Natureが家庭のEV充電用コンセントをスマート化する新デバイス「Nature EV Switch」を発売

Nature
Nature株式会社は、電気自動車の充電用コンセントをIoT化するスマートEV充電コントローラー「Nature EV Switch(ネイチャー イーブイ スイッチ)」を、2025年10月31日(金)より、法人向けに販売を開始しました。
あわせて販売パートナー企業の募集も開始し、多様な連携を通じて、よりスマートなEV充電体験の拡大を目指しています。

製品は、正規取扱企業やパートナー企業を通じて提供され、個人向けの直接販売につきましても、今後の状況を踏まえて検討していくとのことです。

CARPRIME編集部

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Chapter
開発の経緯
「Nature EV Switch」がもたらすスマートな充電体験
「Nature EV Switch」の特徴
① EV充電の可視化
②EV充電の遠隔操作
③ EV充電の自動化・最適化
④ 「Nature Remo E」シリーズと組み合わせて利用するとさらにスマートな充電体験へ
JC-STAR 「★1」の適合ラベルを取得
「Nature EV Switch」製品概要
パートナー企業の募集について
Nature株式会社について
問い合わせ先・出典など

開発の経緯

2050年のカーボンニュートラルの実現に向けて、再生可能エネルギーの導入拡大と柔軟な制御が求められています。
太陽光発電や蓄電池、EVなど、家庭で扱うエネルギーリソースは多様化し、エネルギーを「使う」だけでなく「つくり・貯め・賢く使う」動きが広がりつつあります。

一方で家庭のEV充電には、充電状況の分かりにくさ、契約する料金プランや太陽光発電の効率的利用の難しさ、ブレーカー落ちのリスクなど、さまざまな課題が残されています。
同社は、これまで培ってきたIoT機器の開発技術をEV充電という新たな領域へ拡張し、これらの課題の解決を目指し「Nature EV Switch」を開発したとのことです。

「Nature EV Switch」がもたらすスマートな充電体験

「Nature EV Switch」はEV充電用コンセントと接続し、内蔵のLTE通信機能でクラウドシステムと連携することにより、充電状況のモニタリング遠隔操作タイマーや天気予報に応じたEV充電の自動化・最適化ができるスマートEV充電コントローラーです。
EV充電の利便性向上とエネルギー利用の効率化、さらには家庭の電気代削減に寄与します。

製品は、東京都の「【令和7年度】戸建住宅向け充電設備普及促進事業」における「外付け通信機器」に該当するため、東京都にお住まいの方は申請の上、要件を満たした場合に機器代全額が助成対象となります。

また、本製品は2025年9月4日(木)に「電動車の遠隔充電制御に関する実証開始を合意」にて発表された、東京都「家庭の環境アクション推進事業」に採択されたEVの遠隔充電制御実証実験で活用される予定です。

「Nature EV Switch」の特徴

① EV充電の可視化

これまで把握しづらかった家庭での充電状況を可視化します。
スマートフォンアプリ「Nature Home」からリアルタイムの充電ステータス(充電中 / 待機中 / 停止)や充電経過時間充電量(kWh)を把握できます。
さらに、EV充電に要した電力消費量や電気料金の目安を日・週・月・年単位で確認できます。

②EV充電の遠隔操作

EVに充電ケーブルを挿しておけば「Nature Home」アプリからいつでもどこでも充電をスタート/ストップできます。

③ EV充電の自動化・最適化

「EVタイマー充電」の設定
「Nature Home」アプリからEV充電の開始・終了時刻や曜日を詳細に決められる「EVタイマー充電」を設定できます。
平日/休日などの生活リズムや、夜間の電力利用が割安な電気料金プランに合わせた充電制御を自動で行い、家庭の電力利用を効率化します。

天気予報と連動した充電のオートメーション設定

さらに、天気予報と連動した充電の設定も可能です。
「EVタイマー充電」を設定する際、「晴れのときのみ有効」をオンにすると、設定した時間帯のうち天気予報が晴れの時間帯に自動で充電を開始します。

④ 「Nature Remo E」シリーズと組み合わせて利用するとさらにスマートな充電体験へ

ブレーカー落ち防止機能

家庭で電気を使いすぎて契約容量を超えると、ブレーカーが落ちて停電することがあります。
本製品は、こうしたリスクを防ぐために、充電開始前後の電力消費量をモニタリングし、契約容量を超えるおそれがあると、自動で充電開始時間の調整および充電の停止を行います。
また「Nature Home」アプリ上で警告や通知を行うことで、安全で安心な充電を実現します。

太陽光発電による電力の余剰に応じた自動充電

「売電が発生したら有効」をオンにすると、「EVタイマー充電」で指定した時間帯において、あらかじめ設定した売電量を超えた時に充電を開始します。
充電にかかる買電をなるべく抑え、自家消費率の向上に貢献します。

「Nature Remo E」シリーズは別売です。
これらの機能を利用するには、「Nature Remo E」シリーズとスマートメーターを連携させる必要があります。

JC-STAR 「★1」の適合ラベルを取得

「Nature EV Switch」は、独立行政法人情報処理推進機構の定めるセキュリティ要件適合評価及びラベリング制度(JC-STAR)の「★1(レベル1)」適合ラベルを取得しています。
「エネルギー・リソース・アグリゲーション・ビジネス(ERAB)に関するサイバーセキュリティガイドライン Ver3.0」に準拠しており、ERABでの利用要件を満たした製品になります。

「Nature EV Switch」製品概要

名称
Nature EV Switch(ネイチャー イーブイ スイッチ)
型番 EVSW-6B1
本体サイズ H: 174mm / W: 87mm / D: 54mm
重さ 500g
本体カラー ブラック / ホワイト
定格 単相AC200V 50/60Hz 16A
通信規格 4G LTE (LTE-M)
使用温度範囲 -10°C 〜 40°C
防水・防塵 防雨型 / IP44相当
適合規格 特定計量制度

本製品は特定計量制度の要件に適合していますが、2025年11月6日現在では「Nature Home」アプリ上での計量データの表示機能は実装していません。
特定計量制度に関わる用途での利用を検討されている場合は、問い合わせが必要とのことです。

なお、「Nature EV Switch」の設置には、電気工事および外壁もしくは外構工事が必要となります。
外壁工事の場合、壁穴開けによる埋込設置または露出ボックスを活用した取り付けが可能です。
外構工事では屋外電源コンセント支柱へ設置できます。
また、「Nature EV Switch」のご利用には、別売りのEV充電用コンセント(200V)およびケーブル側に電力の制御装置が搭載されている充電ケーブル(Mode2)が必要です。

パートナー企業の募集について

同社は新製品「Nature EV Switch」の販売・サービスの活用・協業のできるパートナー企業を募集しています。
本製品の販売・サービスでの活用・協業に関しての問い合わせは、法人向けお問い合わせページより受け付けているとのことです。

Nature株式会社について

Nature株式会社は、「自然との共生をドライブする」をミッションに、IoTプロダクトを活用し、再生可能エネルギーへのシフトの実現を目指しています。
2017年にスマートリモコン「Nature Remo」を発売、日本のスマートホーム市場を牽引しています。
2019年に「Nature Remo E」でエネルギーマネジメント事業に参入し、2022年より電力会社向けのデマンドレスポンスサービスの提供を開始しました。
今後は、太陽光パネル・蓄電池・EV等の分散型エネルギーリソース(DER)を最適制御する独自のエネルギーマネジメントプラットフォーム「Nature DER Platform」を構築し、次世代の電力インフラのアップデートに貢献することでエネルギーの新しい未来を創造していくとしています。

社名:Nature株式会社(ネイチャーカブシキガイシャ)
所在地:〒221-0052 神奈川県横浜市神奈川区栄町1-1
設立:2014年12月10日
代表者:代表取締役 塩出 晴海(しおで はるうみ)
事業概要:IoT機器の開発・製造・販売、及びエネルギーマネジメント事業
URL: https://nature.global/

問い合わせ先・出典など

法人向けで、本製品の導入、API利用、共同開発・協業に関する相談などがある場合は、下記より問い合わせが可能です。
https://nature.global/business-contact/

プレスリリース元(PRTIMES):
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000157.000019285.html

商品詳細