日本はセンチュリー、では中国は?各国が代表するショーファードリブンカーを紹介

【東京モーターショー2017】トヨタ センチュリー

あまり耳慣れない「ショーファードリブンカー」という言葉。これは運転手「Chauffeur(ショーファー)」が運転する「Driven(ドリブン)」車のことで、いわば運転手がハンドルを握る高級車のこと。運転は専属のドライバーに任せ、自らは後席に乗ることになるため、ショーファードリブンカーで最も大切になるのがリアシートの快適性と豪華な装備内容です。そこで今回は、世界各国でつくられているショーファードリブンカーを豪華な装備内容とともにご紹介いたします。

 文・西山昭智

Chapter
日本代表:トヨタ センチュリー
ドイツ代表:メルセデス・マイバッハ
イギリス代表:ロールス・ロイス ファントム
アメリカ代表:キャデラックDTSリムジン
中国代表:紅旗L5

日本代表:トヨタ センチュリー

日本人なら誰しも一度は街中を走っているのを見たことがあるであろう、トヨタの誇るセンチュリー。官公庁が使用する公用車として使われているだけでなく、2005年からはセンチュリーをベースにしたセンチュリーロイヤルが御料車としても採用されています。

センチュリーは、1967年に製造を始めた息の長いモデルで、21年ぶりにフルモデルチェンジした現在の3代目では、V12エンジンが廃止されることでも話題を集めました。

ボディカラーの名前に「神威」「摩周」「瑞雲」「鸞鳳」という名称が使われ、標準装備のファブリックシートは「瑞響」と名付けられるなど、和語にこだわっているのもセンチュリーならでは。

車内の各スイッチパネルには「シートヒーター」「リフレッシング」「ドアガラス」、パワーウインドウスイッチにも「運転席」「助手席」「後席」など、アルファベットではなく日本語で表記されています。

助手席は秘書席と呼ばれ、ワンタッチでヘッドレストが前方に倒れるほか、背もたれ部分の真ん中が四角く倒れるので、リアシートに座った人が足をその四角い穴に通せばフットレストに変身。さらに助手席にはオプション装備でFAXを搭載することも可能です。

液晶ディスプレイはインストゥルメントパネルの中に埋め込まれているほか、リアシート向けの専用ディスプレイがセンターコンソールの中に用意されています。

ほかにも乗降をしやすくするよう足もとのフロアとサイドシルがフラットになっていたり、リアドアにイージークローズ機能を付けたりと、後席の居住性を徹底して追求しています。

ドイツ代表:メルセデス・マイバッハ

1930年代に燦然と輝いていたマイバッハの名を、21世紀に蘇らせたメルセデスの誇るショーファードリブンカー。2014年に登場したのが実質的な2代目モデルで、Sクラスをベースにホイールベースを20cm近くも延長することで室内空間を広くしています。

フットレストは座席の下から電動でせり上がってくるもので、バックレストを最大43.5度まで倒すことでファーストクラス並みの快適さを味わうことができます。

左右には大型液晶ディスプレイがそれぞれに用意され、センターコンソールにはシャンパンを冷やすための専用クーラーボックスだけでなく、マイバッハ専用のシャンパングラス(ROBBE&BERKING製)までが収められています。

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イギリス代表:ロールス・ロイス ファントム