シビッククーペは国内で販売されるのか!? またタイプRの設定もある!?
更新日:2024.09.09
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2年後の日本導入…再導入が検討されているホンダの新型シビックですが、海外では変わらず大人気です。元々は米国ホンダのオリジナル商品で本国(米国)では大人気のクーペですが、日本では逆輸入で買うしかないのでしょうか。
シビッククーペは日本にも導入されて人気だった
元々2ドアで独立したトランクを持つ2BOXスタイルのショートバックセダンとして生まれ、後に3BOXスタイルの4ドアノッチバックセダンが追加、2代目の「スーパー・シビック」から2BOX車がハッチバックとなったホンダ シビックには、元々クーペなどありませんでした。
それが追加されたのは5代目の「スポーツ・シビック」つまりEGシビックの時で、米国ホンダのオリジナルモデルです。
そのためEG、EKと進化したハッチバック/セダンとは異なりEJ、EM、FGと進化し、2015年にはFCシビックとしてセダンやハッチバックと完全に統合されています。
シビックが世界統一モデルで販売されていたのは6代目の「ミラクル・シビック」の時代までで、7代目の「スマート・シビック」ことEU型以降は地域別に異なるモデルを作るようになりました。
米国版シビックで5代目から存在したシビック・クーペは、EG型シビックの時代に日本にも逆輸入され(EJ1/EJ2型)、人気があったのです。
しかし、そのカッコよさとは裏腹にスポーツ仕様のDOHC VTECエンジンを搭載していませんでした。
また、日本ではクーペどころか3ドアハッチバックすら販売が芳しくなく、EKシビック時代の初期(EJ6型)に1年ほど逆輸入されただけで、その後日本市場では完全に忘れ去られたのでした。
それが追加されたのは5代目の「スポーツ・シビック」つまりEGシビックの時で、米国ホンダのオリジナルモデルです。
そのためEG、EKと進化したハッチバック/セダンとは異なりEJ、EM、FGと進化し、2015年にはFCシビックとしてセダンやハッチバックと完全に統合されています。
シビックが世界統一モデルで販売されていたのは6代目の「ミラクル・シビック」の時代までで、7代目の「スマート・シビック」ことEU型以降は地域別に異なるモデルを作るようになりました。
米国版シビックで5代目から存在したシビック・クーペは、EG型シビックの時代に日本にも逆輸入され(EJ1/EJ2型)、人気があったのです。
しかし、そのカッコよさとは裏腹にスポーツ仕様のDOHC VTECエンジンを搭載していませんでした。
また、日本ではクーペどころか3ドアハッチバックすら販売が芳しくなく、EKシビック時代の初期(EJ6型)に1年ほど逆輸入されただけで、その後日本市場では完全に忘れ去られたのでした。
日本では死滅して忘れ去られた2ドアパーソナルクーペ
さて、その後も米国ではシビック・クーペの生産・販売は続行され、モデルチェンジを繰り返し、現在の新型シビックに至っています。
日本で同種のクーペはかつて多数存在し、1990年代になってもトヨタがタコII(ターセル、コルサ、カローラII)ベースのパーソナルクーペ、サイノスが販売されていました。
この種の2ドアクーペとして日本最後になったのは、おそらく1995年1月から1年だけ生産されたスバル インプレッサ・リトナと、それをベースにしたインプレッサWRXクーペや、同時期に存在した三菱 ミラージュ・アスティあたりでしょう。
日本で同種のクーペはかつて多数存在し、1990年代になってもトヨタがタコII(ターセル、コルサ、カローラII)ベースのパーソナルクーペ、サイノスが販売されていました。
この種の2ドアクーペとして日本最後になったのは、おそらく1995年1月から1年だけ生産されたスバル インプレッサ・リトナと、それをベースにしたインプレッサWRXクーペや、同時期に存在した三菱 ミラージュ・アスティあたりでしょう。
米国クーペ事情とは全く日本と異なる
日本とは大きくクルマ事情が異なる米国では、社会進出した女性の通勤車として「セクレタリーカー」という日本では聞きなれないジャンルの2ドアパーソナルクーペが存在します。
シビック・クーペの他にアコード•クーペ、トヨタでもセプター•クーペなどありましたが、クルマ社会の米国ゆえに需要は根強く、米国のクーペ市場はスポーツ用途とは全く別に女性や子供の通勤•通学用として発展したのです。
米国ではセキュリティ面で車高の低い車は治安の悪いところでは問題があると、女性向けクーペはクロスオーバーSUVにとって変わるようになり、トヨタの若者向けブランド「サイオン」のように若者向けクーペは生き残りましたが、それも「サイオン」ブランドの廃止など、確実にパーソナルクーペやセクレタリーカーの市場は縮小している状態です。
シビック・クーペの他にアコード•クーペ、トヨタでもセプター•クーペなどありましたが、クルマ社会の米国ゆえに需要は根強く、米国のクーペ市場はスポーツ用途とは全く別に女性や子供の通勤•通学用として発展したのです。
米国ではセキュリティ面で車高の低い車は治安の悪いところでは問題があると、女性向けクーペはクロスオーバーSUVにとって変わるようになり、トヨタの若者向けブランド「サイオン」のように若者向けクーペは生き残りましたが、それも「サイオン」ブランドの廃止など、確実にパーソナルクーペやセクレタリーカーの市場は縮小している状態です。
シビッククーペの日本導入は残念ながら「難しい」
そのような状態でも、まだそれなりに2ドアクーペの需要は残っている米国ホンダは新型シビックにもクーペを設定しましたが、これが日本導入する可能性はと言えば、残念ながら「難しい」と言わざるをえません。
理由としては、一見ハッチバッククーペのように見えて、実は独立したトランクを持つ2ドアファストバッククーペが日本で好評を博したことが近年はなく、4ドアならともかく2ドア(または3ドア)車自体の需要が日本ではスポーツ用途以外で存在しない事。
スポーツ用途であれば需要があると言っても、米国でしか生産されていないシビッククーペにはタイプRがそもそも存在しない事。スポーツ用途としてはイギリスで生産されている5ドアハッチバックのFK2型シビックタイプRがあるため、それより重いシビック•クーペタイプRを改めて開発する理由があまりない事。
これを考えると、日本に導入される特筆すべき理由は無いと言っていいでしょう。
そのため、どうしても欲しい方は、左ハンドルのみですがアメリカから逆輸入するしかないかもしれません。
理由としては、一見ハッチバッククーペのように見えて、実は独立したトランクを持つ2ドアファストバッククーペが日本で好評を博したことが近年はなく、4ドアならともかく2ドア(または3ドア)車自体の需要が日本ではスポーツ用途以外で存在しない事。
スポーツ用途であれば需要があると言っても、米国でしか生産されていないシビッククーペにはタイプRがそもそも存在しない事。スポーツ用途としてはイギリスで生産されている5ドアハッチバックのFK2型シビックタイプRがあるため、それより重いシビック•クーペタイプRを改めて開発する理由があまりない事。
これを考えると、日本に導入される特筆すべき理由は無いと言っていいでしょう。
そのため、どうしても欲しい方は、左ハンドルのみですがアメリカから逆輸入するしかないかもしれません。