に給油口らしきものが確認できません。それもそのはず。4代目モデルまではリアナンバープレートやリアガーニッシュの裏に給油口が隠されていたのです。
当時のシボレーなどアメリカ車の影響や給油口へのいたずら防止、当時は燃料タンクがトランク下に設置されていたため、リアエンドに給油口を設置することが合理的であったためです。
ちなみに1974年に登場した5代目モデルでは、Cピラーの根本に設置されますが、当時はカバーもなく給油キャップをうまく取り入れたデザインになっていました。
当時のシボレーなどアメリカ車の影響や給油口へのいたずら防止、当時は燃料タンクがトランク下に設置されていたため、リアエンドに給油口を設置することが合理的であったためです。
ちなみに1974年に登場した5代目モデルでは、Cピラーの根本に設置されますが、当時はカバーもなく給油キャップをうまく取り入れたデザインになっていました。
その②:トヨペット クラウン
1955年に誕生したトヨペット クラウン(4代目からトヨタ クラウン)の給油口も、セダンやハートトップモデルでは4代目まで、外観に給油口が見当たりません。(ステーションワゴン、バン、ピックアップはボディサイドに設置)
ではどこに隠されていたかと言うと、初代と2代目モデルはリアコンビランプの裏、3、4代目モデルではリアガーニッシュの裏でした。リアコンビランプは片側にヒンジが付いており、それを開けると給油口が現れる仕組みでした。
これもどうやらアメ車の影響だったようです。
ではどこに隠されていたかと言うと、初代と2代目モデルはリアコンビランプの裏、3、4代目モデルではリアガーニッシュの裏でした。リアコンビランプは片側にヒンジが付いており、それを開けると給油口が現れる仕組みでした。
これもどうやらアメ車の影響だったようです。
その③:日産 スカイライン
プリンス時代の初代モデルは、リアナンバープレートの裏に給油口が設置され、2代目、3代目(ハコスカ)モデルではリアウインドウ直下でリアトランクの一部を切り欠いて給油口が設置されていました。
しかし1972年発売の4代目モデル(ケンメリ)の外観には、給油口が見当たりません。ケンメリではCピラーに設置されたエンブレム下に給油口が隠されました。
これはセダン、ハードトップともCピラーを太くし、リアトランクに向かってルーフが下降するヒップダウンデザインに起因するようです。
5代目のジャパンではハコスカ同様、トランク面上部に給油口が移され、6代目ニューマンスカイラインよりボディサイドに給油口が設けられます。
しかし1972年発売の4代目モデル(ケンメリ)の外観には、給油口が見当たりません。ケンメリではCピラーに設置されたエンブレム下に給油口が隠されました。
これはセダン、ハードトップともCピラーを太くし、リアトランクに向かってルーフが下降するヒップダウンデザインに起因するようです。
5代目のジャパンではハコスカ同様、トランク面上部に給油口が移され、6代目ニューマンスカイラインよりボディサイドに給油口が設けられます。
その④:日産 セドリック
1960年に誕生した日産 セドリック。初代モデルはボディサイドに給油口が設けられるものの、1965年発売の2代目モデルではボディサイドに給油口は見当たりません。
2代目モデルの給油口はリアナンバープレート裏に隠され、鍵穴はリアトランクと共通でした。右に回せばトランクが開き、左に回すとナンバーが開閉し給油口が現れたとのこと。同時代のクラウンでは見られない機構で、ユニークですね。
2代目モデルの給油口はリアナンバープレート裏に隠され、鍵穴はリアトランクと共通でした。右に回せばトランクが開き、左に回すとナンバーが開閉し給油口が現れたとのこと。同時代のクラウンでは見られない機構で、ユニークですね。
その⑤:日産 リーフ
給油口が隠されているのは過去の車ばかりではありません。現代の車では、日産 リーフもどこに給油口ならぬ充電ソケットがあるのかわかりづらい車種です。
プリウスPHVなど他の電動自動車は給油カバー下に給油口と充電ソケットが設けられていますが、日産 リーフの場合は車両先頭の日産エンブレムの下に充電ソケットが設けられています。
現代のリーフは例外ですが、過去のモデルで給油口カバーがないのは、ボディの加工技術が低かったことが要因。給油口のカバーひとつにも、自動車の製造技術の進化が見て取ることができるのですね。
プリウスPHVなど他の電動自動車は給油カバー下に給油口と充電ソケットが設けられていますが、日産 リーフの場合は車両先頭の日産エンブレムの下に充電ソケットが設けられています。
現代のリーフは例外ですが、過去のモデルで給油口カバーがないのは、ボディの加工技術が低かったことが要因。給油口のカバーひとつにも、自動車の製造技術の進化が見て取ることができるのですね。