中古台数わずか数台!? ポルシェ968ってどんな車?スペックは?

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ポルシェ968は、アメリカ市場で大ヒットとなった944の後継として発売され、1995年まで生産された4シーターのFRクーペです。1972年にデビューした924から続く、水冷4気筒エンジン+トランスアクスル方式を継承した、ポルシェ最後のFRスポーツとなりました。
Chapter
ポルシェ968とはどんな車?
ポルシェ 968のスペックは?
ポルシェ968の中古価格について

ポルシェ968とはどんな車?

ポルシェ968は、944 S2の後継として、1992年から日本に導入され、1995年まで輸入されたスポーツカーです。

フロントエンジンながら、ミッションをエンジンから切り離し、リアに配置するトランスアクスル方式を採用するポルシェFRスポーツ最後のモデルです。

多くのボディパーツが先代モデルから継承されていますが、新規のパーツもあり、968のフロントデザインはより洗練され、その一部は後のポルシェ911(タイプ993)を先駆ける先鋭的なものでした。

ボディタイプは、2ドアクーペおよび、カブリオレの2種で乗車定員は4名。電動開閉式の幌を採用し、スタイリッシュにまとめられたカブリオレのリアビューはクーペとはまた違った表情を見せており、クーペ以上の人気を誇りました。

このほか、93年より導入された968CS(クラブスポーツ)は、専用のシートやホイールを装備するほか、後席が取り除かれるなど、軽量化も図られたスパルタンなピュアスポーツモデルでした。

ボディサイズは、全長4,320mm×全幅1,735mm×全高1,275mm、ホイールベース2,400mm。カブリオレモデルも同様の数値となります。

また、限定生産車として、968ターボS(305ps)、968ターボRS(337ps)、というハイスペックなモデルも販売されました。価格はそれぞれ1,740万と2,230万円、とスーパーカー並みの高級スポーツモデルでした。

ポルシェ 968のスペックは?

ポルシェ968の駆動方式はフロントエンジン・リアドライブのFRです。当時のポルシェといえば、911にイメージが強く、当時はFRの968(924/944系)はポルシェらしくないという声も少なくなかったようです。

エンジンは、944S2譲りの2,990cc 直列4気筒DOHC16バルブをベースとして、ポルシェ初となるバリオカム可変インテークカムシャフトコントロールが採用されました。エンジンスペックは、最高出力240ps/6,200rpm、最大トルク31.0kgm/4,100rpmとなっています。

組み合わせるトランスミッションは、ゲトラク製の6速MTとポルシェ初搭載のティプトロニックで、こちらはポルシェ/ZF/ボッシュが共同開発したスポーティなATという位置づけです。

ちなみに台数としてはイージードライブを可能にするティプトロニックが圧倒的に多く、6速MTの968はごくわずかといわれています。

ポルシェ968の中古価格について

発売終了から20年以上経過していることや、日本での販売台数がもともと少なかったこともあって、ポルシェ968の中古車はほとんど流通していない状況です。

ヒットしたのはわずか2台。そのうち1台は価格が応談となっています。(2017年5月時点)
 
前任の994ほどのヒットとはならなかった968は、1995年に生産を終了。その後、世界的大ヒットとなるポルシェ ボクスターにその任を譲りました。

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