スバル インプレッサのエクステリア(外装)やデザイン・カラーを紹介【プロ徹底解説】
更新日:2024.09.09
※この記事には広告が含まれます
スバルの主力モデルのひとつとなるのがコンパクトカーのインプレッサです。最新モデルは、2023年春より日本での発売が開始されました。この新しいモデルのエクステリアデザインには、どのような狙いがあるのか。また、実際にどのようなデザインなのかを解説します。
文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK
文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK
誕生から30年となる第6世代モデル
インプレッサは、初代モデルが1992年に登場しました。それから、現在まで、30年にわたり、スバルの主力モデルに成長しています。2023年春に発売された新型モデルは、第6世代となります。
スバルは、軽自動車からコンパクトSUV、セダン、スポーツカー、SUVまで幅広い車種を販売しています。ところが、その一部は、OEMと言って、他自動車メーカーが作ったモデルをスバル用として販売しています。それがコンパクトSUVのレックスであり、コンパクト・ミニバンのジャスティ、そしてすべての軽自動車です。かつてのSUBARUは、軽自動車を自社で生産していましたが、現在では、サンバーをはじめとしたすべての軽自動車がOEMとなっています。
そうしたOEMモデルを除外したスバルのラインナップで、最も小さく、そして基本となるのがインプレッサです。水平対向エンジンと、シンメトリカルAWDと呼ぶレイアウトを採用するのがスバルの特徴であり、そこに使われているのがSGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)となります。当然、インプレッサにも、こうしたスバル独自の車作りの方程式が採用されています。
スバルは、軽自動車からコンパクトSUV、セダン、スポーツカー、SUVまで幅広い車種を販売しています。ところが、その一部は、OEMと言って、他自動車メーカーが作ったモデルをスバル用として販売しています。それがコンパクトSUVのレックスであり、コンパクト・ミニバンのジャスティ、そしてすべての軽自動車です。かつてのSUBARUは、軽自動車を自社で生産していましたが、現在では、サンバーをはじめとしたすべての軽自動車がOEMとなっています。
そうしたOEMモデルを除外したスバルのラインナップで、最も小さく、そして基本となるのがインプレッサです。水平対向エンジンと、シンメトリカルAWDと呼ぶレイアウトを採用するのがスバルの特徴であり、そこに使われているのがSGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)となります。当然、インプレッサにも、こうしたスバル独自の車作りの方程式が採用されています。
インプレッサのコンセプト
インプレッサは、スバルのラインナップで最も小さいモデルであり、スバルならではの価値を小さい中で、しっかりと体現しています。つまり、スバルのスタンダードとなるモデルです。
その商品コンセプトは「ユーティリティ・スポーティカー」。「移動が愉しくなる優れた運動性能」「安心できる先進安全装備」「とことん使えるユーティリティ」など、充実した機能と高い実用背を備え、その機能性・実用性を元にした「愉しさ=FUN」を提供するのが狙いです。
その商品コンセプトは「ユーティリティ・スポーティカー」。「移動が愉しくなる優れた運動性能」「安心できる先進安全装備」「とことん使えるユーティリティ」など、充実した機能と高い実用背を備え、その機能性・実用性を元にした「愉しさ=FUN」を提供するのが狙いです。
ちなみにインプレッサの派生モデルとなるのがクロスオーバーのクロストレックです。インプレッサとクロストレックは、ハードウェアの多くを共有しますが、個性が異なります。インプレッサが「アクティブ・スマート」であり、クロストレックが「アウトドア・タフ」であると、スバルは説明します。
エクステリアデザインの狙い
インプレッサのデザインにも、車全体のコンセプトである「FUN」という価値が付与されています。それが「見るだけで運転の愉しさを期待させるデザイン」です。
基本となるのがスバル全体のコンセプトとなる「ダイナミック×ソリッド(Dynamic × Solid)」であり、その発展形である「ボルダー(BOLDER)」です。「ダイナミック×ソリッド」とは、「安心」をイメージさせるソリッドな塊感をベースに、「愉しさ」を感じさせるダイナミックや躍動感を融合させたもの。これを発展させ、さらに力強くしたのが「ボルダー」となります。
基本となるのがスバル全体のコンセプトとなる「ダイナミック×ソリッド(Dynamic × Solid)」であり、その発展形である「ボルダー(BOLDER)」です。「ダイナミック×ソリッド」とは、「安心」をイメージさせるソリッドな塊感をベースに、「愉しさ」を感じさせるダイナミックや躍動感を融合させたもの。これを発展させ、さらに力強くしたのが「ボルダー」となります。
具体的にインプレッサには、「スポーティな走り」を印象づけるデザインです。「アスリートのような逞しさを感じさせるシャープなエクステリア」というのがデザインコンセプトとなっています。
逞しさとシャープさを感じさせるデザイン
インプレッサのエクステリアデザインにはデザインコンセプトにある「逞しさ」と「シャープさ」を印象づけるデザイン要素がちりばめられています。
「逞しさ」をアピールするのが、大型ヘキサゴングリルを使った立体的なフロント周りのデザインです。また、後ろから見たときの、絞り込まれた軽快なキャビンと走りの良さを感じさせるワイドなフェンダーの対比も、逞しさを感じさせるためのデザイン要素となります。
「シャープさ」は、機敏な走りを想起させるサイドシルエットの前傾姿勢や、ヘッドライト周りやウインドウ回りなどの鋭いシェイプによって演出されています。
「逞しさ」をアピールするのが、大型ヘキサゴングリルを使った立体的なフロント周りのデザインです。また、後ろから見たときの、絞り込まれた軽快なキャビンと走りの良さを感じさせるワイドなフェンダーの対比も、逞しさを感じさせるためのデザイン要素となります。
「シャープさ」は、機敏な走りを想起させるサイドシルエットの前傾姿勢や、ヘッドライト周りやウインドウ回りなどの鋭いシェイプによって演出されています。
フロントとサイド、リヤのデザインの注目点
続いて個々のパートごとのデザインの特徴を説明しましょう。まず、フロント周りは「ワイド感を強調したデザインで踏ん張り感のあるプロポーションを実現。それと同時にシャープで前進感をイメージさせるディティールの造形により、アスリートを思わせる逞しさを表現しました」とスバルは説明しています。
大型のフロントグリルは、トライアングルメッシュ構造を採用して、スポーティさを強調。グリルバーは、左右のフェンダーまで流れが続くような造形とすることで、一体感ある強さとシャープさを表しています。ヘッドライトにLEDハイ/ロービームを全車採用。ランプを小型化することで、モダンで軽快なデザインとしています。
大型のフロントグリルは、トライアングルメッシュ構造を採用して、スポーティさを強調。グリルバーは、左右のフェンダーまで流れが続くような造形とすることで、一体感ある強さとシャープさを表しています。ヘッドライトにLEDハイ/ロービームを全車採用。ランプを小型化することで、モダンで軽快なデザインとしています。
サイドビューは、フェンダーのダイナミックな造形から生み出される躍動感を生かしつつ、ドアの下のアクセントライン造形によりボディを薄く見せることで、全体としてシャープなシルエットとしています。
リヤビューは、キャビンを絞り込むことで、フェンダーの張り出し感を強調。リヤバンパーのアンダーカバーを黒くして空力性能の高さを表現。フェンダーの張り出しによる安定感と、空力の良さげなリヤバンパーによる軽快さ・スピード感が融合します。
リヤビューは、キャビンを絞り込むことで、フェンダーの張り出し感を強調。リヤバンパーのアンダーカバーを黒くして空力性能の高さを表現。フェンダーの張り出しによる安定感と、空力の良さげなリヤバンパーによる軽快さ・スピード感が融合します。
ボディカラーは新色2色を含む全9色
ボディカラーは全部で9色。そのうち2色が新色となります。新色は「サンブレイズ・パール」と「オアシスブルー」。「サンブレイズ・パール」はハイブリッドのe-BOXER専用色で、情熱的で深みのあるオレンジです。「オアシスブルー」は、砂漠の泉(オアシス)をイメージした清涼感のある青となります。他の7色は「ピュアレッド」「マグネタイトグレー・メタリック」「クリスタルホワイト・パール」「ホライゾンブルー・パール(e-BOXER専用色)」「アイスシルバー・メタリック」「クリスタルブラック・シリカ」「サファイアブルー・パール」となります。
スバルの主力モデルのひとつであり、スタンダードモデルとなるインプレッサ。そのエクステリアデザインは、他スバル車と同様の基本コンセプト「ボルダー」を採用しながらも、インプレッサならではの、個性に基いたものとなっていました。