リアシートから助手席を操作できる?!トヨタ 3代目センチュリーのシートアレンジを解説

トヨタ 3代目センチュリー

※この記事には広告が含まれます

ショーファーカーとして知られているトヨタ 3代目センチュリー(6AA-UWG60-AEXGH型)。

2018年には21年ぶりにフルモデルチェンジしたことで話題を呼びました。日本独自の美意識を貫いたエクステリア(外装)と、匠の技と想いが込められたインテリア(内装)が印象的なクルマです。

今回は、そんな3代目センチュリーのシートアレンジに迫っていきましょう。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
トヨタ 3代目センチュリーとはどんなクルマ?
トヨタ 3代目センチュリーのフロントシートは細やかなアレンジが可能
トヨタ 3代目センチュリーのリアシートはパネル一つで簡単にアレンジ可能

トヨタ 3代目センチュリーとはどんなクルマ?

シートアレンジについて詳しくご紹介する前に、まずはトヨタ センチュリーについて見ていきましょう。

センチュリーは、全長5,335mm×全幅1,930mm×全高1,505mmです。室内長は2,165mm、室内幅は1,605mm、室内高は1,185mmで、大人5人がゆったりと乗車できる贅沢な空間となっています。

静粛性や燃費に優れたハイブリッド専用のV8 5.0Lエンジンを搭載したことで、リアシート(後席)の快適性がより一層向上しました。燃費はJC08モードで13.6km/Lとなっています。

センチュリーは、リアシートに特に強いこだわりを持っています。左側のリアシートに採用されたリフレッシュシートは、エアブラダーを内蔵している点が特徴です。これにより肩から腰までが押圧され、心地よい刺激が得られるでしょう。

文化や芸術に造詣が深い方にも満足してもらえるよう、20個のスピーカーを室内全体に配置したほか、11.6インチ大型ディスプレイも装備しました。

大きなおもてなしに対応できるよう、容量484Lのラゲッジルーム(荷室)も確保しています。

トヨタ 3代目センチュリーのフロントシートは細やかなアレンジが可能

トヨタ センチュリーのフロントシート(前席)のアレンジはどのようになっているのでしょうか。

シート座面のサイドには、リクライニング調整のためのレバーが装備されています。このレバーをひねることで、前後位置調整・リクライニング調整・クッション前端の上下調整・シート全体の上下調整・腰部調整(運転席のみ)など、細やかな操作ができます。

なんと助手席のシートアレンジは、運転席やリアシートから調整することも可能です。

運転席から操作する場合は、センターコンソールにあるボタンを押すことで自動で調整できます。もしくは、センターコンソールに設置された別のボタンを押しながら、手動で細かく調整できるため、シーンに合わせた調整が可能となるでしょう。

リアシートから助手席を調整できるという点が、センチュリーのフロントシートアレンジの一番の特徴かもしれません。この場合、リアシートに装備されたリアマルチオペレーションパネルを使用して調整します。

リアマルチオペレーションパネルには、日本語の案内が大きな文字で表示されるため、どんな方でも使いやすいでしょう。このパネルで操作できるのはシートだけではありません。書類へのサインなどに使える格納式のライティングテーブルのほか、エアコンやオーディオなどを操作できます。

トヨタ 3代目センチュリーのリアシートはパネル一つで簡単にアレンジ可能

トヨタ センチュリーのリアシートのアレンジはどのようになっているのでしょうか。

センチュリーのリアシートは、乗る方の身体に合わせてより細かな調整ができるパワーシートを採用しています。リアシートの調整は先程ご紹介したリアマルチオペレーションパネルを使用します。

たとえば、リクライニングとスライドのくつろいだ姿勢で、上体だけを起こすことも可能です。このパネルを使えば、前後スライド・ランバーサポート・リクライニング・上体起こし・ヘッドレストを自由自在に調整できるため、移動時間がより快適なものになるでしょう。

左側のリアシートには、リアシートリフレッシュシステムが装備されています。これはエアーの作動による押圧機能を備えたリフレッシュシステムで、作動の強さやコースなどはリアマルチオペレーションパネルの操作画面で調整できます。

また、ドア連動シートリターン機能はセンチュリーならではの機能といって間違いありません。これはリアドアを開けるとリアシートが原点復帰し、乗り降りしやすくなる機能です。このように、リアシートに乗る方への負担をできる限り減らす工夫が施されています。

センチュリーのリアシートアレンジの一つとも捉えられるのが、電動オットマンです。オットマンの操作もリアマルチオペレーションパネルを使用します。助手席の背もたれを前に傾けた状態で展開すれば、オットマンとして使用できます。

しかし、使い方はこれだけではありません。助手席の背もたれを後ろに傾けた状態で展開すればフットレストとしても使用できるのです。
今回は、トヨタ センチュリーのシートアレンジについて解説しました。

センチュリーのシートアレンジは、チップアップやダイブダウンなど、ファミリーカーや軽自動車で装備されることの多いアレンジとはひと味異なります。シーンに合わせて細やかなシートアレンジが可能なセンチュリーは、ショーファーカーにふさわしい一台といえるのではないでしょうか。

※2021年6月現在
【お得情報あり】CarMe & CARPRIMEのLINEに登録する

商品詳細