FFスポーツとして生まれ、デートカーとして幕を閉じたホンダCR-X…歴代モデルを振り返ります!

ホンダ CR-X デルソル 3代目

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3代目シビックの派生モデルとして誕生したバラード スポーツCR-Xは、走る楽しさを求めたライトウェイトスポーツ。ところが、3代目では、その立ち位置を大きく変更し、スタリッシュなデートカーとして生まれ変わりました。1983年に生まれ1997年に、その歴史に終止符を打ったホンダCR-Xは、どんなモデルだったのでしょうか?今回は、歴代モデルを振り返りながら紹介していきます。
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(2017年7月24日)
Chapter
初代バラードスポーツCR-X
2代目 CR-X
3代目 CR-X デルソル

初代バラードスポーツCR-X

初代CR-Xは1983年のデビューと同時に「FFライトウェイトスポーツ」という新しいジャンルを打ち立てました。

カタログ上は4人乗りですが、ベースのシビック3ドアよりもホイールベースが150mm以上短く、実質2人乗りの車として扱われていました。

テールエンドをスパッと切り落としたようなスタイルは、デザイン的にも斬新でハッチバックとクーペの中間のような位置づけとなっていました。

ボディは樹脂やポリカーボネートが一部に使用され、800kg前後と軽量に作られていたことも大きな特徴です。

エンジンは、1.3L、1.5L、1.6L(マイナーチェンジによりSiを追加)の3タイプ。トランスミッションは、3速AT、5速MTが選択できました。

2代目 CR-X

初代CR-Xは人気を収め、1987年に2代目へとバトンタッチ。先代のファストバックスタイルを踏襲しつつもワイド&ローが強調され、より伸びやかでクーペに近いスタイリングとなりました。

また、後方視界を確保するためにエクストラウィンドウが採用されたのも大きなトピックです。エクストラウィンドウとは、近年ではプリウスやインサイトにも採用されている、リアウィンドウとは独立した窓のことです。

また、現代のFF車では見られない、前後共にダブルウィッシュボーン式サスペンションという豪華な足回りを採用。パワートレインは1.5L、1.6L、1.6L VTECエンジンに、4ATもしくは5MTが組み合わせられました。

3代目 CR-X デルソル

3代目CR-Xは、それまでとは大きく流れを変えることになります。ファストバックスタイルをあらため、トランストップと名付けられたアルミ製ルーフを持つ2人乗りのオープンカーへと生まれ変わりました。

トップの開閉は電動で、ルーフをトランク上部のホルダーに格納する独特な構造を持っていました。一見オープンカーとは思えないスタイルも、人気の理由です。

3代目モデルでは搭載エンジンをすべてVTEC化。1.5L、1.6Lと高出力版1.6Lの同じく3グレード展開。CR-Xのネーミングはこの代まで続き1997年に生産を終了しました。

その後、2010年にCR-Xの後継車種とも言われるハイブリッドスポーツモデルのCR-Zが発売されます。裁ち落とされたテールエンドこそ初代-2代目に通じるものがありますが、ベースやメカニズムは大きく異なっていました。

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