セダン車なのに荷室容量は500L以上！メルセデス・ベンツ 7代目Sクラス(W223)の荷室の使い勝手を解説

Sクラスは、現行モデルで7代目にあたるメルセデス・ベンツが製造販売する高級セダン・クーペです。

ハイブリッド式とディーゼル式の2つのエンジンがあり、ボディサイズも標準仕様とロング仕様の計4種類があります。

型式はやや異なるものの、どちらも3.0L 直列6気筒ターボチャージャー付エンジンで、走行性能に大きな差はないと思っていいでしょう。

Sクラスは全車4WD(4輪駆動)なので、どんな道路でも力強く走ることができるほか、安全性能も非常に高く、リアシート(後席)にも左右でエアバッグがついているのがポイントです。

特にロング仕様は、リアシートにオーナーが乗ることをコンセプトに作られているため、この装備は非常にありがたいのではないでしょうか。

そのほか、メルセデス・ベンツ 7代目Sクラスの荷室の使い勝手をチェック！ボタンを極力廃止したインパネ周辺や生体認証など、ほかのクルマにはない特徴を多く持っています。

Sクラスは、乗り心地や使い勝手、安全性能だけではなくセキュリティ面でも優秀な1台といえそうです。

Sクラスの荷室の使い勝手について見ていきましょう。

正直なところ、セダンということもあって荷室にそれほど期待していない方もいるかもしれません。

しかし、当然SUVやミニバン、ワンボックスには負けてしまいますが、Sクラスはセダンの中では十分な車載性を持っているといえます。

荷室の容量は500L以上あり、車両の関係上、奥行きが広く作られているだけで無く高さもそれなりにあるため、ゴルフバックなら3つほど載せることができるでしょう。

これなら、旅行用のキャリーバックも難なく積み込むことができます。

リアシートをアレンジすれば、さらに長い荷物も積載できるようになるのも嬉しいポイントです。

また、荷室にはラゲッジアンダーボックスがついており、小物入れとしても活用できます。

オプションのスペアタイヤや応急リペアセットを載せると場所はなくなってしまいますが、標準のキットだけなら場所を無駄にすることもありません。

テールゲートは電動開閉式で、手がふさがっていても簡単に開け閉めができるほか、荷室はトランクスルー機構を採用していることも注目に値します。

Sクラスの荷室は非常に広く使い勝手も十分ですが、さらに機能を向上してくれるオプションも見逃せません。

大きな荷物だけがSクラスの荷室に収まるだけではなく、小物収納もさらに便利になるのです。

荷室に敷くラゲッジマットは、プレミアム仕様になるものと、機能性を向上させるものの2種類に分かれます。

汚れものを気にせず載せたい方は、ローエッジのフルトレイにするといいでしょう。

リバーシブルタイプのラゲッジマットもあるため、汚れた面を裏返して使うことができるタイプも魅力的です。

小物収納を得意とするのは折り畳み式の収納ボックスで、その名のとおり、使わない時は折り畳んで収納できるのが特徴です。

また、荷崩れを起こさないためのロードコンバートメントを取り付けることで、安定した荷積みができるようになります。

他にも、クルマの外観を傷つけないためのリアバンパーカバーも併せて購入すると良いかもしれません。

このように、Sクラスの荷室には多くのオプションが設定されており、車載性が高くなるようにできています。

多少大きな荷物でも問題なく積み込めるのは、クルマの名門であるメルセデス・ベンツだからこそ実現できた趣向といえそうです。

SUVほどではありませんが、高い車載性を持ったSクラスは普段使いだけなら非常に優秀なクルマといえるでしょう。

Sクラスのマイナーチェンジに伴い、荷室の機能がさらに向上する可能性もあるので、今後のSクラスの動向から目が離せません。

※2021年6月現在