ダイハツ タント ファンクロスの維持費は64万2,943円?調べてみた!
更新日:2024.09.09
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ダイハツの新型モデルである「タント ファンクロス」。購入した後は、どれほどの維持費が必要となるのでしょうか。そこで、新車を購入した後、納車されてから、最初の車検がやってくるまでの間となる3年間にかかる維持費を計算してみました。
文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK
文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK
タントファンクロスの維持費について①|購入した後から車検までの間に必要な維持費の内容
車を所有すると、様々な維持費が必要となります。その内訳は、「税金」「保険」「燃料費」「メンテナンス」となります。
まず、税金です。「タント ファンクロス」は軽自動車なので、登録車よりも、その費用は低くなります。それでも、税金として「環境性能割」「自動車重量税」「軽自動車税種別割(一般的に軽自動車税と呼ばれるもの)」が課せられています。さらに購入時には「消費税」もかかります。
これらのうち、新車購入時に「環境性能割」「自動車重量税」「消費税」が課せられます。「自動車重量税」は車検のたびに支払います。そして、新車の納車後から車検までの間の3年間には、毎年「軽自動車税種別割(軽自動車税)」を支払うことになります。逆に言えば、3年間の間に必要な税金は3年分の「軽自動車税種別割(軽自動車税)」だけ。
まず、税金です。「タント ファンクロス」は軽自動車なので、登録車よりも、その費用は低くなります。それでも、税金として「環境性能割」「自動車重量税」「軽自動車税種別割(一般的に軽自動車税と呼ばれるもの)」が課せられています。さらに購入時には「消費税」もかかります。
これらのうち、新車購入時に「環境性能割」「自動車重量税」「消費税」が課せられます。「自動車重量税」は車検のたびに支払います。そして、新車の納車後から車検までの間の3年間には、毎年「軽自動車税種別割(軽自動車税)」を支払うことになります。逆に言えば、3年間の間に必要な税金は3年分の「軽自動車税種別割(軽自動車税)」だけ。
続いて保険です。車には「自賠責保険」と「任意保険」のふたつがあります。このうち「自賠責保険」は新車購入時と車検時に掛けるもの。つまり、購入後から車検までの間は「任意保険」が必要な費用となります。
そして燃料費。車が走るには燃料が必要であり、走行距離が伸びるほど、燃費性能が悪いほど、燃料費が高くなります。
そして燃料費。車が走るには燃料が必要であり、走行距離が伸びるほど、燃費性能が悪いほど、燃料費が高くなります。
最後に必要なのがメンテナンス費用。車は定期的な点検と、エンジン・オイルなどの消耗品の交換が必須。そのための費用がメンテナンス費用となります。
タントファンクロスの維持費について②|年に一度、支払うのが「軽自動車税種別割(軽自動車税)」
新車購入後から車検までの間に必要な税金が「軽自動車税種別割(軽自動車税)」です。これは、毎年4月1日時点に軽自動車を所有する人に対して課されるもの。その税額は軽自動車の自家用で、年額1万800円。車検までの3年間ということは、「軽自動車税種別割(軽自動車税)」を3回支払うことになり、合計で3万2,400円となります。
タントファンクロスの維持費について③|万一の事故に備える「任意保険」
「任意保険」とは、民間の保険会社が用意する自動車保険のこと。1年ごとに掛けるのが一般的です。「任意」とあるように、加入しなくても法的には問題はありません。しかし、実際に交通事故の加害者になると、莫大な補償金を支払う必要に迫られる可能性が大。ところが、強制加入である「自賠責保険」は、補償金の支払い額の上限が低く、実際の事故で必要な補償金を賄えないことが多々あります。そうなると、一生をかけて借金を支払うことになります。加害者も、被害者も共に不幸になるばかり。そのため自動車のオーナーになったときは「任意保険」に加入することが必要となっているのです。
「任意保険」は、保険会社、補償内容、加入者、加入する車種によって掛け金が変わります。保険に加入する人の年齢が低いほど高くなり、事故の多い車種ほど保険の掛け金は高くなります。そして、加入中に保険を使うことがなければ、毎年、少しずつ掛け金の割引が大きくなるもの「任意保険」の特徴です。
「任意保険」は、保険会社、補償内容、加入者、加入する車種によって掛け金が変わります。保険に加入する人の年齢が低いほど高くなり、事故の多い車種ほど保険の掛け金は高くなります。そして、加入中に保険を使うことがなければ、毎年、少しずつ掛け金の割引が大きくなるもの「任意保険」の特徴です。
そこで「タント ファンクロス」の保険を、加入者の年齢26歳、6級(初めての契約)でネット保険の見積もりを取ってみました。すると、保険料金は年間5万4110円。車両保険は自損事故も含む、いわゆるフルカバーにすると車両保険は5万5,200円で、保険の総額は10万9,310円となりました。
このまま事故なく過ごせば、2年目、3年目と保険料は割引となりますが、今回は目安ということで、3年分では単純に3倍として、32万7,930円となります。これが目安となります。
このまま事故なく過ごせば、2年目、3年目と保険料は割引となりますが、今回は目安ということで、3年分では単純に3倍として、32万7,930円となります。これが目安となります。
タントファンクロスの維持費について④|燃費性能に左右される燃料費(ランニングコスト)
燃料費は、走行するほどに高まります。そこで重要なのが燃費性能です。「タント ファンクロス」の燃費性能は、自然吸気エンジン車の2WDで21.9㎞/L(WLTCモード)、ターボ車の2WDでは20.6km/L(WLTCモード)となります。最も燃費数値の悪いのが、ターボの4WDモデルで19.6km/L(WLTCモード)。中間をとって、ターボの2WDで、年間1万㎞を走行すると仮定して、燃料費を計算してみます。
20.6㎞/Lの燃費性能で1万㎞を走るのには、約485.4リッターの燃料が必要です。ガソリン価格を1リッター165円で計算すると、485.4リッターの価格は8万91円。3年分となると、24万273円となります。
20.6㎞/Lの燃費性能で1万㎞を走るのには、約485.4リッターの燃料が必要です。ガソリン価格を1リッター165円で計算すると、485.4リッターの価格は8万91円。3年分となると、24万273円となります。
タントファンクロスの維持費について⑤|先に一括払いの割安サービスが人気のメンテナンス
車に必要なメンテナンス。その目安となるのが、メーカーのディーラーが用意するメンテナンスパックです。これは、料金を先払いするかわりに割安になるというもの。最近の人気サービスです。ただし、価格は店舗ごとに異なります。
そこで、ダイハツのディーラーでの「タント ファンクロス」クラスのメンテナンスパックの料金を調べたところ、3年間(車検は別)で4万2,340円でした。ただし、ダイハツの場合、最初の車検までを含めたサービスが主流で、その場合は税・保険別で7~9万円程度が多いようです。
そこで、ダイハツのディーラーでの「タント ファンクロス」クラスのメンテナンスパックの料金を調べたところ、3年間(車検は別)で4万2,340円でした。ただし、ダイハツの場合、最初の車検までを含めたサービスが主流で、その場合は税・保険別で7~9万円程度が多いようです。
タントファンクロスの維持費について⑥|総額はいくら?
「タント ファンクロス」の想定する3年間の維持費は以下のようになります。
自動車税:3万2400円
任意保険料:32万7930円
燃料費:24万0273円
メンテナンス費用:4万2340円
計:64万2943円
自動車税:3万2400円
任意保険料:32万7930円
燃料費:24万0273円
メンテナンス費用:4万2340円
計:64万2943円
「タント ファンクロス」の3年間の維持費を試算したところ、その結果は約64万円となりました。その中で最も大きいのが保険で、次いで燃料費となります。登録車と比較すると、約64万円というのは、相当にリーズナブル。さすが軽自動車と言えるでしょう。