「スイフトコンセプト」、「スペーシアコンセプト」や「eVX」のEV車なども出展！スズキがジャパンモビリティショー2023の出展概要を発表

更新日：2023.10.13

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スズキは、2023年10月26日から11月5日まで、東京ビッグサイトにて開催される「 JAPAN MOBILITY SHOW 2023」の出展概要を発表しました。出展テーマは「世界中に、ワクワクの、アンサーを。」とし、「将来のカーボンニュートラルにむけたスズキの多様な取り組みを、スズキらしいモビリティやサービスでお客様にお届けする。」というメッセージと共に、楽しさ(ワクワク)が体感できる、ブース展示や演出をするとのことです。

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スイフトコンセプト

ブース内では、四輪車、二輪車のコンセプトモデルをはじめ、次世代モビリティ、船外機など、スズキが総合モビリティメーカーとしての技術を結集し、人々の生活に寄り添う多彩なモビリティを提案するとしています。

また、インドにおけるCBG事業など、マルチパスウェイでのカーボンニュートラルへの取り組みも紹介され、さらに、移動販売事業者向けサービスの紹介として軽トラック「スーパーキャリイ」の荷台を使用した、軽トラ市を模したスズキの用品販売コーナーを設けるということで、興味深い出展内容になっています。

参考出品車両を中心に画像と共に展示車の解説をしていますので、是非、お読みください。

スペーシアコンセプト

スペーシアカスタムコンセプト

今回出品される「スペーシアコンセプト」「スペーシアカスタムコンセプト」。後席には､座面の前方に「マルチユースフラップ」をスズキとして初採用するなど、後席の快適性を向上させているとのことです。

e VX

2023年1月にインドで開催された「Auto Expo 2023」にて公開されたエクステリアを進化させ、今回はインテリアを初めて公開予定です。電子制御の四輪駆動技術をさらに進化させ、スズキのSUVとして相応しい本格的な走行性能を実現するEVモデルとなっています。

主要諸元（参考値）
・全長 4,300mm×全幅 1,800mm×全高 1,600mm
・航続距離：500km

ｅWX

軽EVワゴンのコンセプトモデルとして「ｅＷＸ」が展示されます。EVらしくすっきりとしたシンプルなボディ造形と親しみやすいキャラクターを施したエクステリア。インテリアは軽やかで使いやすく居心地の良い室内空間を作り、毎日の生活を支える「相棒」のような存在を表現しているとのことです。

主要諸元（参考値）
・全長 3,395mm×全幅 1,475mm×全高 1,620mm
・航続距離：230km

e EVERY CONCEPT

ビジネスシーンでお馴染みのエブリィのEVモデル「e EVERY CONCEPT」が展示されます。スズキ、ダイハツ工業株式会社、トヨタ自動車株式会社の3社で共同開発されてきたBEVシステムが搭載されており、非常時にはクルマの電気を外部に供給するなど､地域社会へ貢献できるモデルとして開発されています。

主要諸元（参考値）
・全長 3,395mm×全幅 1,475mm×全高 1,890mm
・航続距離：200km

インド市場向け「ワゴン R」

スズキは、農村の活性化、持続可能な循環型社会の実現とモビリティの提供を組み合わせることでインドの発展に貢献できると考え、2022年よりCBG事業に取り組んできています。ブース内では、5月に開催された「G7 広島サミット（主要国首脳会議）」に展示されたインド市場向けの「ワゴン R CBG 車」の展示やパネル・映像などでインドでのCBG事業の取り組みを展示予定とのことです。

次世代四脚モビリティ「MOQBA（モクバ）」

「MOQBA（モクバ）」は、車輪と4つの脚を活用した次世代モビリティで、平地は車輪で、段差は脚で、シームレスに移動できる新しいモビリティとして開発されています。ベースとなるシャシーとアタッチメントを組み合わせることで､ボディバリエーションを「椅子モード」「立ち乗りモード」「担架モード」に変えることが可能とのことで、車の侵入に困難な場所でも威力を発揮するとしています。

SUZU-RIDE

SUZU-CARGO

新たな車両区分である「特定小型原動機付自転車」において、一人乗りの電動モビリティとして開発されたのが「SUZU-RIDE」と「SUZU－CARGO」です。電動キックボードのような手軽さと転倒しづらくて四輪で安定した走行が可能なのが特徴です。

「SUZU-RIDE」は、パーソナルユースとして毎日の生活、通勤や通学をもっと楽しくする移動として開発され、「SUZU－CARGO」は、マルチユースとして大きな荷台を備えおり、遊びや仕事をもっと楽しくするモビリティとして開発されています。

「SUZUKI GO!」

ミドルシニア層に向けて開発された「SUZUKI ＧO!」は、「G」をモチーフにした個性的なデザインで、フレームを乗員の身体を囲う「ラップアラウンド・フレーム」形状としています。「SUZUKI ＧO!」は、操作が簡単になるようにジョイスティックで動かすことが出来、シート下の大容量収納スペースに加えて、障害物との接近時に自動減速する安全機能も備わっています。

「LM-A」

「LM-A」は、物流業界の「2024 年問題」や「買い物弱者」などの社会課題の解決を目指したモビリティで、LOMBY 株式会社と共同開発している配送ロボットです。モーター類や車台などの足回りはスズキが開発し、荷室部と遠隔操作/自律走行システム、交換式バッテリーシステムは、LOMBY 株式会社が開発しています。

「ｅ-choinori (イーチョイノリ）」

「ｅ-choinori (イーチョイノリ）」は、2003年に発売した50ccスクーター「チョイノリ」をベースとした、EVスクーターです。

「ｅ-ＢＵＲＧＭＡＮ(イーバーグマン)」

「ｅ-ＢＵＲＧＭＡＮ(イーバーグマン)」は、株式会社Gachacoが提供する、交換式バッテリーシェアリングサービスを使用しており、2023年4月より実証実験を開始した原付二種の電動スクーターです。スズキは、この実証実験を通じて通勤・通学などの日常の足として利用される二輪車に対して、必要なデータを収集し今後の電動二輪車開発に繋げるとしています。

＜二輪技術展示車＞水素エンジンバーグマン（試験車両）

市販モデル「バ―グマン 400 ABS」に、70MPaの水素タンクと水素エンジンを搭載した試験車両のカットモデルを展示予定としています。スズキは、カーボンニュートラルの実現に向けたマルチパスウェイの取り組みの1つとして水素エンジンの研究開発を行っていて、会場では説明パネルや走行動画も公開し、水素エンジンに対するスズキの取り組みも展示予定とのことです。

株式会社 SkyDriveとの協業で2024年春頃から製造開始される「空飛ぶクルマ」

2024年春ごろから製造開始を目指す、「空飛ぶクルマ」は、2023年6月に株式会社SkyDriveと「空飛ぶクルマ」の製造に向けた協力について、スズキは基本合意書を締結しています。今後はスズキグループが静岡県内に保有する工場を活用して、製造を予定しており、ブース内では 1／5 サイズのスケールモデルを展示し、協業の取り組みについて展示されるとのことです。

電動船外機「Small e-outboard concept」

「Small e-outboard concept」は、軽量でコンパクトな作りとなっており、軽自動車にボートと共に積載できます。電池パックはポータブル電源として、アウトドアやキャンプでスマホなどの充電にも活用可能とのことです。また、スズキクリーンオーシャンプロジェクトの紹介についてのパネルとその活動のひとつとなるマイクロプラスチック回収装置を搭載した船外機「DF140B」の展示を予定とのことです。

湖西工場での水素燃料電池荷役運搬車の実証（パネル展示）

スズキは工場のカーボンニュートラル化において水素の活用を図っており、その一環として2022年末より湖西工場で水素を燃料とした荷役運搬車の実証を行っています。この荷役運搬車は、太陽電池などの電力で作ったCO2フリー水素を燃料とした、燃料電池搭載の荷役運搬車で、本実証をブース内のパネルで紹介予定とのことです。

折り畳み電動モペッド「e-PO（イーポ）」

「e-PO（イーポ）」は、電動アシスト自転車のバッテリーと駆動ユニットを使用し、スズキとパナソニックサイクルテック株式会社が共同で開発した折り畳みが可能な原付一種相当の電動モペッドとなっています。（フル電動走行/アシスト走行/ペダル走行　3モードあり）

スズキセニアカー

「スズキセニアカー」は、日常の移動手段として利用するハンドル形電動車いす「スズキセニアカー」の一部を仕様変更した参考出品車となっています。車両前方の障害物を検知する超音波センサーを装着し、誤って坂道でクラッチハンドルを操作しても空走せずに、速度を抑制するクラッチや照射範囲と明るさを向上するLEDヘッドライトを採用しています。