【イベントレポート】Uncertain Logic Vol.2開催!厳選135台のカスタムカーが埼スタに集結
更新日:2025.11.25
新世代のストリートカーカルチャーイベントとして注目される「Uncertain Logic(アンサーテインロジック)」。その最新回となる「Uncertain Logic Vol.2」が、2025年11月24日、埼玉スタジアム2002 南門エントランスゾーンで開催された。
今回は約290台の応募の中から、運営の厳正な審査を通過した135台が集まった。派手さで盛り上げるのではなく、丁寧に作り込んだカスタムを“魅せる”大人の余裕を感じさせるイベントを取材しました。
今回は約290台の応募の中から、運営の厳正な審査を通過した135台が集まった。派手さで盛り上げるのではなく、丁寧に作り込んだカスタムを“魅せる”大人の余裕を感じさせるイベントを取材しました。
Uncertain Logicとは?その理念と背景
カスタムの“正解がない世界”を表す「不確実な論理」
「Uncertain Logic」は、日本のストリートカーカルチャーを新しい形で発信することを目的に立ち上げられたイベントだ。名前の由来にもなっている“Uncertain Logic(不確実な論理)”とは、カスタムカーの世界にある独特の考え方を表している。
カスタムには一定の法則やセオリーは存在するものの、突き詰めていくほど“正解のない世界”になり、オーナーそれぞれのこだわりや価値観が表現として浮かび上がる。その“掴みどころのない奥深さ”こそがカスタムの魅力であり、Uncertain Logicはその哲学を軸に、新たな価値観を提示する場として展開されている。
中心となっているのは、カスタムシーンで大きな影響力を持つ LEVEL one JAPAN(LoJ)、動画コンテンツで支持を集める JP STREET、フォトグラファーの Fruolux。各分野のキーパーソンが集まり、“次世代型”のカーカルチャーイベントとして進化を続けている注目のイベントだ。
カスタムには一定の法則やセオリーは存在するものの、突き詰めていくほど“正解のない世界”になり、オーナーそれぞれのこだわりや価値観が表現として浮かび上がる。その“掴みどころのない奥深さ”こそがカスタムの魅力であり、Uncertain Logicはその哲学を軸に、新たな価値観を提示する場として展開されている。
中心となっているのは、カスタムシーンで大きな影響力を持つ LEVEL one JAPAN(LoJ)、動画コンテンツで支持を集める JP STREET、フォトグラファーの Fruolux。各分野のキーパーソンが集まり、“次世代型”のカーカルチャーイベントとして進化を続けている注目のイベントだ。
これまでのUncertain Logic
Uncertain Logicのスタートは2024年4月に開催されたプレイベント「Vol.0」。この時は招待されたゲストのみが参加可能な完全シークレットイベントであった。
続く「Vol.1」は同年11月、埼玉スタジアム2002で開催され、完全招待制から一般エントリー可能なイベントへと一段階スケールアップした。Awardには「ポルシェ 996C4S」、「日産 R32 GT-R」、「日産 S30Z」の3台が選出され、公認フォトグラファーによるPhotoAwardも実施されるなど、企画面も大きく広がった。
続く「Vol.1」は同年11月、埼玉スタジアム2002で開催され、完全招待制から一般エントリー可能なイベントへと一段階スケールアップした。Awardには「ポルシェ 996C4S」、「日産 R32 GT-R」、「日産 S30Z」の3台が選出され、公認フォトグラファーによるPhotoAwardも実施されるなど、企画面も大きく広がった。
Uncertain Logic Vol.2の様子をレポート
3回目の開催となった「Uncertain Logic Vol.2」は、国産車・輸入車さまざまなジャンルから約290台の応募があり、運営の厳正な審査を通過した135台が埼玉スタジアムに集結した。
Vol.0とVol.1では車両オーナーのみのクローズドのイベントであったが今回は一般来場チケットも販売され、子連れのファミリーの姿も多く見られた。
主催者は「大人のカスタムカーイベントにしたい」という意図を語っており、会場にはカスタムを何周も経験してきたベテラン勢から、勢いのある若いオーナーまで幅広く参加。“誰とも被らない価値観”を持つ車両が集まったことで、Award審査は時間ギリギリまで難航したという。
Vol.0とVol.1では車両オーナーのみのクローズドのイベントであったが今回は一般来場チケットも販売され、子連れのファミリーの姿も多く見られた。
主催者は「大人のカスタムカーイベントにしたい」という意図を語っており、会場にはカスタムを何周も経験してきたベテラン勢から、勢いのある若いオーナーまで幅広く参加。“誰とも被らない価値観”を持つ車両が集まったことで、Award審査は時間ギリギリまで難航したという。
Uncertain Logic Vol.2で注目のAward受賞車両
Uncertain Logic Vol.2では、3つのAwardが設けられ、それぞれ個性の異なる1台が選出された。いずれも“誰とも被らない価値観”を体現しており、イベントの方向性を象徴する車両となっていた。
Behind the Lens Award トヨタ GR86
受賞したトヨタ GR86は、外装は鮮やかで存在感のある仕上がりだが、内装はあえてシンプルにまとめたという1台。内装のプラスチックパーツを黒レザーへ張り替えるなど細部にこだわりが光る。
オーナーは「ドレスアップカーとして作った」と語り、エアサスのタンクやオーディオにも見どころが多いと語った。外観の派手さとは裏腹に、細部の丁寧な作り込みが評価につながった。
オーナーは「ドレスアップカーとして作った」と語り、エアサスのタンクやオーディオにも見どころが多いと語った。外観の派手さとは裏腹に、細部の丁寧な作り込みが評価につながった。
LEVEL one JAPAN Excellence Award ロータス エキシージ
軽量スポーツの代表格であるロータス エキシージを、レーシングカー由来のパーツで仕上げた1台。
オーナーは「走らせると魅せるを両立した仕様」をテーマに、実用性能とビジュアルの両面を高めたと語った。
ストリートとサーキットの中間に位置するような雰囲気があり、LEVEL one JAPANの審査基準に最も合致した完成度を誇ったようだった。
オーナーは「走らせると魅せるを両立した仕様」をテーマに、実用性能とビジュアルの両面を高めたと語った。
ストリートとサーキットの中間に位置するような雰囲気があり、LEVEL one JAPANの審査基準に最も合致した完成度を誇ったようだった。
Paradox Powered Award(総合Award) 日産 フェアレディZ31
「こだわっていないところはない」とオーナーが断言するほど、全方位的に手が入ったZ31。
美しく整えられたエンジンルームには無駄なものは一切なく見る人全員を驚かせていた。まさに総合アワードにふさわしい1台となった。
美しく整えられたエンジンルームには無駄なものは一切なく見る人全員を驚かせていた。まさに総合アワードにふさわしい1台となった。
Uncertain Logicが示した“次の価値観”
会場を歩いて感じたのは、カスタムカーイベントに対する新しい価値観だ。
派手な演出やボリュームで盛り上げるのではなく、オーナーのこだわりや仕上がりの美しさを静かに味わう。そんな“大人のカスタムシーン”が自然に形づくられていた。
各車両の方向性は異なりながらも、「誰とも被らないものを作る」という共通した意識が強く、Uncertain Logicが掲げる“不確実な論理”というテーマが参加車両にも色濃く現れていたように思う。
回を重ねるたびに台数もクオリティも高まっているUncertain Logic。
日本のストリートカーカルチャーが新たなステージへ向かう中で、今後の展開にも期待が高まるイベントだった。
派手な演出やボリュームで盛り上げるのではなく、オーナーのこだわりや仕上がりの美しさを静かに味わう。そんな“大人のカスタムシーン”が自然に形づくられていた。
各車両の方向性は異なりながらも、「誰とも被らないものを作る」という共通した意識が強く、Uncertain Logicが掲げる“不確実な論理”というテーマが参加車両にも色濃く現れていたように思う。
回を重ねるたびに台数もクオリティも高まっているUncertain Logic。
日本のストリートカーカルチャーが新たなステージへ向かう中で、今後の展開にも期待が高まるイベントだった。