レクサス 4代目RXは3代目から安全性能が大きく進化しモデルバリエーションも豊富になっている!(6AA-GYL26W-ARXGB型)

レクサス 4代目RX

レクサス 4代目RX(6AA-GYL26W-ARXGB型)は、先代モデルである3代目RXのフルモデルチェンジにより2015年にデビューしました。

ラグジュアリーSUVという新領域を初代RXが切り拓いて以降、世界中で高い評価を受け続けており、その分野で確固たる地位を築くと同時にレクサスを代表するモデルのひとつとして成長しています。

現行モデルである4代目RXの開発にあたり、レクサスは「挑戦するデザイン」というコンセプトのもと、アグレッシブとエレガンスの融合によるスタイリッシュなモデルを誕生させました。

今回は、そんな4代目RXが先代モデルとどこが変わったのか、詳しく紹介していきます。

Chapter
レクサス 4代目RXとはどんなクルマなの?
レクサス 4代目RXはモデルチェンジでより大きく、パワフルに!
レクサス 4代目RXのモデルチェンジ最大の変化は、安全機能の大幅な強化にあり!
レクサス 4代目RXはテレマティクスサービスの進化と3列シートモデルの追加でさらに快適なドライブが可能に!

レクサス 4代目RXとはどんなクルマなの?

4代目RXは、初代RXが1998年に北米市場でデビューし大人気となって以降、2003年の2代目RX、2009年の3代目RXを経て2015年に登場したクルマです。

初代と2代目は日本市場でハリアーとして発売されましたが、国内でRXとしてラインアップされたのが3代目以降であるとは思えないほど定着し、現行モデルはレクサスを支える人気車種のひとつとなっています。

RXが開拓したラグジュアリーSUVというジャンルは多くの自動車メーカーに影響を与えました。

同ジャンルには次々と新しいモデルが市場に投入され続けていますが、そのパイオニアとしてのRXが、今でも卓越した性能によりアグレッシブでエレガントなスタイルを保ち続けているのは知られている通りでしょう。

RXは開発段階で数多くのテストが繰り返され、テストコースだけでなく海外の街路や山岳路におけるテスト走行によって、操縦安定性と乗り心地が徹底的に追求されている1台でもあります。

パワーユニットにはハイブリッドの3.5L V6エンジンと2L 直4インタークーラー付ターボエンジンを搭載し、3列シートモデルであるRX 450hL やスポーティモデルである「F SPORT」も設定されるなど、バリエーションも豊富。

安全性能も際立っており、衝突回避支援機能や渋滞時の運転支援機能などの先進技術が多数採用され、ドライバーと乗員のセーフティドライブに役立っています。

もちろんラグジュアリーSUVとしての快適性能も一流で、セカンドシートに電動リクライニング&電動格納機能付のシートヒーター搭載のパワーシートを選択できるほか、オプションを使用すればシートを独立型のキャプテンシートとすることも可能なのです。

また、リアシートで11.6インチ高精細ディスプレイによる映像を楽しむことが出来る「リアシートエンターテイメントシステム」や、ハイエンドオーディオ「マークレビンソン」のプレミアムサラウンドサウンドシステムを装備することができる点もRXの魅力。

このように、RXは走行性能と安全性能、快適性能全てが高水準のレベルに仕上がった優秀なラグジュアリーSUVであるといえるでしょう。

レクサス 4代目RXはモデルチェンジでより大きく、パワフルに!

2015年10月に登場した現行モデルの4代目RXは、2009年にデビューした先代モデルの3代目RXよりスピンドルドリルを強調するなど、力強さを感じさせるエクステリア(外装)を採用している点が大きな特徴です。

1998年に発表され世界中で人気を博した初代と2003年発売の2代目が日本国内ではハリアーとして販売されたことから、2009年に発売された3代目は国内市場における初のレクサス RXとして大きな注目を集めたことを、記憶している方も多いかもしれません。

ハリアーが2013年に日本国内専用車として発表されてから約2年後の登場となった4代目RXは3代目よりもさらにプレミアム感が求められましたが、レクサスは見事にその期待に応えました。

現行の4代目RXは3代目RXよりも、全長4,890mm(RX450hL は5,000mm)は120mmロングに、全幅は10mm拡大した1,895mm、全高は20mm高くした1,710mm(RX450hL は1,725mm)と全体的にボリューム感を高めており、ホイールベースも2,790mmと、50mm長くなっています。

ただし、車内空間にはそれほど変化がなく、室内長は2,180mmから2,095mmへと85mm短くなり車内幅が1,560mmから1,590mmへと30mmの拡大、車内高が1,220mmから1,200mmへと20mm低くなり、車両重量は3代目の1,820kg~2,130kgから現行モデルの1,890kg~2,240kgとやや重くなりました。

また、モデル構成は3代目RXの最終モデルがRX270/RX350/RX450hであったのに対し、現行の4代目RXはRX300/RX450h/RX450hLとなっています。

全長を5,000mmとしたロングの3列シートモデルであるRX450hLの設定が特徴的であるとはいえ、RXのユーザー層がさらに広がる要因となっているのです。

さらにエンジンは3代目RXが3.5L V型6気筒と2.7L 直列4気筒であったのに対し、4代目RXは3.5L V型6気筒と2.0L 直列4気筒インタークーラー付ターボエンジンで、最大出力はそれぞれ249PSから262PS、188PSから238PSへと強化。

このように4代目RXは、全体的なボリューム感を高めパワーユニットを改良しつつ、3列シートモデルを設定してよりバリエーションが豊かになったといえるでしょう。

レクサス 4代目RXのモデルチェンジ最大の変化は、安全機能の大幅な強化にあり!

4代目RXへとフルモデルチェンジするにあたり、最も大きく変化した点が安全機能の大幅強化でしょう。

3代目RXにもミリ波レーダー方式のプリクラッシュセーフティシステムや車両接近通報装置、ブレーキアシストなどが搭載されていましたが、4代目RXはこれらの性能をより一層高め、Lexus Safety System+としているのです。

まずプリクラッシュセーフティは、ミリ波レーダーに加え単眼カメラにより道路上の車両や歩行者・自転車を検出すると共に、衝突する可能性が高い場合には衝突回避あるいは衝突被害の軽減を支援してくれます。

遠方の歩行者や路肩、それに標識をより早く認知することを可能とするブレードスキャンアダプティブハイビームシステムを使用すれば、夜間走行時のストレスを軽減してさらに快適なドライブを楽しめるようになるでしょう。

運転支援機能が著しく進歩していることがわかりましたが、RXの安全面強化はそれだけではありません。

まず、高速道路や自動車専用道路の走行中に車線維持に必要なステアリング操作支援を行い、車線逸脱警報機能や車線逸脱抑制機能へとつなげるレーントレーシングアシスト。

追従走行を支援するレーダークルーズコントロールは、ミリ波レーダーと単眼カメラによって前方車両に対する割り込み検知能力が強化されており、渋滞走行時の運転負荷を大幅に軽減してくれます。

また、道路標識を表示して告知も行うロードサインアシストは、単眼カメラが認識した道路標識をマルチインフォメーションディスプレイやカラーヘッドアップディスプレイに表示。

違反動作を行っているとシステムが判断した場合には、表示の反転や点滅でドライバーに告知することで道路標識の見落としを減らし、安全運転を促してくれるのです。

先代モデルである3代目に比べ安全性能が大きく向上している4代目RXは、ドライバーと乗員のセーフティドライブに役立っている点が最大の進化といえるでしょう。

レクサス 4代目RXはテレマティクスサービスの進化と3列シートモデルの追加でさらに快適なドライブが可能に!

ラグジュアリーSUVとしてのRXは、以前から快適ドライブをサポートする装備が充実していました。

3代目RXもそれは同様で、運転席・助手席ポジションメモリー、ベンチレーション機能やヒーター付の本革シートなどが搭載されていたのです。

加えて、12スピーカーのレクサスRXプレミアムサラウンドシステム、オプションの「マークレビンソン」プレミアムサラウンドサウンドシステムも設定されていました。

そもそもの快適性能が高かったRXですが、現行モデルの4代目RXではテレマティクスサービスの進化が目立っています。

これはレクサスがオーナーのために用意しているLEXUS TOTAL CAREの進化と言っても過言ではなく、ナビゲーションがセンターの最新ナビゲーションと車載ナビゲーションを融合させたハイブリッドナビに進化したのです。

ハイブリッドナビはVICSによる最新の道路交通情報に加え、ユーザーの走行情報から生成した独自情報を元により短時間で到着する最適なルートを車載機に配信するもので、さまざまなシーンに応じたルートパターンを提供してくれます。

4代目RXは、エージェントサービスも強化されています。

ステアリングスイッチのトークスイッチを押して発話することにより、音声対話でカンタンに目的地設定やエアコン、電話操作などを行うことが可能なのです。

その他にも、テレマティクスサービスの強化点としてLEXUS Appsが挙げられるでしょう。

これはアプリをスマートフォンのようにナビにダウンロード出来るG-Link LEXUS Appsと、レクサスライフを便利にするためのスマートフォン向けアプリサービスであるG-Link LEXUS smartG-Linkなどから構成されています。

また、テレマティクスサービス以外で4代目RXとなって大きく注目されるのが、3列シートモデルの追加に伴うセカンドシート及びサードシート周辺の装備充実です。

3列シートモデルのRX450hL が追加されたことによって、セカンドシートをアームレスト・カップホルダー付のキャプテンシートとするオプションが設定されました。

加えて、VersionL ではセカンドシートが電動リクライニング&電動格納機能付のパワーシートとなるなど、セカンドシートの快適機能が改良されたのです。

さらに3列シートモデルの設定に伴い、RX450hL にはサードシート独立温度調整オートエアコンが装備され、サードシートからの温度や風量調節が可能になっています。

このように4代目RXは、先代モデルである3代目RXから高い水準だった快適機能がさらに進化したクルマなのです。

4代目RXは、フルモデルチェンジに伴いボディーの大型化とパワーユニットの強化を推し進めると同時に、最新の安全性能がふんだんに盛り込まれたことが最も重要な改良ポイントであるといえます。

また、LEXUS TOTAL CAREの進化や3列シートモデルの設定に伴うセカンドシートのパワーシート化とキャプテンシートの採用も、ユーザー層の幅を広げるうえで大きな役割を果たしているといって良いでしょう。

RXはこれからもラグジュアリーSUVとして人々の求める機能を新モデル採用しながら、進化を続けていくのではないでしょうか。

※2021年8月現在

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道