無資格なのに!セルフ式ガソリンスタンドで自分で給油できる理由とは

セルフ式ガソリンスタンド

※この記事には広告が含まれます

ガソリンスタンドで給油できるガソリンや軽油は危険物に該当します。

取り扱いには、国家資格である危険物取扱者甲種または危険物取扱者乙種4類の保有が必須です。

しかし、セルフ式のガソリンスタンドでは、不特定多数の人が給油を行います。なぜ、資格を持っていなくてもセルフ式のスタンドでガソリンを給油できるのでしょうか。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
危険物取扱者の資格を持つスタッフが常駐しているから

危険物取扱者の資格を持つスタッフが常駐しているから

ガソリンは消防法の第2条第7項にて、危険物として定義されています。

そのため、取り扱いには基本的に資格が必要となりますが、セルフ式のガソリンスタンドでは資格を持っていない人でも車に給油することができるようになっています。

これを可能にしているのが、危険物の取り扱い資格を持ったスタッフの常駐です。

セルフ式のガソリンスタンドでは、お客側が油種と給油量を選択し、お金を払って給油するまでの流れをお客側で行っています。

このことから、お客側で全ての操作を行っていると思われがちです。
しかし、実際にガソリンを扱う段階にあたる給油作業開始の判断は、お客の様子をモニターなどでチェックしているガソリンスタンドのスタッフの判断によって下されます。

ガソリンスタンドのスタッフは、給油レーン含む店舗の敷地内をモニタリングしており、お客の給油操作を始め、レーン付近に火気はないか、禁じられている携行缶への給油はないかなどをチェックしています。

給油ノズルのレバーを引くからガソリンが出てきて給油されるのではなく、ガソリンスタンドのスタッフが安全を確認出来た後、給油許可を行うことでガソリンが出てくるという仕組みなのです。
【お得情報あり】CarMe & CARPRIMEのLINEに登録する

商品詳細