LEDテープのアレンジ…どこまでなら許される?

LEDテープ

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自動車には、さまざまなランプが装備されており、それぞれに目的があります。また搭載されるバッテリーには容量があり、ランプ類を無闇に追加するとバッテリー上がりというトラブルが待ち受けています。そこで注目されるのが、消費電力の少ないLEDです。では、美しい光を放つLEDテープのドレスアップは、どこまで許されるのでしょうか?
Chapter
手軽に購入できるLEDテープ
LEDテープでライトアップして公道走行は可能?
LEDテープの楽しみ方

手軽に購入できるLEDテープ

LEDテープがドレスアップパーツとして人気です。

LEDテープとは、折り曲げ自由なテープに配線を忍ばせ、複数個のLEDを一定間隔に取り付けたもの。1個のLEDより明るく、色もさまざまで見栄えもします。ネット通販で気軽に購入出来ることも手伝って、人気アイテムになっています。

LEDテープでライトアップして公道走行は可能?

LEDテープを取り付けている車両の多くは、フロントバンパーの開口部に装着しています。色は、青が多数です。これはデイライト目的のようですが、車検に通るのでしょうか?

答えは「ケース・バイ・ケース」。車検に通るか通らないかは、車検場や陸運局、検査担当官の判断により決まってしまうグレーゾーン。というのも、道路運送車両法でLEDテープは、合法とも違法とも規定されていないのです。

同法で規定されている照明の主な保安基準は、「白色または赤色でないこと」「明るさが300カンデラを超えないこと」「点滅したり明度が増減しない」など。

車幅灯と誤認する恐れがあるので、橙・黄色も避けたほうが無難です。さらに、各種灯火類の位置も規定されています。

現行の道路運送車両法内でLEDテープドレスアップを楽しもうとするのなら、フロントグリル開口部に貼り、デイタイムライトとして用いるのが無難というわけです。

逆に上記保安基準に従うかたちで白色LEDテープでヘッドライトハウジングをドレスアップしたり、赤色LEDテープでリヤコンビ内を飾ることもできそうです。しかしリヤコンビにLEDテープを使用したサードパーティー製交換パーツを見つけましたが、ほとんどが競技用で公道走行はできないと説明されています。

LEDテープの公道での使用は、目下のところ道路運送車両法の抜け道と考えたほうが良さそうです。ディーラー車検では通りませんし、あまりに華美なドレスアップだと警察に停止させられることもあります。

外装をLEDテープでドレスアップするのは、法律が追いついてからにしたほうが安全でしょう。

LEDテープの楽しみ方

外装灯火類は自車の安全を確保し、他車に自車の存在や緊急事態を伝えるための大切なアイテムです。車検でLEDテープに難色を示すのも、わからないではありません。

それでも外装をLEDテープでドレスアップしたいのなら、車検を通す必要のない競技車両やイベント用車両で楽しんでみてはいかがでしょうか?

どうしても公道でLEDテープを楽しむのであれば、インテリアに用いるのもひとつの手です。内装照明には保安基準がありませんので、安心してドレスアップを楽しめます。

内装に直接LEDテープを貼るも良し、内張りを外して隙間から光が漏れ、間接照明のように楽しむも良し。アイディア次第で、工夫の幅も広がりそうです。

ただ、外部から見てあまりに華美であったり、緊急停止灯と誤認するような点滅があるとなると警察も黙っていないでしょうから、常識の範囲内で楽しみましょうね。

【動画】LEDテープを取り付けてみた

【YouTuber:SUGI NAMU
「自分の愛車は自分でメンテナンス!できる限りは自分でやります!!」 をモットーに、実際に商品を試して、面白おかしく紹介します。

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