閉じ込められた!踏切を渡っている途中で遮断器が下りたらどうしたらいい?

踏切

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内閣が公表している鉄道交通事故の動向によれば、2019年中の踏切障害事故発生件数は206件、死傷者は135人にのぼることが報告されています。

踏切に閉じ込められる危険性は、身近に潜んでいるのです。

では、踏切を渡っている途中に遮断器が下りた場合どうしたらいいのでしょうか。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
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車で遮断棒を押し上げて脱出する

車で遮断棒を押し上げて脱出する

踏切を渡っている途中に遮断器が下りた場合、まずは慌てずに周囲の状況を確認することが必要となります。

一般的に、踏切では遮断機が閉じたあと、15秒以上が経って列車が通過することになっています。

つまり、最短で15秒以内になんらかの対策を講じなければ、大きな事故に繋がってしまう可能性が非常に高いのです。

そして、遮断機に閉じ込められた場合、最も有効な脱出方法となるのは車で遮断機を押し上げる方法です。
現在遮断機に使われている遮断棒は、車で押しても破損せず、上に開くような造りになっています。

そのため、踏切の前を通過する他の車に気を付けつつ、ゆっくり車を前進させて遮断棒を押し上げ、脱出するのが安全な方法となります。

また、なんらかのトラブルで車が踏切内で動かなくなってしまった場合、車から降りて、設置されている警報機の非常ボタンを押し、接近する電車に異常事態が起こったことを知らせる必要があります。


JR西日本が公表しているデータによれば、2020年度に発生した踏切障害事故の内、およそ36%が無理な横断が原因としています。

踏切にさしかかったら、遮断機の存在や警報機が鳴っている・鳴っていないに関わらず、一旦停止をして安全確認をした方が良いでしょう。
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