軽旧規格が面白かった!? あの頃の軽自動車たち 〜スポーツクーペ編〜
更新日:2024.09.09
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黄色いナンバーだと思って油断していると、痛い目を見るハイスペックな軽自動車。コペンやS660など、軽スポーツの販売は続いているものの、現在は200万円近い実用車(トールワゴン等)が圧倒的に売れている時代です。今回は、魅力ある旧規格の軽スポーツカー(クーペ)を中心にご紹介します。
軽い!速い!けど狭い!「スズキ カプチーノ」
カプチーノは、スポーツカーらしいロングノーズ・ショートデッキスタイルを、軽のボディに凝縮。しかも駆動形式はFRという、生粋のスポーツカーとして誕生しました。
縦置きエンジン&軽自動車初の4輪ダブルウィッシュボーン式サスペンションを採用。そのエンジンは、フロンドミッドシップレイアウトを目指し、さらにはセンタートンネル&大きな断面のサイドシルで剛性を強化と、本気で走りを目指した結果、ドライバーの居住空間はミニマムなものになりました。
ドライバーが犠牲になった結果として、前後重量配分の最適化、高剛性、低重心というスポーツモデルに重要な要素を軽量ボディで実現していました。
これぞスズキ車!と胸を張って言える、本気のスポーツ走行を楽しめる軽自動車です。
縦置きエンジン&軽自動車初の4輪ダブルウィッシュボーン式サスペンションを採用。そのエンジンは、フロンドミッドシップレイアウトを目指し、さらにはセンタートンネル&大きな断面のサイドシルで剛性を強化と、本気で走りを目指した結果、ドライバーの居住空間はミニマムなものになりました。
ドライバーが犠牲になった結果として、前後重量配分の最適化、高剛性、低重心というスポーツモデルに重要な要素を軽量ボディで実現していました。
これぞスズキ車!と胸を張って言える、本気のスポーツ走行を楽しめる軽自動車です。
そんなにカプチーノは速いの?
700kgの車重に組み合わされるF6A 3気筒ターボエンジンは、純正で64ps。しかし、ブーストアップで馬力は上昇し、タービン+ECUチューンメニューでは120psが当たり前となりました。
動画は、タービン改造車の加速です。メーター読みですが、0-100km/hが6秒台。スポーティな1.5Lクラスでもなかなか出ないタイムです。
さらなるブーストアップやNOS噴射により、150~200psオーバーを目指す猛者も現れ、もはや軽自動車と呼んでいいのかわからなくなるケースも多々ありました。(ワイドボディ化により白ナンバー登録=普通車登録も比較的多い車両でした)
本格MR軽スポーツ「ホンダ ビート」
後継となるS660が発売されたことで、再び注目を集めることになったホンダ ビート。現在の軽規格よりも狭い旧規格で、MR+オープンという奇跡のパッケージを軽自動車で実現しました。
吸気システムMTRECにより、自然吸気エンジンにも関わらず64psを発揮。MRのクイックさ&軽量ボディに加えてよく回るエンジン。スポーツ走行を楽しめる軽自動車です。
低いノーズに加えて、エンジンはドライバーの後方に搭載されるため、荷物の積載性に関しては最低。それを補うため、ホンダではスポーツカーとしては非常に珍しいリアキャリアをオプションで用意。実際に使われているケースも多々ありました。
吸気システムMTRECにより、自然吸気エンジンにも関わらず64psを発揮。MRのクイックさ&軽量ボディに加えてよく回るエンジン。スポーツ走行を楽しめる軽自動車です。
低いノーズに加えて、エンジンはドライバーの後方に搭載されるため、荷物の積載性に関しては最低。それを補うため、ホンダではスポーツカーとしては非常に珍しいリアキャリアをオプションで用意。実際に使われているケースも多々ありました。
軽自動車のスーパーカーを目指した「マツダ オートザム AZ-1」
AZ-1は、当時、マツダの販売系列のひとつだったオートザムが発売したスポーツクーペです。スズキからOEM販売も行われ、そちらではCARA(キャラ)の名前でした。
エンジンは、アルトワークスやカプチーノにも搭載されたF6Aターボ。それをコクピットの後ろ、ミドに搭載しています。
スーパーカー然としたガルウイングドアを備えたボディには、FRPを多用。それをスケルトンモノコックというフレームに、組み合わせた結果、車両重量は720kg。
MRのレイアウトとクイックなレシオのステアリング、さらに軽量ボディによって、究極のハンドリングマシンと銘打たれていましたが、実際にはスピンモードに陥りやすい神経質なハンドリングでもありました。
超小型スーパーカーというキャラクターは、いまでもマニアにとってはたまらないスタイリングです。
生産台数は4,392台と、ライバルのカプチーノやビートに比べるとタマ数も少なく、程度が良い中古車は非常に高値で取引されています。マツダスピードバージョンは、特に高額となっています。
以上、旧規格の時代は、いまより小さいボディにも関わらず、軽量さと馬力を併せ持つ軽自動車が多数存在していたのです。
エンジンは、アルトワークスやカプチーノにも搭載されたF6Aターボ。それをコクピットの後ろ、ミドに搭載しています。
スーパーカー然としたガルウイングドアを備えたボディには、FRPを多用。それをスケルトンモノコックというフレームに、組み合わせた結果、車両重量は720kg。
MRのレイアウトとクイックなレシオのステアリング、さらに軽量ボディによって、究極のハンドリングマシンと銘打たれていましたが、実際にはスピンモードに陥りやすい神経質なハンドリングでもありました。
超小型スーパーカーというキャラクターは、いまでもマニアにとってはたまらないスタイリングです。
生産台数は4,392台と、ライバルのカプチーノやビートに比べるとタマ数も少なく、程度が良い中古車は非常に高値で取引されています。マツダスピードバージョンは、特に高額となっています。
以上、旧規格の時代は、いまより小さいボディにも関わらず、軽量さと馬力を併せ持つ軽自動車が多数存在していたのです。