スポーツカーの燃費が悪くなっていく理由とは?
更新日:2024.09.09
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スポーツカーをお持ちの方で、乗っているうちにだんだん燃費が悪くなってきたと感じたことはありませんか?故障でもない限り、燃費性能は大きくは変わらないと思われていますが、乗り方や使い方で燃費が悪化することもあります。スポーツカーの場合は、なにが燃費の悪化に繋がるのでしょうか。
スポーツカーの燃費が悪化した!なぜ?
昔の車にはありませんでしたが、最近はほとんどの車種に燃費計が装備されています。車を購入する際、燃費を気にして選ぶ人も多いでしょう。
燃費が気になるなら、プリウスやアクアを買えばいい…という声も聞こえてきそうですが、スポーツカーであっても見えるところに燃費計がついていると、つい気になってしまうのがドライバーの性というものではないでしょうか。
燃費計がなかった頃は、ガソリンスタンドで満タン、トリップメーターをゼロにして、次にガソリンを入れたときに給油量とトリップメーターの数値から、リッターあたり何km走ったかを計算していました。
点検と同じく、クルマを運転するうえでは大事な儀式であり、燃費からトラブルを発見できることもあります。また、せめて街乗りだけでもいい燃費で走りたいとか、長距離ドライブの時は街乗りとどれくらい燃費が違うんだろうとか、クルマとの付き合いが楽しい時間でした。
とはいえ、よほど細かい性格じゃなければ、燃費の計算なんてそのうち飽きますし、ましてやスポーツカーともなれば、あれこれ考えずにアクセルを踏み込むようになるものです。
燃費が気になるなら、プリウスやアクアを買えばいい…という声も聞こえてきそうですが、スポーツカーであっても見えるところに燃費計がついていると、つい気になってしまうのがドライバーの性というものではないでしょうか。
燃費計がなかった頃は、ガソリンスタンドで満タン、トリップメーターをゼロにして、次にガソリンを入れたときに給油量とトリップメーターの数値から、リッターあたり何km走ったかを計算していました。
点検と同じく、クルマを運転するうえでは大事な儀式であり、燃費からトラブルを発見できることもあります。また、せめて街乗りだけでもいい燃費で走りたいとか、長距離ドライブの時は街乗りとどれくらい燃費が違うんだろうとか、クルマとの付き合いが楽しい時間でした。
とはいえ、よほど細かい性格じゃなければ、燃費の計算なんてそのうち飽きますし、ましてやスポーツカーともなれば、あれこれ考えずにアクセルを踏み込むようになるものです。
スポーツカーの燃費悪化の原因
スポーツカーに乗っていると、燃費が落ちると感じる方は多いようですが、必ずしも正解ではありません。
その車両を買ったばかりは、慣らし運転はもちろんドライバーそのものがクルマとの会話ができてなくて慣らし状態。よくわからないクルマなので、アクセルをやたらと踏み込むことができないものです。
そのような運転ですから、燃費もそれほど悪い数値になることはなく、スポーツカーなのに燃費がいい?などと考えるほどです。それがだんだん慣れてきてアクセルを踏むようになると、当然燃費は悪化していきます。
慣れれば、アクセルを踏んで加速感を味わってみたり、クローズされたスペースで隠れて練習に励んだりと、さまざまなお試しを繰り返して楽しみます。そうやって負荷をかけていては、燃費は悪化する一方です。
その車両を買ったばかりは、慣らし運転はもちろんドライバーそのものがクルマとの会話ができてなくて慣らし状態。よくわからないクルマなので、アクセルをやたらと踏み込むことができないものです。
そのような運転ですから、燃費もそれほど悪い数値になることはなく、スポーツカーなのに燃費がいい?などと考えるほどです。それがだんだん慣れてきてアクセルを踏むようになると、当然燃費は悪化していきます。
慣れれば、アクセルを踏んで加速感を味わってみたり、クローズされたスペースで隠れて練習に励んだりと、さまざまなお試しを繰り返して楽しみます。そうやって負荷をかけていては、燃費は悪化する一方です。
スポーツカーは馴染んでくるとまた燃費が良くなる?
ドライバーは、お試し時期を越えると、次は落ち着いて、効率的な走りをするようになります。
最近の電子制御スロットルだと「クルマにアクセルを通して命令して、最適化したスロットル動作をクルマが考えて行う」という半自動運転になっているので、あまり関係無くなりつつありますが、機械式(おもにワイヤー式)スロットルの場合は、それこそ右足の親指の付け根の力加減程度でもクルマの動きに影響を与えられます。
それがわかると、アレコレとお試しをしていた時とは逆に、どれだけ最小限の操作でクルマを意のままに操れるかというのを自然にやるようになるものです。
このあたりは面倒くさがりなドライバーほど顕著で、ちょっとだけハンドルを切って、アクセルをすっと抜く。いわゆるタックインを利用してクルマのノーズの向きを変えるのですが、これがドライビングの練習になるばかりか、操作も少なく楽なので多用したくなるのです。
そうなるとクルマのスロットル変化も最小限になりますから、結果として最大の効率でクルマを走らせていることになります。ですから、ある程度慣れてくると、またクルマの燃費が良くなっていったりするのです。
最近の電子制御スロットルだと「クルマにアクセルを通して命令して、最適化したスロットル動作をクルマが考えて行う」という半自動運転になっているので、あまり関係無くなりつつありますが、機械式(おもにワイヤー式)スロットルの場合は、それこそ右足の親指の付け根の力加減程度でもクルマの動きに影響を与えられます。
それがわかると、アレコレとお試しをしていた時とは逆に、どれだけ最小限の操作でクルマを意のままに操れるかというのを自然にやるようになるものです。
このあたりは面倒くさがりなドライバーほど顕著で、ちょっとだけハンドルを切って、アクセルをすっと抜く。いわゆるタックインを利用してクルマのノーズの向きを変えるのですが、これがドライビングの練習になるばかりか、操作も少なく楽なので多用したくなるのです。
そうなるとクルマのスロットル変化も最小限になりますから、結果として最大の効率でクルマを走らせていることになります。ですから、ある程度慣れてくると、またクルマの燃費が良くなっていったりするのです。
スポーツカーの燃費悪化の原因は他にもある
燃費が悪化する原因は、ドライバーにあると書いてきましたが、それはあくまでノーマルで整備もマジメに行い続けた場合のはなし。実際には、燃費悪化の要因は他にもあります。
乗り続けているうちに積んだままになっている重い荷物、エンジンオイルの交換をサボったためにオイルフィルターが詰まり気味で抵抗が多い、エアクリなど消耗品の交換をサボっているので吸気効率が悪い、プラグを交換していないので点火効率が落ちる、などなど…。日頃のメンテナンスや消耗品の交換を怠ることが原因で、燃費が落ちることはよくあります。
また、タイヤをハイグリップにしたりインチアップした場合も抵抗が増えます。エアロパーツをつければ空気抵抗増加に重量増、サスペンション交換も場合によってはそれで抵抗が減って効率が上がることもありますが、一般道での燃費にはむしろ恩恵が少ないことのほうが多いでしょう。
きちんと丁寧に乗っていれば、そうそう燃費が落ちることはありません。たいていはクルマの問題ではなくドライバーの問題。日頃のメンテナンスは、大切にしましょう。
とは言え、スポーツカーに乗るならば、燃費などあまり気にしないほうが、楽しいカーライフを送れるかもしれませんね。
乗り続けているうちに積んだままになっている重い荷物、エンジンオイルの交換をサボったためにオイルフィルターが詰まり気味で抵抗が多い、エアクリなど消耗品の交換をサボっているので吸気効率が悪い、プラグを交換していないので点火効率が落ちる、などなど…。日頃のメンテナンスや消耗品の交換を怠ることが原因で、燃費が落ちることはよくあります。
また、タイヤをハイグリップにしたりインチアップした場合も抵抗が増えます。エアロパーツをつければ空気抵抗増加に重量増、サスペンション交換も場合によってはそれで抵抗が減って効率が上がることもありますが、一般道での燃費にはむしろ恩恵が少ないことのほうが多いでしょう。
きちんと丁寧に乗っていれば、そうそう燃費が落ちることはありません。たいていはクルマの問題ではなくドライバーの問題。日頃のメンテナンスは、大切にしましょう。
とは言え、スポーツカーに乗るならば、燃費などあまり気にしないほうが、楽しいカーライフを送れるかもしれませんね。