トヨタ「クラウン(スポーツ)」のエクステリア・デザインはスポーティで躍動的かつ、美しい造形をテーマに!【プロ徹底解説】

クラウンスポーツ後ろ

※この記事には広告が含まれます

ひとつの車種ではなくシリーズとなった「クラウン」。そのシリーズの一つとなる「クラウン(スポーツ)」は2023年10月より発売開始となりました。その「クラウン(スポーツ)」のエクステリア・デザインの狙いや特徴などを解説します。

文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ
Chapter
「クラウン」シリーズの中での「クラウン(スポーツ)」の狙い
エクステリア・デザインの狙いは圧倒的な美しさ
各部分のデザイン的な特徴
ボディカラーは全部で11色
ホイールはすべてブラック

「クラウン」シリーズの中での「クラウン(スポーツ)」の狙い

これまで「セダン」として販売されていた「クラウン」ですが、現行型モデルより、4種類の車型を持つシリーズとして生まれ変わりました。2022年、最初に登場したのが「クラウン(クロスオーバー)」でした。そして第2弾として2023年10月に登場したのがハッチバックの「クラウン(スポーツ)」です。その後に「クラウン(セダン)」が発売され、今後、SUVの「クラウン(エステート)」が登場する予定です。
この4モデルの中で「クラウン(スポーツ)」が与えられたキャラクターは「スポーツSUV」となります。トヨタは「エモーショナルで創造的な雰囲気を持ち、乗り降りや運転のしやすいパッケージと共に、俊敏でスポーティな走りが楽しめる、新しいカタチのスポーツSUV」と説明しています。

エクステリア・デザインの狙いは圧倒的な美しさ

そんな「クラウン(スポーツ)」は、シリーズの中で、最も創造的な存在となります。そこでトヨタが注力したのが「圧倒的な美しさ」だったといいます。新時代の「クラウン」シリーズに共通するデザイン思想「シンプル」をベースにしながら、エモーショナルなエッセンスをプラスした、美しい造形を目指したといいます。
ボディサイドには、プレスされたキャラクターラインはなく、面の抑揚により、艶やかでエモーショナルなデザインを生み出しています。

各部分のデザイン的な特徴

「クラウン(スポーツ)」らしさの一つが、そのプロポーションです。全長4720×全幅1880×全高1565/1570mm。アッパーミドルサイズのSUVでありながら、その全高は非常に低く抑えられているのです。また、前後のオーバーハングが小さいため、21インチという非常に大径のタイヤがボディ四隅に踏ん張るように配置されています。そのプロポーションを見ただけで、走りの良さを予感させます。
顔つきは、最新のトヨタ顔であるハンマーヘッドフェイス。メインのヘッドライトをフォグランプのような場所に配置し、通常のヘッドライトの位置には、非常に薄いデイランプが置かれています。非常に精悍な顔つきとなっています。
大きく張り出したリヤフェンダーも「クラウン(スポーツ)」のイメージを決定づけるデザイン的特徴です。ダイナミックかつ低重心を印象づけ、走りの良さを予感させてくれます。

ボディカラーは全部で11色

ボディカラーはモノトーン6色と、ルーフをブラックアウトしたバイトーン5色で、合計11色。

モノトーンは、ブラック、エモーショナルレッドⅢ、アッシュ、プレシャスブロンズ、マスタード、プレシャスホワイトパール。バイトーンは、エモーショナルレッドⅢ、アッシュ、プレシャスブロンズ、マスタード、プレシャスホワイトパールとなります。

大柄なSUVでありながらも黄色のマスタードを用意するあたりがスポーツを謳うモデルならではでしょう。

ホイールはすべてブラック

タイヤ&ホイールは、235/45R21が標準サイズになります。デザインはグレードにあわせて2種類が用意されていますが、そのどちらもカラーはブラック。ハイブリッドの「Z」グレードはグロスブラック塗装。プラグインハイブリッドの「RS」グレードはマットブラック塗装となります。
ラグジュアリーなイメージのある「クラウン」シリーズの中でも、「クラウン(スポーツ)」は、その名前の通り、もっともダイナミックでエモーショナル、そして美しいエクステリアが与えられています。名前にある「スポーツ」に相応しいデザインと言えるでしょう。
【お得情報あり】CarMe & CARPRIMEのLINEに登録する

商品詳細