フィスカーカルマとはどんな車？テスラのライバルになるはずが...

更新日：2024.09.19

※この記事には広告が含まれます

現在、高級EVを生産するメーカーとして有名な会社がテスラ・モーターズであることは多くの人が頷けると思います。しかし、数年前まではこのマーケットはテスラの独壇場ではありませんでした。テスラのライバルとして、あるメーカーが存在していたのです。その名はフィスカー・オートモーティブ。アメリカの高級EVメーカーと言えば、テスラとフィスカーでした。
しかし、現在フィスカーの名はあまり聞くことがありません。フィスカーに一体何が起こったのでしょう？

Chapter: フィスカーのフラグシップモデルは？; 技術のテスラVSデザインのフィスカー; 数々の有名人も注目; 大きな壁; 再出発へ

フィスカーのフラグシップモデルは？

フィスカーが開発・生産した唯一の車がカルマです。アルミ素材が多用され、1台あたり10万ドル（当時の日本円に換算すると約800万円）の高級PHV車として誕生しました。実際に販売が始まったのはアメリカでは2011年、欧州では2012年からで日本では販売されませんでした。

技術のテスラVSデザインのフィスカー

フィスカーが販売されると、「技術のテスラVSデザインのフィスカー」として世界から注目されました。

そもそも、フィスカーの創立者であるヘンリック・フィスカー氏はアストンマーチンの有名な自動車デザイナーでした。そのため、自然とカルマはデザインに重きが置かれ、外装や内装のデザインで高い評価を受けました。一方で高級EVにもかかわらず、燃費はトヨタのプリウスと同程度ということで性能はイマイチでした。