フロントバンパーにあるフタのようなモノ…何のためにあるかご存じですか?
更新日:2021.12.23

自動車のフロントバンパーには、円形や四角い形のフタのようなものがあります。
気にされていない方もいると思いますが、開けるとなにがあるのでしょうか?
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- 答えは牽引フックの取り付け部!
- ドレスアップのパーツとしても人気
答えは牽引フックの取り付け部!
フロントバンパーに設置されているフタを外すと、なかにネジ山が切られた穴があり、そこに牽引フックを取り付けます。
牽引フックは、車体の前後に取り付けることができ、バンパーに取り付け穴のフタが無い場合は、車体の下側に装備されています。
牽引フックとそれを取り付ける箇所は、車を引っ張れるように頑丈にできています。
他の場所にロープなどを掛けて車を牽引すると、パーツが破損してしまうこともあります。
緊急時、車を引っ張るのに牽引免許は必要?
公道で車両を牽引する場合、牽引される車両の総重量が750kgを超えると、けん引免許が必要になります。
しかし、故障車やスタックした車の救出など緊急を要する場合には、けん引免許は必要ありません。
ドレスアップのパーツとしても人気
特に工具も必要なく簡単に取り外しができるので、ドレスアップパーツとしての人気も高くなっています。
過酷な走行を繰り広げるレーシングカーでは、走行不能になった際に即座に移動できるよう牽引フックが取り付けられています。
そういったレーシングカーのイメージもあり、牽引フックはドレスアップのためのパーツとしても人気があります。
しかし公道では、保安基準違反になってしまうものもあります。公道で取り付けて走る際は、気をつけましょう!