スバル レヴォーグの維持費ガイド:1.8Lターボ vs 2.4Lターボでどれくらい違う?【プロ徹底解説】

レヴォーグ レイバック

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現行型のスバル・レヴォーグ(2020年登場)は、スポーティな走りと最新の安全装備で人気のミドルクラスステーションワゴンです。
しかし購入後の維持費がどれくらいかかるのかは、多くの方が気になるポイントでしょう。

本記事では、レヴォーグの維持費について項目ごとに丁寧に解説し、特に1.8Lターボモデルと2.4Lターボモデルの維持費の差にも注目します。

文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ
Chapter
レヴォーグ主な維持費6項目
①自動車税
②任意保険
③ガソリン代
④車検費用
⑤消耗品
⑥駐車場代
1.8L vs 2.4L|維持費徹底比較
レヴォーグ維持費を抑える6つのテクニック
①任意保険を毎年見直そう
②エコドライブで燃費改善しよう
③安いガソリンスタンドを利用しよう
④車検業者を比較してみよう
⑤セルフメンテナンスに挑戦してみよう
⑥もっと安い駐車場を探してみよう
レヴォーグの維持費まとめ

レヴォーグ主な維持費6項目

①自動車税

毎年4月1日時点の車の所有者が支払う自動車税。総排気量により納付額は異なります。
1.8Lモデルは36,000円、2.4Lモデルは43,500円です。(2025年6月時点)

年間で7,500円の差額となりますので、とにかく維持費を抑えたい方は1.8Lモデルがおすすめです。

②任意保険

万が一の事故に備え加入が義務付けられている自動車保険。保険会社や補償内容・等級で値段は上下しますが、目安は年間6〜8万円程度です。

③ガソリン代

レヴォーグの燃料消費率は、WLTCモードで1.8Lモデルが13.5km/L、2.4Lモデルが11.0km/L。また、使用するガソリンは1.8Lモデルがレギュラー、2.4Lモデルがハイオクです。

ガソリン価格を、レギュラー168円、ハイオク183円(2025年6月16日時点全国平均価格)として、年間1万キロ走行するとします。

単純計算ですが
1.8Lモデルは124,445円/年(10,000÷13.5×168=124,444.4...)
2.4Lモデルは166,364円/年(10,000÷11.0×183=166,363.6...)
ほどかかる計算です。

2モデルで年間の差額は約42,000円ほど。少しでも維持費を抑えたい方は1.8Lモデルがやはりおすすめです。

④車検費用

新車時を除き、2年毎に実施が必要な車検は、自賠責や重量税など法定費用+整備費用などで総額10万円前後かかります。これを年間になおすと約5万円です。

⑤消耗品

自動車を使用していくうえで、どうしても交換が必要な消耗品があります。電球やワイパー、タイヤ、油脂関係などです。
特にエンジンを搭載する自動車では定期的にエンジンオイルの交換が必要です。一般的には走行距離5,000km~10,000kmまたは使用期間6ヶ月~1年が目安と言われています。
TOTALで年間2〜4万円程度になると言われていますが、交換のタイミングが重なるともっと大きな出費になることもあります。

⑥駐車場代

地域によって様々ですが、全国平均はおよそ9,000円程度
平面駐車場や機械式駐車場、屋根の有無などでも料金は大きく変動します。

1.8L vs 2.4L|維持費徹底比較

(※下記の費用はあくまで目安であり、運転状況、保険等級、メンテナンス内容、選択するサービス等により変動します。)


費用項目1.8Lターボ
2.4Lターボ
自動車税
36,000円
43,500円
任意保険料
約80,000円(※1)約80,000円 (※1)
ガソリン代(1万km/年想定)
約124,445円
約166,364円
車検費用(1年換算)
約50,000円
約50,000円
消耗品約40,000円 (※2)約40,000円 (※2)
駐車場約9,000円約9,000円
年間合計339,445円 前後
388,864円 前後
※1:任意保険料は年齢・等級・補償内容・車両の料率クラス等により大きく変動します。2.4Lターボモデルは車両価格等の影響で1.8Lターボモデルより保険料が高くなる場合があります。正確な金額は必ず個別に見積もりを取得してください。

※2:メンテナンス費用は、定期点検(12ヶ月点検等)、エンジンオイル交換、基本的な消耗品(ワイパーゴム、フィルター類など)の交換を想定した目安です。タイヤ交換費用や、その他必要に応じた部品交換費用は別途考慮が必要です。

レヴォーグ維持費を抑える6つのテクニック

①任意保険を毎年見直そう

自動車保険は1年更新の場合がおおいです。毎年、複数の保険会社でプラン比較を行い自分にあった最適な保険を選択しましょう。1回で複数の保険会社から見積もりを取れるサービスなどを利用すると手軽です。自分に合った補償内容と保険料のバランスを見つけましょう。

②エコドライブで燃費改善しよう

急加速・急減速を避け、穏やかな運転を心がけることで燃費向上に繋がります。タイヤの空気圧も定期的にチェックし、適正値を保つことでも燃費が向上し維持費の節約に繋がります。

③安いガソリンスタンドを利用しよう

ガソリンの価格は一律ではなく、ガソリンスタンドによって異なります。セルフサービスのスタンドや、会員割引、クレジットカードの特典などを賢く活用し、燃料単価を少しでも抑えましょう。

④車検業者を比較してみよう

車検は正規ディーラーだけでなく、カー用品店や専門の整備工場などでも受けることができます。複数の業者から見積もりを取り、費用と整備内容を比較検討し、価格と内容に十分納得できるところに依頼するのがおすすめです。

⑤セルフメンテナンスに挑戦してみよう

ウォッシャー液の補充や洗車、電球の交換など、自分でも簡単にできる範囲のメンテナンスを行うだけでも、工賃など節約できる維持費があります。ただし、専門知識が必要な整備についてはしっかりとプロに任せましょう。

⑥もっと安い駐車場を探してみよう

定期的に駐車場の賃貸情報をチェックしてもっと良い条件の月極駐車場が無いか探してみましょう。今より1分遠くなるだけで数千円安くなったということや、格安な駐車場を偶然見つけることができた!なんてことがあるかもしれません。

レヴォーグの維持費まとめ

  • 1.8Lモデル年間維持費:339,445円 前後
  • 2.4Lモデル年間維持費:388,864円 前後
レヴォーグは、スバル独自のターボエンジンとAWD(全輪駆動)システムによるスポーティな走りと、ステーションワゴンとしての高い実用性を両立した、国産車としては希少な存在です。
一般的に、燃費や税金の面で経済性を優先するなら1.8Lターボモデル、よりパワフルな走りを重視するなら2.4Lターボモデルという選択になるでしょう。 維持費は決して安価な部類ではありませんが、その走行性能や先進安全技術「アイサイトX」などがもたらす満足感は高いものがあります。

この記事でご紹介した維持費の内訳や節約ポイントを参考に、ご自身のカーライフや予算に合わせて賢く、快適なレヴォーグライフを楽しんでください。
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