CARPRIMEレギュラー陣はどう戦った?『SUPER GT』第4戦 富士を取材してみた!

2025 AUTOBACS SUPER GT Round4 FUJI GT SPRINT RACE
今回のカープライムは、意外にも初めて SUPER GTを取材しました。いつもCARPRIMEに出演して頂いているドライバーやレースアンバサダーの本当の現場に訪れ、彼らたちのレースについてとSUPER GTの当日の模様をお届けします。
Chapter
そもそも「SUPER GT」って何?
『SUPER GT』のルールをおさらいしてみよう
第4戦の『SUPER GT』富士大会はいつもと一味違う!
グッドスマイル 初音ミク AMGをドライブする谷口信輝選手は?
apr GR86 GTをドライブする織戸学選手は?
リアライズコーポレーション ADVAN Zをドライブする松田次生選手は?
KeePer CERUMO GR Supraをドライブする大湯都史樹選手は?
Race1決勝、Race2決勝は?

そもそも「SUPER GT」って何?

JGTC

全日本ツーリングカー選手権を戦うプリメーラ

現在のSUPER GTとは、1994年に開催された全日本GT選手権(JGTC)をルーツに持ちます。
当時は、JTCCと呼ばれる全日本ツーリングカー選手権も同タイミングで開催されていましたが、こちらは2リッター、NAエンジンで4ドアセダンによるレースでしたが、1998年に終了。



1993年にプレシーズンを送り、本格的な運営が開始された1994年より現在とほぼ同じ競技スタイル(2クラス混走、ウェイトハンデ制など)となり、2005年より、FIA公認の国際シリーズとなり現在の名称になりました。

『SUPER GT』のルールをおさらいしてみよう

ここで少し、SUPER GTのルールについて簡単におさらいをしましょう。予選は、ノックアウト方式という方式で行われます。はじめに、Q1と呼ばれるセッションに参加します。GT300クラスは台数が多く、チーム順位に基づいてA組とB組に区分され、それぞれ上位9台の計18台がQ2に進出できます。Q2に進出した18台によりポールポジションを競い、Q2に進出できなかったチームは、Q1の結果をもとに19番以降のグリッドが決定されます。セッションは各組10分間で行われます。

GT500クラスは、Q1には全15台が出走し、上位10台がQ2に進出できます。それ以後の内容はGT300クラスと変わりません。そして、各クラスのポールポジションに対して1点が授与されます。

また、SUPER GTでは、イコールコンディションのレースがシーズンを通して出来るよう工夫がなされています。それがサクセスウェイトとサクセス給油リストリクターの2つになります。もともとGT500クラスで採用されている「燃料流量リストリクター」はエンジン出力自体を絞るものですが、課されたサクセスウェイトが50kgを超えた場合は、「サクセス給油リストリクター」と呼ばれる給油流量リストリクター径の調整を新たに併用します。

また、GT300は、上位15台までが入賞扱いになります。

第4戦の『SUPER GT』富士大会はいつもと一味違う!

2025年のSUPER GT 第4戦 富士大会ではいつものレースとは違いました。それは、史上初となる「スプリントレース方式」を採用し、ドライバー交代なし、給油、タイヤ交換なし、サクセスウエイトのハンデキャップなしという方式を撮りました。

8月2日(土)は、公式予選と35周の決勝レースが行われ、この土曜のレースはGT500、GT300が混走するフォーマットとなりました。8月3日(日)も公式予選が行われ、さらに決勝レースはGT300クラスとGT500クラスに分かれ、それぞれ50分間で競う新たなレース形式となりました。

さて、CARPRIMEレギュラー出演陣はどんな印象で結果だったのか?レース前にインタビューしてみました。

グッドスマイル 初音ミク AMGをドライブする谷口信輝選手は?

Q.今回のレース方式がスプリント方式になりましたがその印象はいかがですか?

A.そうですね。どんな風になるのか、運営側もお客さん側もわからないと思うのである意味楽しみです。ただ、それがノーウェイトってのはどうなの?っていうところはありますが。

というのはシーズンの最初と最後の重りが少ないところで、真ん中地点でそれ以外のチャンスが出るというのが通常なんだけど、そこでノーウェイトがあるというのはちょっとな...と。その点も含めて今回は新しい試みなので、終わってみてみんなの意見や感想を聞いてみたいところですよね。

Q.今シーズンに関しての印象はいかがですか?

A.そうですね、チームの雰囲気とか諸々考えると昨年よりも勝負権があるかなと思っていますので、もちろん出来る限り、シリーズチャンピオンを目指して頑張りたいと思います。

Q.スプリントレースの勝負所を挙げるとすると、どの辺りになりそうですか?

A.そうですね。そこは先にレースをする片岡選手の走りを見て考えたいところですが(谷口さんは翌日のレースを担当されました)、 とはいえ、スタンディングスタートじゃないので、GT500が先にスタートして、GT300が後からスタートして、同じ場所に来たクラスがいるかいないかだけなのでそんなに変わらないけれども、途中で多分1回、多くて2回GT500とGT300絡むかもしれないけど、それがないだけなので、明日はね。

ただ、天気がレース的にもお客さん的にも心配ですね。我々はまだ涼しい部屋に入れるからいいけど、お客さんは大変ですよね。なので、今後もこの暑さだと色々と課題はありそうだなと思います。

apr GR86 GTをドライブする織戸学選手は?

Q.今回のレース方式についての印象はどうですか?

A.うーん、まあでも、2日間終わってみないと何とも言えないね。どっちかというと、お客さんがどう考えるかですね。本来はメカさんが居て、タイヤ交換や給油作業っていうのがあるからね。それに、サクセスウェイトのハンデも無しでしょ?こういうのはエキシビジョンでやればいいんじゃないのかなって気はしましたね。

やっぱりGT500クラスとGT300クラスの混走というのがSUPER GTのレースなんじゃないかなという気はします。それに、2日間のレースなので、お目当てのドライバーが走る日とそうでない日があるから、それもバラバラになってしまうんじゃないかなともちょっとは思いましたね。

リアライズコーポレーション ADVAN Zをドライブする松田次生選手は?

Q.今回のレース方式についての印象はどうですか?

A.フォーマットとしては面白いとは思うんですけど、結構大変だなと。やっぱり、朝が早くからフリー走行、予選、決勝、と進んでいきますし、あとレースをしない日というのがあるので、そこは暇ですね。この方式を採用していくならば、エキシビジョンがいいんじゃないのかなと個人的には思ったりはします。

Q.サクセスウエイトがノーウエイトになる今レースに関してはどうですか?

A.それもちょっと思うことはあって、最終戦ならいいですけど、最終戦じゃなくて3回ノーウエイトがあるというのは微妙だなと。もしやるなら35周とか50分やるから、タイヤ交換がありのほうがよりレースの動きが面白いんじゃないかなと思うんですけどね。

また、オーバーテイクもGT500とGT300がいないときはほとんど無くなっちゃうので、それがどうなのかなと。

Q.タイヤに関してはどうですか?

A.そうですね。まだまだなところはあるなと。ただヨコハマタイヤさんも頑張ってくれているので、昨日も僕は予選6位で、Z勢の中では2番手だったので、そういう意味では良い方向にいけるはいるので、あとはレースをもうちょっと戦えるようにしたいなと思っていますね。

Q.今シーズンの展望としてはどうですか?

A.そうですね。予選はだいぶ良くなってきているので、あとはしっかりレースさえまとめられるように、車も含めて作ることができれば良いと思います。 

KeePer CERUMO GR Supraをドライブする大湯都史樹選手は?

大湯選手には第一レースの翌日にインタビューをしました。

Q.2位、おめでとうございました。今回のレースフォーマットに関してどう感じられましたか?

A.そうですね。新しい試みをやっているということは良いことだと思います。ただその、SUPER GTの元の2人の選手で戦うレースに対しての魅力を感じている人もいるだろうし、プラス給油のピットワークだったりタイヤ交換、のピット作業がが今回ないので。それらがあることによって、駆け引きだったりとか、燃費をセーブするとかタイヤをセーブするとかね、そういうところを考えるレースを面白いと思ってくれる人もいるだろうし。

今回のスプリントの勝負みたいなのがいいっていう人もいるだろし、それぞれですが、こういう試みは良いかと思っています。

Q.では、実際にレースを戦ってみてどうでしたか?実際に戦ってみてどうでした?レースやってみてレース前とレース後って

A.僕ら的には、やることが少なくなったっていうイメージがあるかなと。特別に何かを変えて何かをしなきゃっていうのはないんですけど、どちらかというと見てるお客さんがどうかっていうのが気になるかな。やっぱり短いレースだと、波乱みたいなのはなかなか起きないし、その中でどうやって戦うかっていうところがお客さんに見せるレースという意味でも大事かなと。

特にスプリントの今日は僕は走りませんが、そっちに関してはGT300クラスもいないっていう状況なので、
スプリントのGT500、GT300だけの速さとレースの組み立て方もちょっと変わってくるのでそこのどうやって追い上げていくかっていうところのレースになると思うんですけど、そんなに波乱があるかと言われるとそんなにないと思います。とはいえ、それぞれの面白さはあるかなと思います。

Race1決勝、Race2決勝は?

GT500クラスでは予選2位から巻き返し、No.1 au TOM’S GR Supraの坪井翔選手が、優勝。GT300クラスは、No.777 D’station Vantage GT3のチャーリー・ファグが、予選4位から追い上げ、逆転しての優勝となりました。

Race2は、Race1と違い50分の時間制でクラス別の決勝レースとなりました。GT500クラスでは予選1位からスタートしたNo.14 ENEOS X PRIME GR Supraの福住仁嶺選手が、優勝。GT300クラスはNo.777 D’station Vantage GT3の藤井誠暢選手がポール・トゥ・ウインで、Race1で勝ったチャーリー・ファグ選手に続いてのチーム連勝を果たしました。

ということで、この大会において表彰台に登れたのは、大湯都史樹選手がRace1にて2位を獲得しました。

初の試みということで、賛否両論あったかもしれませんが、こういうことを経て、レースは成長していくと思えます。

なので、2026年度のレースもどのようなフォーマットが待っているのか?今から楽しみです。
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