BMW M4クーペCompetitionの安全装備【プロ徹底解説】

BMW M4

M4 Competitionは、サーキットでの走行を可能とするハイ・パフォーマンス・モデルでありながら、高性能3眼カメラ&レーダー、および高性能プロセッサーによる高い解析能力の最先端運転支援システムである「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」が標準装備となっています。

この「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」の機能をはじめとした運転支援システムを紹介します。

文・写真/萩原 文博

Chapter
高速渋滞時ハンズ・オフ・アシスト
トラフィック・サイン・アシスト
アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)
ステアリング&レーン・コントロール・アシスト
レーン・ディパーチャー・ウォーニング
レーン・チェンジ・アシスト
レーン・チェンジ・ウォーニング
クロス・トラフィック・ウォーニング(フロント&リヤ)
クロスロード・ウォーニング
前車接近警告機能
後車衝突警告機能
衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避アシスト付)
アクティブ・サイド・コリジョン・プロテクト
エマージェンシー・ストップ・アシスト
リバース・アシスト

安全装備を一覧で紹介

高速渋滞時ハンズ・オフ・アシスト

高速道路などを走行中、一定の条件下でアシスト・システムを起動させると、ドライバーがステアリングから手を離しても、クルマがステアリングを自動的に操作しながら運転を継続する機能が高速渋滞時ハンズ・オフ・アシストです。

先行車との車間距離を保ったまま、 車両停止や再加速も含んだアクセル/ブレーキ操作を自動で行いながら 追従走行を継続。

渋滞時におけるドライバーの負担を大幅に軽減します。

トラフィック・サイン・アシスト

走行している道路の制限速度をACC/アクティブ・クルーズ・コントロールなどに提供する機能が、トラフィック・サイン・アシスト(速度制限認識)です。

より安全な追従走行を実現します。

アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)

アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)はドライバーが任意に設定した速度をベースに、先行車との車間距離を維持しながら自動で加減速を行い、高速走行をサポートする機能です。

車両停止や再加速も自動で行うため、渋滞時の運転負荷を軽減します。

ステアリング&レーン・コントロール・アシスト

アクセル、ブレーキ、ステアリングを自動的に操作し、車両を常に車線の中央を走行するようにサポートしてくれるのが、ステアリング&レーン・コントロール・アシスト機能です。

レーン・ディパーチャー・ウォーニング

レーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)は車線からクルマが逸脱しそうになると、ステアリング・ホイールを振動させてドライバーに注意を促す機能です。

レーン・チェンジ・アシスト

一定条件下においてウインカー・レバーをワンタッチするだけで、車が車両周囲の安全を確認し、自動的に車線変更を行うのがレーン・チェンジ・アシストです。

安全が確認されない場合やドライバーによるステアリング操作があった場合、機能はキャンセルされます。

レーン・チェンジ・ウォーニング

リアバンパーに組み込まれたセンサーがドライバーから死角になる左右後方の車両や追い越し車線上を急接近してくる車両を認識し、ドア・ミラー内側のインジケータを点灯させ、ドライバーに警告する機能が、レーン・チェンジ・ウォーニングです。

また、ターン・インジケータがオンの際には、ステアリングの振動によって注意を促します。

クロス・トラフィック・ウォーニング(フロント&リヤ)

クロス・トラフィック・ウォーニングは、車両の前後にドライバーの死角方向から接近してくるクルマや歩行者をセンサーが検知し、ドライバーに警告する機能です。

クロスロード・ウォーニング

クロスロード・ウォーニングは駐車スペースからクルマを動かす場合や、視界の悪いT字道路を進む場合など、横切る車両や歩行者を、バンパーに内蔵されたセンサーにより認識。接近を検知した場合はコントロール・ディスプレイに警告表示を行い、ドライバーに注意を促す機能です。

走行中の予期せぬ危険や見え難い不安に対しドライバーをサポートする予防安全技術です。

前車接近警告機能

常に前方をモニターし、先行車に接近すると、まず予備警告として、メーター・パネルおよびBMWヘッドアップ・ディスプレイの警告灯で注意を喚起するのが前車接近警告機能です。

急速に接近した場合は緊急警告が作動し、警告音を発して、衝突を避けるように強く促すとともに、システムが予めブレーキ圧を高め、ドライバーのブレーキ操作時に瞬時に最大の制動力を発揮できるように備えます。

後車衝突警告機能

後車衝突警告機能は後続車が接近し過ぎた場合に、ハザード・ランプを点滅して後続車に警告します。

衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避アシスト付)

ステアリングやブレーキの操作など、ドライバーによる事故回避行動がないまま、衝突が不可避と判断された場合、システムが自動的にブレーキをかけて先行車や歩行者との衝突回避・被害軽減を図る機能が、衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避アシスト付)です。

ブレーキによって衝突が回避できないとドライバーが判断し、ステアリングでの回避動作に入った場合は、システムが周囲の状況を判断し、ステアリングの操作力にも介入します。

アクティブ・サイド・コリジョン・プロテクト

アクティブ・サイド・コリジョン・プロテクトはボディ側面の前後左右に装備された計4個のセンサーにより、隣の車線を走行するクルマが車線変更する際などに側面衝突の危険が高まった場合、走行中の車線を維持しながら、接近してくるクルマから距離をとるようにステアリング操作に介入し、衝突回避をサポートする機能です。

エマージェンシー・ストップ・アシスト

走行中にドライバーの体調が急変した場合などに、同乗者およびドライバー本人がパーキングブレーキを長引きすることで作動するのが、エマージェンシー・ストップ・アシストです。

クルマは自動的にハザードランプを点滅させながら停止し、同時にSOSコールを発信します。

リバース・アシスト

時速35km以下の走行時に、直近50mのドライビング・ルートを自動的に記録し、必要なときにはこれまでドライブしてきたルートに沿ってステアリングを自動的に操作しながら後退できる機能がリバース・アシスト/後退時ステアリング・アシスト機能です。

ドライバーはステアリング操作に集中する必要がなく、車両の周囲の状況に把握して操作できます。

現在、販売されているBMWモデルの中でも、最先端の運転支援システムを搭載しているM4クーペCompetition。

高速道路などでの渋滞時ではハンズオフによる運転も可能で、ドライバーの負担を軽減してくれます。

さらに狭い場所で後退しなければならない時にサポートしてくれるリバース・アシストなど運転支援システムは充実しています。

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博
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