飛び石でフロントガラスに傷がついたらどう対処すべき?

亀裂

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車で走行中、「バチッ!」と言う音が聞こえると嫌な予感がするものです。

フロントガラスを確認すると、飛び石でヒビができてしまっていることも...。

飛び石はわかっていてもなかなか避けられるものではありません。

ボディならタッチアップペンやボディリペアで直すことができますが、ガラスの場合はどのように対処したら良いのでしょうか?

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
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フロントガラスに傷がついたときに気をつけるべきこととは?

フロントガラスに傷がついたときに気をつけるべきこととは?

現代のフロントガラスは、2枚の合わせガラスの間に「可塑(かそ)化ポリビニールブチラール」という樹脂板を挟んだ構造になっています。この樹脂板が破片を留まらせる特性を持っているため、飛び石程度の衝撃なら、ガラスが飛び散ることはないでしょう。

とはいえ、もしフロントガラスに傷がついてしまったら、放置はしてはいけません。

まずは一度安全な場所に車を停めて、傷の状態や大きさを確認しましょう。視界に影響がある場合や損傷が大きいようであれば、運転を避け、ロードサービス等を利用しましょう。

仮に小さい傷で、走行に影響がないと判断した場合であっても放置してはいけません。速やかに修理するようにしましょう。

走行中の振動や風圧、温度変化などにより、傷の状態が悪化し傷がどんどん大きくなる可能性があるためです。もっとも、フロントガラスに大きな傷やヒビがあると車検に通らない場合もあるため、遅かれ速かれ処置は必要となるでしょう。
また、瞬間接着剤や応急処置シールなどの市販品を使用する場合にも注意が必要です。あくまでこれらは応急処置であるため、根本的な解決にはなりません。そればかりか、本格的な補修の妨げになる可能性もあるので、基本的には専門業者に見てもらうのが良いでしょう。

なお、リペアで対応できる傷の大きさは2cm未満と言われています。また、ガラスの端から10〜20cmほど離れている必要があります。放置して亀裂が大きくなったり、大きな傷がついてしまった場合には、フロントガラスを交換しなくてはいけません。

そうならないためにも、フロントガラスに傷がついてしまったら放置せずにしっかりと修理に出しましょう。また、車両保険のプランによっては飛び石傷によるフロントガラスの損傷を補償してくれる場合もあるため、プランの見直しや確認などもしておくと良いでしょう。
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