ホットハッチという言葉が流行った80年代のコンパクトカー5選

マツダ ファミリア GT-X
80年代はホットハッチが盛り上がりました。実用的な3ドアハッチバックモデルに高性能エンジンを搭載し、スポーツクーペにも負けない走行性能を秘めたマシン。それがホットハッチです。そんな80年代の国産車ホットハッチを振り返ってみましょう。
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(2017年7月24日)
Chapter
①トヨタ スターレット ターボS
②日産 マーチ スーパーターボ
③ホンダ シビック Si
④マツダ ファミリア GT-X
⑤トヨタ カローラFX GT

①トヨタ スターレット ターボS

スターレット史上、初のFF車となった3代目EP71型。1984年にモデルチェンジされ「かっとびスターレット」の愛称で親しまれました。

デビュー当初は1.2L直4SOHC12バルブ(吸気2、排気1)を搭載。SiおよびRiグレードには、電子制御燃料噴射(EFI-D)を搭載し、最高出力93psを発揮します。

その後、1986年1月にはインタークーラー付ターボエンジンを追加。相当なじゃじゃ馬と噂されたモデルです。それを意識したのか定かではありませんが、このターボSには最高出力を抑えるローモード(91ps)を選択できるスイッチが備わっていました。また、「韋駄天」の愛称が付けられ、シリーズを通して走行性能の高さを謳っていました。

【主要スペック】
●全長×全幅×全高:3,700mm×1,590mm×1,380mm
車両重量:800kg
●エンジン:2E-TE型 1.2L直4SOHCインタークーラー付ターボエンジン
●最高出力:105ps/6,000rpm
●最大トルク:15.3kgm/3,600rpm
●タイヤサイズ:175/60R 14

②日産 マーチ スーパーターボ

初代マーチに設定されていた競技専用車スーパーターボを、一般向けに販売したモデル。排気量は、ノーマル車の987ccに対して、約60ccダウンの930cc。これは、当時の国際モータースポーツ規約やラリー規約に定められたターボ係数を乗じても、1,600ccクラスで戦えるようするための配慮でした。

スーパーターボに搭載されたMA09ERT型エンジンは、ターボとスーパーチャージャーのツインチャージャー式で、最高出力110ps/6,400rpm、最大トルク13.3kgm/4,800rpmを発生。低回転ではスーパーチャージャーが、高回転ではターボが加給し、全域でパワー感溢れるエンジンでした。

【主要スペック】
●全長×全幅×全高:3,785mm×1,560mm×1,395mm
車両重量:770kg
●エンジン:MA09ERT型 0.9L直4SOHCターボスーパーチャージャーエンジン
●最高出力:110ps/6,400rpm
●最大トルク:13.3kgm/4,800rpm
●タイヤサイズ:175/65R 13
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③ホンダ シビック Si
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