日産 フェアレディZ Z34型(6代目)のインパネは機能性とデザイン性を両立!魅力を紹介

日産 6代目フェアレディZ

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伝統的スポーツカーである日産 6代目フェアレディZ(Z34型)。

1969年に初代S30型が誕生して以来、走り、デザイン、クオリティなどすべてにおいて、スポーツカーとしてのこだわりを常に貫いてきました。

今回は、そんな6代目フェアレディZのインパネ周りについて迫っていきましょう。

※2021年7月現在

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
日産 6代目フェアレディZは圧巻の走りを実現したスポーツカー
日産 6代目フェアレディZのインパネは運転のしやすさを重視
日産 6代目フェアレディZは、高機能のカーナビゲーションシステムを搭載
日産 6代目フェアレディZのセンターコンソールは、快適な操作性を追求
日産 6代目フェアレディZのインパネ周辺は、デザインの統一感が魅力

日産 6代目フェアレディZは圧巻の走りを実現したスポーツカー

シートアレンジを詳しく解説する前に、まずはフェアレディZについて紹介していきます。

フェアレディZには、標準車、豪華仕様のバージョンT、スポーツ仕様のバージョンS、両者を兼ね備えたバージョンST、レース技術を投入した最上級グレードNISMOの、全部で5つのグレードがあります。

今回はNISMO以外のバージョンに絞って見ていきましょう。

NISMO以外のバージョンのサイズは、全長4,260mm×全幅1,845mm×全高1,315mmで、2人乗りとなっています。

トランスミッションは6速マニュアルと7速オートマが用意されており、駆動方式はFR(後輪駆動)です。

エンジンはDOHC・V型6気筒を搭載しており、最高出力は247kW(336PS)/7000rpm、最大トルクは365Nm(37.2kgf)/5200rpmを誇っています。

フェアレディZ最大の特徴は、スポーツカーならではの圧巻の走りといえるでしょう。フロント・リアともにワイドトレッド化することで、コーナリングや高速域での操縦安定性とスタビリティを向上させました。大型タイヤを採用することで乗り心地の良さと操縦安定性の両立も追求しています。

また、リアの接地荷重を維持するためにリアタイヤを100mm前方に移動させ、ショートホイールベース化したことにより安定性を損なわずに機敏さを高めているのです。

日産 6代目フェアレディZのインパネは運転のしやすさを重視

フェアレディZのインパネは、運転のしやすさを第一に考えた設計となっています。

ステアリングの奥にある大型3連メーターでは、立体感のある構造を採用して視認性を向上させました。

プッシュエンジンスターターを押すと、3連メーターとセンタークラアスラー上部にある3連サブメーターの針が一瞬振り切ることにより、ドライブへの期待感を感じさせてくれるでしょう。

3連メーターの1番左に配置された車両情報ディスプレイには、平均燃費や平均車速、航続可能距離など各種車両情報がわかりやすく表示されます。

インパネのさらなる見やすさを追求するため、ステアリングのリム形状の一部を微妙に膨らませているのもポイントです。

また、3連サブメーターのほかにも、カーナビの上部には油温計と電圧計、デジタル時計を備えた3連サブメーターを搭載しています。

丸みを帯びたメーターの形状が、クルマ全体のデザイン性を高めているといえるでしょう。また、Boseサウンドシステムが付いているバージョンSTとバージョンTでは、アクティブ・ノイズ・コントロールアクティブ・サウンド・コントロールを装備しています。

アクティブ・ノイズ・コントロールでは、天井に設置されたマイクでエンジンのこもり音を検知します。インパネ周辺に複数設置されたスピーカーと、車内後方に設置されたウーファーから自動的にこもり音を打ち消す音を出すことで、車内の静粛性を高めてくれるでしょう。

アクティブ・サウンド・コントロールでは、走行時のエンジン回転数に応じた音を、インパネ周辺に複数装備されたスピーカーと、車内後方に設置されたウーファーから出します。

これにより、車内で聞こえるエンジンサウンドの音質を高めてくれる仕組みなのです

日産 6代目フェアレディZは、高機能のカーナビゲーションシステムを搭載

フェアレディZは、標準車以外のバージョンT、バージョンS、バージョンSTにおいて、NissanConnect(カーウイングス)ナビゲーションシステムを標準搭載しました。対応の携帯電話またはスマートフォンに接続して登録をすれば、NissanConnect(カーウイングス)サービスを利用できるのです。 

このサービスの特徴は、最速ルート検索やオペレータサービス、情報チャンネルなどを利用できる点でしょう。

最速ルート検索では、VICS交通情報や過去の渋滞情報などを組み合わせた最速ルートを教えてくれます。

オペレータサービスは、24時間365日、オペレータに行きたい場所を口頭で伝えるだけで、ナビの目的地設定をサポートしてくれる仕組みです。

情報チャンネルでは、近くのレストラン情報や観光施設を音声で読みあげる情報チャンネルがダウンロードでき、ドライブがより楽しいものになるでしょう。 

NissanConnect(カーウイングス)ナビゲーションシステムは、画面タッチパネルとコントロールパネル上、ステアリングにある各スイッチを使って操作します。

コントロールパネルでは、目的地設定やガイド設定などのナビ操作ができるほか、ラジオやテレビなどのオーディオ・映像操作ができます。

また、ステアリングスイッチでは音声調整やハンズフリーフォン操作などができるのも魅力といえそうです。

このナビゲーションシステムでは、高精細ワイドVGAディスプレイを採用しており、細かい道路やVICS交通情報が鮮明に見られるのが特徴です。使用できる地域は限られますが、主要箇所約2,000件が登録されたリアル3D交差点案内も採用しています。

3Dで実際の町並みを表現しルート案内してくれるため、ストレスのないドライブができること間違いありません。 

ナビゲーションシステムがついているバージョンT、バージョンS、バージョンSTでは、ナビの下部に装備された操作スイッチを使用してエアコンなどの設定ができます。

操作スイッチには内外気切り替えスイッチのほか、フロントガラスのくもりが取れるデフロスタースイッチやエアコンスイッチ吹き出し口切り替えスイッチ、リアガラスのくもりがとれるリアウインドーデフォッガースイッチ温度調節ダイアルなどがまとまっています。 

自動制御モードにすることで、吹き出し温度、吹き出し口、風量を自動で制御し、設定した温度に保つオートエアコン機能をつかえる点も魅力といえそうです。操作スイッチで設定した風量や設定温度、吹き出し口状態などの情報はディスプレイに表示される仕組みなのです。

さらに、ナビゲーションシステムが搭載されていない標準車でもオートエアコン機能が使えます。

自動制御モードに切り替えることで、吹き出し温度、吹き出し口、風量を自動で制御し、設定した温度に保ってくれるため、運転に集中できるでしょう。

標準車では、ほかのバージョンでナビゲーションシステムが搭載されている空間を利用して、インストアッパーボックスを標準装備しています。ノブを上方にスライドさせるとふたが開いて小物が収納でき、空間を無駄にしない工夫を施しました。

日産 6代目フェアレディZのセンターコンソールは、快適な操作性を追求

フェアレディZのセンターコンソールには、快適な操作性を追求した機能が装備されています。 

マニュアル車のシフトは、変速するときにシフトレバー位置や車速から目標エンジン回転数を算出し、変速後のエンジン回転数に制御できる点が特徴です。クラッチペダルを離したときのショックが小さく、迅速な変速を可能にするシステムといえるでしょう。

オートマチック車のセレクトレバーでは、シフトダウン時にはエンジンの回転を気にせずにシフトレバーを操作して即時にクラッチをつなげられます。無意識にシフト操作できるので、ステアリングやブレーキングに集中し、安定した滑らかな走りが可能になりました。

また、シフトレバーやセレクトレバーの手前には、電磁式バックドアオープナーと呼ばれるスイッチが装備されており、スイッチを押すとバックドアを自動で開けられる仕組みです。

電磁式バックドアオープナーの手前にはカップホルダーが1つついているほか、センターコンソールボックスのなかにはDC12Vの電源ソケットもついています。ソケットを格納することで、フェアレディZのデザイン性を損なうこともないでしょう。

日産 6代目フェアレディZのインパネ周辺は、デザインの統一感が魅力

フェアレディZは、ドライビングを追求した設計でありながらもデザインに統一感を持たせ、走りの気分を盛り上げてくれるようなインテリア(内装)を採用しています。

フェアレディZのインテリアで特にこだわっているのが、パーツの素材でしょう。素材の材質や特性を見極めながら適材適所にレイアウトをしているため、一目見たときに統一感がある点が特徴といえます。

たとえばスイッチのノブひとつに至るまで形状を統一し、最新技術を応用して硬質なプラスチックの表面に「やわらか」「しっとり」と感じる要素を埋め込んだソフトフィールシボを採用しました。

さらに、新開発された表皮であるソフィレスをセンタークラスターに採用しているのもポイントです。

そのほかにも、新開発された素材であるシートの滑りを抑えるフォルトスエードをシートとドアトリムに用い、大人のスポーツカーとしてふさわしいデザインに仕上げているのです。

洗練されたインテリアは、ドライブをさらに快適に、楽しくしてくれること間違いないでしょう。
今回は、6代目フェアレディZのインパネ周りについてgご紹介しました。

ドライビングのしやすさを第一に考えたインパネや、高機能のナビゲーションシステム、センターコンソールの機能性だけでなく、統一感のあるデザインを実現しています。

フェアレディZは、スポーツカーとしての機能性とデザイン性を兼ね備えた一台といえるのではないでしょうか。

※2021年7月現在
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