日産の社名・ロゴの由来をあなたは知っていますか?

日産の社名・ロゴの由来を徹底紹介

ノートやマーチ、エルグランドやフェアレディZなどを代表とする、日本の大手自動車メーカーである日産。

普段から街中を走る日産のクルマやロゴ、キャッチフレーズや社名などを目にする機会も多いのではないでしょうか。

今回は、日本を代表する自動車メーカーである日産の社名とロゴにはどんな意味が込められているのか、由来と併せて詳しく紹介していきます。

Chapter
日産とはどんな会社なのか?
日産の社名の由来とは?
こだわり抜かれた日産のロゴ誕生の秘密とは?

日産とはどんな会社なのか?

日産自動車、通称日産は神奈川県横浜市に本社を置く自動車メーカーです。

北アメリカやヨーロッパなどの50か国では高級車ブランドのインフィニティ、新興国向けには低価格ブランドのダットサンを展開することでも知られています。

そんな日産の筆頭株主は2020年3月現在、フランスの自動車メーカーであるルノーであり、日産ではルノーの車種を「日産」ブランドで販売しているのです。

さらに、海外では特にSUVと小型車に強みを持っているのも特徴。

日産の2010年のグローバル販売台数と、グローバル生産台数は共に400万台を超え、日本の自動車メーカーとしてはトヨタ自動車に次いで2番目に400万台の大台を突破したのです。

また、2017年の上半期にはルノー、三菱自と合わせた世界販売台数でグループ第1位を獲得しました。

日本だけでなく世界中で名を轟かせる日産は、まさに大手自動車メーカーの名を冠するに相応しいのではないでしょうか。

日産の社名の由来とは?

日産の社名の由来は、1933年年12月26日にまで遡ります。

日本産業株式会社と戸畑鋳物株式会社という会社の協同出資により、ダットサンと自動車部品の製造・販売を行なう『自動車製造株式会社』として設立されたのがはじまりなのです。

そして1934年6月1日に日本産業の全額出資となったことで、会社の名前を『日産自動車株式会社』に変更されました。

この出来事が、現在耳にする日産の社名の由来なのです。

こだわり抜かれた日産のロゴ誕生の秘密とは?

日産のロゴマークは元々ダットサンで使用されていたもので、ダットサンの創業者である吉崎良造と田中常三郎がアメリカの自動車メーカーであるシボレーのマークに着想を得たことが前身となります。

当時は赤の日の丸と太陽をベースに天空をモチーフとしたコバルトブルーを入れ込み、真ん中に白色の横文字で「DATSUN」と書かれており、現在のロゴマークとは全く違ったデザインだったのです。

創業50周年を迎えた1983年には、アメリカのペンタグラム社が制作したロゴマーク及び指定フォントに一新。

さらに2001年にはデザインが社内コンペで検討されたほか、立体的なものとなったロゴマーク及び指定フォントに一新され、2001年にフルモデルチェンジしたシーマ、プリメーラから採用されたのです。

そして2020年7月、日産は新たな未来に向かってロゴを刷新しました。

単なる自動車メーカーとしてだけでなく、モビリティとサービスを提供するプロバイダーとして進化を続けている日産。

この革新的な変化が、グローバルデザイン担当専務執行役員であるアルフォンソ・アルバイサの想像力を解き放ち、抜本的な変革からインスピレーションを得て誕生したのです。

どのような媒体で使用される場合でも、新たなロゴは「日産」であることを明確に際立たせる必要があったうえ、光っていない状態でも強い印象を与えなければなりませんでした。

旧デザインは工業的でハードな印象を与えていましたが、今回新しくデザインされたロゴは上品で親しみやすく、デジタルとの親和性の高いデザインへ移行しました。

これは、日産が伝統的な自動車メーカーとしてだけでなく、モビリティとサービスを提供する会社へと進化していくことを示していると言っても過言ではありません。

このように、新しい日産ロゴは、創業当初から一貫して引き継がれてきた『至誠天日を貫く』という日産の理念を変わらず表現しているといえるでしょう。

今回は、日産の社名とロゴマークに込められた意味、由来について詳しく紹介しました。

幾度ものロゴマーク変更を経て2020年7月に新たなロゴマークを刷新した日産は、今後も創業当初からの理念を受け継ぎつつ未来へと歩みを進めていくことでしょう。

日産の今後の商品展開や動きからも、目が離せません。

※2021年7月現在

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道