ダイハツ ムーヴキャンバスのグレード比較!違いは意外とシンプル【プロ徹底解説】
更新日:2024.09.09
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2022年7月にデビューした第2世代のムーヴキャンバス。2つのデザインやターボ・エンジンの搭載などがトピックとなりました。それでは、そのグレード編成はどうなっており、その違いは何かを解説します。
文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK
文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK
ムーヴキャンパスは2つのデザインに3つのグレードと2つの駆動方式
新しくなったムーヴキャンバスは、「ストライプス」と「セオリー」という2つのデザインが用意されています。そして、それぞれにエントリーの「X」と上位の「G」、そしてターボ・エンジンを搭載する「Gターボ」というグレードが用意されています。さらに、3つのグレードには、すべて2WDと4WDが用意されています。つまり、2つのデザイン×3つのグレード×2つの駆動方式=12のモデルが用意されているのです。
12ものモデルがあると、複雑なように感じるでしょう。しかし、実のところ、その内容は意外にシンプルです。まず、2つのデザイン違いによる価格差はありません。つまり、デザインがどちらであっても、「X」「G」「Gターボ」の価格は一緒です。「X」の2WDの価格は149万6,000円で、4WDは162万2,500円。「G」は2WDが167万2,000円で、4WDは179万8,500円。「Gターボ」が179万3,000円で、4WDが191万9,500円です。
12ものモデルがあると、複雑なように感じるでしょう。しかし、実のところ、その内容は意外にシンプルです。まず、2つのデザイン違いによる価格差はありません。つまり、デザインがどちらであっても、「X」「G」「Gターボ」の価格は一緒です。「X」の2WDの価格は149万6,000円で、4WDは162万2,500円。「G」は2WDが167万2,000円で、4WDは179万8,500円。「Gターボ」が179万3,000円で、4WDが191万9,500円です。
同様に、同グレードであれば、デザインは異なりますが、「ストライプス」と「セオリー」も機能系の装備はほぼ同じ。さらに、「G」と「Gターボ」の装備もほぼ同じ。また、2WDと4WDの装備の違いもごくわずか。4WDにはヒーテッドミラー、リヤヒーターダクトがあって、リヤスタビライザーは2WDのみの装備といったくらいしかありません。
つまり、基本となる「X」と、上位の「G」「Gターボ」という2つの違いを抑えておけばOKという内容になります。
つまり、基本となる「X」と、上位の「G」「Gターボ」という2つの違いを抑えておけばOKという内容になります。
ムーヴキャンパスのエクステリアのグレードごとの違い
エクステリアのグレードごとの違いは、ヘッドライト系、ホイールキャップのデザインとなります。ヘッドライトは「X」がマルチリフレクターハロゲンだけなのに対して、上位の「G」と「Gターボ」はフルLEDとなり、LEDフォグランプが追加されます。メッキサイドガーニッシュが「G」「Gターボ」のみに装備されています。これは「ストライプス」も「セオリー」も同様です。
続いて「ストライプス」と「セオリー」で異なる、グレードの違いです。
ドアハンドルは、「ストライプス」の場合、「X」でシルバー、上位の「G」「Gターボ」でメッキになります。ただし、「セオリー」は全グレードでメッキとなります。
ホイールキャップは、「ストライプス」も「セオリー」も「X」は同じデザインでシルバー。上位の「G」「Gターボ」では2トーンになり、「ストライプス」がシルバー×パールホワイト、「セオリー」がシルバー×グレーとなります。
ドアハンドルは、「ストライプス」の場合、「X」でシルバー、上位の「G」「Gターボ」でメッキになります。ただし、「セオリー」は全グレードでメッキとなります。
ホイールキャップは、「ストライプス」も「セオリー」も「X」は同じデザインでシルバー。上位の「G」「Gターボ」では2トーンになり、「ストライプス」がシルバー×パールホワイト、「セオリー」がシルバー×グレーとなります。
ムーヴキャンパスのインテリアのグレードごとの違い
インテリアのグレードごとのデザインの違いは、「ストライプス」と「セオリー」で微妙に異なります。
インテリアカラーは「ストライプス」がホワイト、「セオリー」がブラウン。これは「X」「G」「Gターボ」で共通です。
シートは「ストライプス」で、「X」がライトグレー、「G」「Gターボ」がライトグレーにシートパイピングが付きます。「セオリー」は全グレード統一のネイビーです。
インテリアカラーは「ストライプス」がホワイト、「セオリー」がブラウン。これは「X」「G」「Gターボ」で共通です。
シートは「ストライプス」で、「X」がライトグレー、「G」「Gターボ」がライトグレーにシートパイピングが付きます。「セオリー」は全グレード統一のネイビーです。
ステアリング、インパネセンターシフト、メーターの3つは「X」と「G」「Gターボ」で異なります。ステアリングは、「ストライプス」の場合、「X」がウレタンに対して、「G」「Gターボ」がメッキオーナメント・シルバー加飾となります。
「セオリー」では、「X」がウレタンに対して、「G」「Gターボ」は本革巻きです。インパネセンターシフトは、「ストライプス」の場合、「X」が剤着塗装、「G」「Gターボ」がメッキボタン・メッキ加飾。「セオリー」では「X」の剤着塗装と、「G」「Gターボ」の本革巻きとなります。
メーターは、「ストライプス」の「X」がマルチインフォメーションディスプレイに対して、「G」「Gターボ」がTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ(ストライプス専用タコメーター)×タコメーターになります。「セオリー」もメーターは、「X」がマルチインフォメーションディスプレイに対して、「G」「Gターボ」がTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ×タコメーターになります。
「セオリー」では、「X」がウレタンに対して、「G」「Gターボ」は本革巻きです。インパネセンターシフトは、「ストライプス」の場合、「X」が剤着塗装、「G」「Gターボ」がメッキボタン・メッキ加飾。「セオリー」では「X」の剤着塗装と、「G」「Gターボ」の本革巻きとなります。
メーターは、「ストライプス」の「X」がマルチインフォメーションディスプレイに対して、「G」「Gターボ」がTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ(ストライプス専用タコメーター)×タコメーターになります。「セオリー」もメーターは、「X」がマルチインフォメーションディスプレイに対して、「G」「Gターボ」がTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ×タコメーターになります。
ムーヴキャンパスの安全装備のグレードごとの違い
スマートアシストは17もの機能を備えるムーヴキャンバスの自慢の先進の安全装備です。しかし、残念ながら、すべての機能が全グレードに搭載されているわけではありません。
ただし、衝突回避支援ブレーキ機能(対車両・歩行者[昼・夜])をはじめとする7つの衝突回避支援機能は全グレードに標準装備となります。また、認識支援機能の「先行車発進お知らせ機能」、駐車支援機能の「コーナーセンサー」も全車標準装備となります。
ただし、衝突回避支援ブレーキ機能(対車両・歩行者[昼・夜])をはじめとする7つの衝突回避支援機能は全グレードに標準装備となります。また、認識支援機能の「先行車発進お知らせ機能」、駐車支援機能の「コーナーセンサー」も全車標準装備となります。
認識支援機能のうち「AHB(オートハイビーム)」は「X」に標準装備。他の「標識認識機能(進入禁止/最高速度/一時停止)」「ADB(アダプティブドライビングビーム)」「サイドビューランプ(常時点灯式)」は「G」「Gターボ」で標準装備となります。これは「ストライプス」も「セオリー」も同じです。
運転負担軽減機能の「全車速追従機能付きACC」「LKC(レーンキープコントロール)」は「ストライプス」も「セオリー」でも「Gターボ」のみ標準装備となります。
駐車支援機能の「パノラマメーター」「スマートパノラマパーキングアシスト」は全車でオプションとなります。
運転負担軽減機能の「全車速追従機能付きACC」「LKC(レーンキープコントロール)」は「ストライプス」も「セオリー」でも「Gターボ」のみ標準装備となります。
駐車支援機能の「パノラマメーター」「スマートパノラマパーキングアシスト」は全車でオプションとなります。
ムーヴキャンパスの快適機能のグレードごとの違い
快適機能もグレードごとに装備内容が異なります。
「電動パーキングブレーキ」と「オートブレーキホールド機能」は「X」にはなく、「G」と「Gターボ」のみの装備となります。
また、「ウェルカムドアロック解除」「パワースライドドア ウェルカムオープン機能」も、「X」にはなく、「G」と「Gターボ」のみの装備となります。
「電動パーキングブレーキ」と「オートブレーキホールド機能」は「X」にはなく、「G」と「Gターボ」のみの装備となります。
また、「ウェルカムドアロック解除」「パワースライドドア ウェルカムオープン機能」も、「X」にはなく、「G」と「Gターボ」のみの装備となります。
2つのデザインと3つのグレード、2つの駆動方式と、バリエーションの豊富なムーヴキャンバスですが、内容を精査してみれば、エントリーの「X」、上位の「G」「Gターボ」という大きく2つのグレードの違いを見れば、だいたいの内容を把握することができます。