ミシュラン新スタッドレス「X-ICE SNOW+」発表 ウェット性能7.3%向上、耐摩耗性能も強化
更新日:2026.05.12
日本ミシュランタイヤは5月12日、新型スタッドレスタイヤ「X-ICE SNOW+」を発表した。発売は2026年8月から順次開始され、16〜22インチまで全97サイズを展開する。
今回の新製品では、従来から定評のある氷雪性能を維持しながら、ウェット性能や静粛性、耐摩耗性能、低燃費性能などを総合的に強化。冬タイヤのトータルパフォーマンスを追求したモデルとして投入される。
今回の新製品では、従来から定評のある氷雪性能を維持しながら、ウェット性能や静粛性、耐摩耗性能、低燃費性能などを総合的に強化。冬タイヤのトータルパフォーマンスを追求したモデルとして投入される。
日本の冬道を想定した“総合性能”
ミシュランによると、日本の冬道は非常に環境変化が大きいという。積雪、アイスバーン、シャーベット、ウェット、ドライ路面など、1回の移動でも路面状況が大きく変わるケースが多い。
そうした背景から、新型X-ICE SNOW+では“雪道だけ強いタイヤ”ではなく、冬全体を快適かつ安心して走れるスタッドレスを目指したとしている。
そうした背景から、新型X-ICE SNOW+では“雪道だけ強いタイヤ”ではなく、冬全体を快適かつ安心して走れるスタッドレスを目指したとしている。
ウェット性能を約7.3%向上
今回の進化で大きなポイントとなるのがウェット性能だ。ミシュランによると、ウェットブレーキング性能は従来モデル比で約7.3%向上したという。
会場スクリーンでは、従来モデルとの比較グラフも表示され、氷雪性能を維持しながらウェット性能を底上げしていることが強調されていた。近年は暖冬傾向もあり、冬でもウェット路面を走る機会が増えている。そうした実際の使用環境を意識した進化と言えそうだ。
会場スクリーンでは、従来モデルとの比較グラフも表示され、氷雪性能を維持しながらウェット性能を底上げしていることが強調されていた。近年は暖冬傾向もあり、冬でもウェット路面を走る機会が増えている。そうした実際の使用環境を意識した進化と言えそうだ。
約25%向上したロングライフ性能
耐摩耗性能も大きく進化した。新型X-ICE SNOW+では、耐摩耗性能を約25%向上。採用された「MAXTOUCH CONSTRUCTION」は、接地圧をより均一化することで偏摩耗を抑制。加速、ブレーキング、コーナリング時でも安定した接地性を実現しているという。
さらに、「ロングラスティングトレッドデザイン」を採用。摩耗後もサイプがしっかり残るフルデプスサイプと、性能変化を抑えたモノコンパウンドにより、“最初の1kmから最後の1kmまで安心感が続く”ことをアピールしていた。
さらに、「ロングラスティングトレッドデザイン」を採用。摩耗後もサイプがしっかり残るフルデプスサイプと、性能変化を抑えたモノコンパウンドにより、“最初の1kmから最後の1kmまで安心感が続く”ことをアピールしていた。
転がり抵抗も低減、低燃費性能を強化
新型X-ICE SNOW+は転がり抵抗も約5.6%低減した。これにより、燃費性能向上に加え、CO2排出量削減にも貢献するとしている。
発表会では、ミシュランが掲げる「すべてを持続可能に」という企業ビジョンについても紹介され、環境性能への取り組みも強く打ち出されていた。
発表会では、ミシュランが掲げる「すべてを持続可能に」という企業ビジョンについても紹介され、環境性能への取り組みも強く打ち出されていた。
静粛性も向上
静粛性向上も今回の特徴のひとつ。「PIANO Acoustic Tuning Technology」を採用し、異なるサイズのブロックを最適配置することで、不快な周波数帯のノイズ低減を図っている。
プレゼンではノイズ比較グラフも表示され、従来より快適性を重視していることがうかがえた。
プレゼンではノイズ比較グラフも表示され、従来より快適性を重視していることがうかがえた。
雪の結晶をモチーフにした新デザイン
デザイン面では、新サイドウォールデザインを採用。雪の結晶をモチーフにした意匠が与えられ、プレミアム感を演出している。
サイズラインナップは16〜22インチと幅広く、コンパクトカーからSUVまで多様な車種へ対応する。
サイズラインナップは16〜22インチと幅広く、コンパクトカーからSUVまで多様な車種へ対応する。
雪だけではなく、冬そのものを快適にするスタッドレスへ
今回の「X-ICE SNOW+」で印象的だったのは、ミシュランが“冬タイヤの総合性能”をかなり重視していることだ。
これまでのスタッドレスは、氷雪性能を最優先する一方で、ウェット性能や静粛性、ライフ性能などはある程度割り切るモデルも少なくなかった。しかし新型X-ICE SNOW+では、ウェット性能やロングライフ性能、静粛性、低燃費性能といった、日常使いに直結する部分までしっかり強化されている。
特に近年は暖冬傾向もあり、冬でも乾いた路面やウェット路面を走るシーンが増えている。そうしたリアルな使用環境を見据えて開発されている点も、このタイヤの大きな特徴と言えそうだ。X-ICE SNOW+は、これからのスタッドレスタイヤが目指す方向性を示す1本になりそうだ。
これまでのスタッドレスは、氷雪性能を最優先する一方で、ウェット性能や静粛性、ライフ性能などはある程度割り切るモデルも少なくなかった。しかし新型X-ICE SNOW+では、ウェット性能やロングライフ性能、静粛性、低燃費性能といった、日常使いに直結する部分までしっかり強化されている。
特に近年は暖冬傾向もあり、冬でも乾いた路面やウェット路面を走るシーンが増えている。そうしたリアルな使用環境を見据えて開発されている点も、このタイヤの大きな特徴と言えそうだ。X-ICE SNOW+は、これからのスタッドレスタイヤが目指す方向性を示す1本になりそうだ。