トヨタ クラウン(クロスオーバー)のインテリアデザインを紹介!デザインとパッケージングで、ゆとりある空間を実現!【プロ徹底解説】

クラウン

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2022年秋に発売開始されたトヨタの新型クラウン(クロスオーバー)。そのインテリアデザインは、どのようなものなのでしょうか。パッケージングの狙いなどとあわせて解説します。

文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ
Chapter
クロスオーバーならではのデザインと居住性の両立
アイランドアーキテクチャー
ゆとりある室内空間
上質さと豊かさを感じさせるデザイン
4種類の内装色を用意

クロスオーバーならではのデザインと居住性の両立

新型クラウン(クロスオーバー)は、セダンではないということで、大きなタイヤ&ホイールの採用に合わせて、車高も高くなりパッケージングもセダンとは異なるものとなりました。着座位置が高くなることで、ヒップポイントはセダンの500mm台から前席630mm、後席610mmという高さになりました。車に乗り降りするときに、屈むことなく、乗り上がることなく、スッと乗りやすい高さとなっています。
また、前席と後席の乗員の距離(カップルディスタンス)は、1000mmとなり、後席は膝回りをはじめ快適な空間が実現されています。
こうしたクロスオーバーならではの居住性の良さと、デザインの良さを両立することで、新型クラウン(クロスオーバー)では上質な空間を現実のものとしました。

アイランドアーキテクチャー

インテリアのデザインでは「アイランドアーキテクチャー」という考え方を採用しています。センターコンソールやメーター周りなどをアイランド造形として、そこにスイッチ類の機能を集約しています。また、それにあわせてスイッチを水平方向に並べたことで、どの席からも直感的に操作ができるようになっているのも特徴です。アイランド以外の部分は背景として、色味を変えることで、空間のイメージを変化させます。

ゆとりある室内空間

運転席と助手席は、乗員を包み込むような造形となっています。また、インパネは水平基調で開放感を生み出します。圧迫感のない居心地の良さを実現しています。
後席は広々とした足元空間を実現。また、後席の窓の前後長が拡大したこともあり、景色を楽しめる寛ぎの空間となっています。

上質さと豊かさを感じさせるデザイン

内装デザインには、過度に飾りたてずに温かみを感じることのできる金属加飾「WARN STEEL」を採用。握り心地のよい造形を目指したシフトノブや、仕立てがよく着座時の安心感にこだわったシートなど、内装部品のひとつひとつにこだわったものが使われており、上質さや豊かさを感じることができます。

4種類の内装色を用意

内装色は4種類が用意されています。ブラック/イエローブラウン、ブラック/ダークチェスナット、フロマージュ、ブラック。シート表皮は本革と上級ファブリック+合成皮革、ファブリック+合成皮革の3種類となります。
内装色はグレードによって異なっており、RSグレードはブラック/イエローブラウン、XグレードとGグレードの基本はブラックとなります。そして、Gグレードの“Leather Package”と“Advanced-Leather Package”がフロマージュとブラック/ダークチェスナット、ブラックの3色が選べ、“Advanced”がブラック内装を選べます。
新しいクラウン(クロスオーバー)の最大の特徴は、セダンではなく、もう少し背の高いクロスオーバーというところ。その特徴を生かしつつ、快適でゆとりある空間を実現したのが、新型クラウン(クロスオーバー)のインテリアでした。新しくなっても、クラウンの伝統でもある上質で寛げる室内空間という魅力は、しっかりと受け継がれたのではないでしょうか。
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