トヨタ プリウスPHVのエクステリアをご紹介!【プロ徹底解説】

トヨタ プリウスPHV

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トヨタ プリウスPHVのエクステリアは、ノーマルのプリウスがベースとなります。プリウスPHVにも通じる、プリウスのエクステリア・デザインの特徴とは、どんなものなのでしょうか?

また、プリウスPHVとノーマルのプリウスは、どのようなデザインの違いがあるのでしょうか。先代モデルとの違いもあわせて、プリウスPHVのデザインを解説します。

文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK

鈴木 ケンイチ

モータージャーナリスト。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。最近は新技術や環境関係に注目。年間3~4回の海外モーターショー取材を実施。レース経験あり。毎月1回のSA/PAの食べ歩き取材を10年ほど継続中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 自動車技術会会員 環境社会検定試験(ECO検定)

鈴木 ケンイチ
Chapter
プリウスPHVのエクステリアについて①|最新モデルにも継承されたプリウスのデザインDNA
プリウスPHVのエクステリアについて②|PHVだけに採用されたデザイン
プリウスPHVのエクステリアについて③|骨格に採用されたTNGAとは

プリウスPHVのエクステリアについて①|最新モデルにも継承されたプリウスのデザインDNA

現行型のプリウスPHVのベースとなったプリウス。そのデザイン・コンセプトは「アイコニック・ヒューマンテック」です。

アイコニックには「ひと目でプリウスとわかるシンボリックなデザイン」、ヒューマンテックには「人の記憶や直感でわかる先進機能」が込められています。簡単に言えば、「プリウスであり、先進的であることが、ひと目でわかる」というのが狙いです。
そして、ひと目でプリウスとわかるために採用されたのが、先々代となる2代目のプリウスから採用されている「トライアングルシルエット」です。

これは横から見たときに車全体が三角形になるという、独特のプロポーションのこと。
しかも、現行型では、三角形の頂点となるルーフのピークを、先代よりも170mm前進させ、さらに三角形を際立たせているのです。

プリウスPHVのエクステリアについて②|PHVだけに採用されたデザイン

ベースとなった現行型プリウスは、先代同様に、ノーズ先端のトヨタのマークを強調するような顔つきが採用されました。また、ヘッドライトは先代よりも、さらに複雑なデザインが採用されています。

この新しい顔つきを土台にしつつも、現行型のプリウスPHVは、独自デザインのグリルとヘッドライトが採用されました。ブラック部分の大きなグリルと、薄くシャープな4眼LEDヘッドライトです。先代のプリウスPHVが、ベースモデルと大差ないルックスだったことに比べ、大きな違いとなります。
リヤビューもベースのプリウスとプリウスPHVでは、異なるデザインとなっています。

ベースとなったプリウスの後ろ姿は、後方に向って絞ってきた上部のキャビン部分に対して、ボディは下部に向って広がるような形をしています。下が広くて、上が小さい、安定感あるデザインです。
その現行型のプリウスの後ろ姿に、エモーショナル感をプラスしたのが現行型プリウスPHVです。バックガラスは、大きく2つの膨らみがあり、その後ろのテールエンドには、ハイマウントストップランプとつながったリヤコンビネーションランプの一本の赤い線が躍ります。

この複雑な造形でありながら、素材にCFRP(カーボンファイバー素材)を使うことで軽量化も実現しているのです。

プリウスPHVのエクステリアについて③|骨格に採用されたTNGAとは

プリウスならではのトライアングルシルエットを作り出した車の骨格には、新開発されたTNGAプラットフォームが採用されました。
このTNGAプラットフォームの特徴は、低重心であること。全高を下げつつ、ゆとりある室内空間と荷室空間を生み出しました。これがなければ、現行プリウスの低い構えは実現できなかったはずです。
寸法でいうと、先代のプリウスPHVは、全長4480×全幅1745×全高1490mm。これに対して現行のプリウスPHVは、全長4645×全幅1760×全高1470mm。新型となって、より長く、ワイドになりつつ、背が低くなっています。
歴代のプリウスらしさを継承しつつ、トライアングルシルエットをさらに先鋭化したのが、現行型プリウスのエクステリア・デザインです。

そして、プリウスPHVは、さらにエモーショナルな後ろ姿を加えています。ひと目でPHVだと分かるユニークなエクステリア・デザインがプリウスPHVの特徴となっています。
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