レクサス「RX」のエクステリア・デザインは?魅惑と力強さがミックスする「ALLURING×VERVE」! 【プロ徹底解説】
更新日:2024.09.09
※この記事には広告が含まれます
ラグジュアリーSUVのパイオニアでありレクサスのコアモデルとなるのがミッドサイズSUVである「RX」です。第5世代となる最新モデルは2022年11月に発売されています。この最新の「RX」のエクステリア・デザインの内容を解説します。
文・鈴木ケンイチ/写真・PBKK
文・鈴木ケンイチ/写真・PBKK
ラグジュアリーSUV市場を開拓したパイオニア
初代のレクサス「RX」がデビューしたのは、1998年の北米です。当時のSUVには、まだまだラグジュアリーなイメージがありませんでした。そんなところに、レクサスが果敢に「RX」で“ラグジュアリーなブランドにもSUV”を提案したのです。そんな「RX」はヒットモデルとなり、現在あるような大きなラグジュアリーSUVのジャンルが開拓されました。
その後、「RX」は、2005年にラグジュアリー市場初のハイブリッドとなる「RX400h」を投入。ラグジュアリー市場における電動化の先駆者にもなっていたのです。
そして、第5世代となる最新モデルが2022年に登場するまで、「RX」は世界約95の国と地域で、累計360万台以上を販売する、レクサスとしてのコアモデルとなりました。
そして、第5世代となる最新モデルが2022年に登場するまで、「RX」は世界約95の国と地域で、累計360万台以上を販売する、レクサスとしてのコアモデルとなりました。
新型「RX」の目指す姿とデザインコンセプト
「RX」はレクサスのコアモデルです。そのため新しい「RX」が目指したのは「次世代のレクサスの目指す走りとデザインの追求」でした。この新しい「RX」が示す、走りとデザインが、次世代レクサスの基本となるというわけです。具体的には「走って楽しい車、運転していると自然と笑顔になれる車」を目指して、「お客様に寄り添い、人生を豊かにする愛車となれるように、細部に至るまで開発と生産が一体となって妥協せずに作り込んでまいりました」とトヨタの開発者は説明しています。
デザインでいえばレクサス全体の「機能的本質や動的性能に根ざしたプロポーションと独自性の追求」という基本コンセプトが、「RX」でもデザインの土台となっています。
その土台の上に設定されたのが「ALLURING×VERVE」でした。」「ALLURING」は、「心を奪われる魅惑的な姿」を意味し、「VERVE」は「気迫を感じる力強さ」です。レクサスらしい「走り」を、ボディ全体のシルエットや面の質感で表現。新しく採用された「スピンドルグリル」によって、レクサスの独自性が表現されています。
その土台の上に設定されたのが「ALLURING×VERVE」でした。」「ALLURING」は、「心を奪われる魅惑的な姿」を意味し、「VERVE」は「気迫を感じる力強さ」です。レクサスらしい「走り」を、ボディ全体のシルエットや面の質感で表現。新しく採用された「スピンドルグリル」によって、レクサスの独自性が表現されています。
走りの良さをイメージさせるプロポーション
「RX」は、レクサスならではの「機能的本質や動的性能」を根源とするプロポーションを備えています。その寸法は、全長4890×全幅1920×全高1700~1705mm。全長は先代との同じ数値ですが、全幅は25mm拡大しており、全高は5~10mm下がっています。ホイールベースは先代よりも60mm伸びた2850mm。低く、ワイドな構えとなり、低重心で踏ん張り感のあるスタイルを実現しました。
サイドビューからも走りの良さを匂わせる
車を横から見たサイドビューは、フロントの先端が高くなり、一方で後席ドアの後ろ側は下がっています。つまり、車の前から後ろまで、水平基調になっており、低重心さが表現されています。キャビンの始まりとなるAピラーの付け根が、車の後ろ側に移動しており、伸びやかさと、後輪にキャビンの重心を乗せるようなスタンスの良さを感じさせてくれます。
後席ドアからリヤフェンダーへのボディの面は、力強く張り出すようになっており、モーター駆動である後輪の力強さが表現されています。
後席の後ろ側にあるクォーターピラーはフローティングピラーというデザイン手法を採用。先代から採用されたデザインを継承し、さらにリヤまで回り込むようなデザインに進化しています。
後席ドアからリヤフェンダーへのボディの面は、力強く張り出すようになっており、モーター駆動である後輪の力強さが表現されています。
後席の後ろ側にあるクォーターピラーはフローティングピラーというデザイン手法を採用。先代から採用されたデザインを継承し、さらにリヤまで回り込むようなデザインに進化しています。
低重心さを表現するリヤビュー
車の後ろ姿には、左右のブレーキランプが一直線につながるLシェイプ一文字シグネチャーランプを採用。力強く低重心な構えを強調します。また、リヤコンビネーションランプは、レンズをボディサイドまで回り込ませることで、よりワイドさをアピールします。
## 新たなアイデンティティであるスピンドルボディ
新型「RX」のデザインで、最大のトピックと言えるのが新しいグリルです。それが「スピンドルボディ」。ボディ色を、フロントのレクサスのマークの下まで下げ、ボディとグリルの境目をシームレスなものとしました。まるでグリルがボディと一体化したようなデザインです。レクサスの象徴であるスピンドルを、ボディ全体で表現する「スピンドルボディ」へと進化しています。レクサスの独自性を強め、新しいアイデンティティとなるデザインです。
## 新たなアイデンティティであるスピンドルボディ
新型「RX」のデザインで、最大のトピックと言えるのが新しいグリルです。それが「スピンドルボディ」。ボディ色を、フロントのレクサスのマークの下まで下げ、ボディとグリルの境目をシームレスなものとしました。まるでグリルがボディと一体化したようなデザインです。レクサスの象徴であるスピンドルを、ボディ全体で表現する「スピンドルボディ」へと進化しています。レクサスの独自性を強め、新しいアイデンティティとなるデザインです。
11のカラーバリエーション
ボディカラーは全11色。新色として、金属的な質感を高めた「ソニックカッパー」を採用。このカラーをはじめ、「ソニッククロム」「ソニックイリジウム」「グラファイトブラックガラスフレーク」は、「F SPORT」グレードを含め全車に使用できます。
また、「F SPORT」専用カラーは「ホワイトノーヴァガラスフレーク」と「ヒートブルーコントラストレイヤリング」の2色。逆に「F SPORT」に使えないのが、「ソニッククォーツ」「ソニックチタニウム」「レッドマイカクリスタルシャイン」「テレーンカーキマイカメタリック」「ディープブルーマイカ」の5色となります。
また、「F SPORT」専用カラーは「ホワイトノーヴァガラスフレーク」と「ヒートブルーコントラストレイヤリング」の2色。逆に「F SPORT」に使えないのが、「ソニッククォーツ」「ソニックチタニウム」「レッドマイカクリスタルシャイン」「テレーンカーキマイカメタリック」「ディープブルーマイカ」の5色となります。
ラグジュアリーSUVのパイオニアでありレクサスのコアモデルとなる「RX」。レクサスを代表するモデルとして、その新型モデルのデザインの方向性は、レクサス全体と足並みを揃えます。また、「スピンドルボディ」など、次世代の新しいデザインを採用したのも特徴です。最もレクサスらしいデザインと言えるでしょう。