ホンダ 初代ゼストの荷室は広くてゴルフバッグも入る!(DBA-JE1/CBA-JE2型)

ゼスト

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ホンダ 初代ゼストのラゲッジルーム(荷室)の広さについてご紹介します。

初代ゼストは2012年に製造販売が終了した軽自動車です。

かなり古い部類のクルマですがその機能性は高く、ことにラゲッジルームの広さに関しては現行のクルマよりも広くすることができるという特徴があるのです。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
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ホンダ 初代ゼストの荷室(ラゲッジルーム)の広さは自由自在!
ホンダ 初代ゼストはシートアレンジが豊富で自転車やゴルフバッグも積み込める
ホンダ 初代ゼストの荷室(ラゲッジルーム)は軽自動車最大のスペースを持っている!

ホンダ 初代ゼストの荷室(ラゲッジルーム)の広さは自由自在!

ホンダ ゼストは、全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,645mmと一般的な軽自動車サイズのクルマです。

エンジン性能に関しても特別これといった特徴はないものの、ゼストには積載性という面で他のクルマにはない大きな特徴があるのです。

ゼストのラゲッジルームは、軽自動車でもトップクラスの大開口を誇っています。

その高さは1,100mmと高く、乗車席と比べて400mm程度の差しかありません。

この高さを可能にしているのはホンダ独自の低床化技術で、地面からの高さはわずか530mmしかないのです。ラゲッジゲートも1,020mmの高さを持っているため、背の高い荷物でも引っかかりにくくなっています。

ラゲッジルームの床面はフラットで、荷物の積み下ろしもラクラク行うことができます。

さらに普通の軽自動車よりもラゲッジルームに奥行きがあるため、リアシート(後席)を前にスライドしなくても普段の買い物の荷物ぐらいならすべて載せることができるのです。

キャリーバッグなどもお手の物で、軽自動車=ラゲッジルームが狭いという概念を覆してくれる1台でもあるのです。

ホンダ 初代ゼストはシートアレンジが豊富で自転車やゴルフバッグも積み込める

特筆すべき機能はリアシートのシートアレンジです。ゼストのリアシートは他の自動車と同様に、背もたれを倒してラゲッジルームを広げることができます。

リアシートそのものが乗っている人に狭さを感じさせないような設計になっているため、これだけでも十分なスペースを確保できるのです。リアシートはベンチシートですが、左右独立して倒せるので、どちらか片方だけ倒したいときにも便利です。

さらに、リアシートはダイブダウン機構を持っているため、ラゲッジルームをただ広げるだけではなく背の高い空間を生み出すこともできるのです。

この機構のおかげで自転車でも無理なく積み込むことができるのが、ゼストの強みと言えるでしょう。もちろん自転車の形状にもよりますが、軽自動車で自転車が積み込めるというメリットは非常に大きいことです。

長い荷物を載せるのであれば、リアシートに加えて助手席を倒すことで長さ2m以上の物でも積み込むことができるようになります。

カーペットやゴルフバッグなら難なく積み込めるこの積載性は、普通車にも引けを取らないことは言うまでもないでしょう。このようにシートアレンジひとつでラゲッジルームをさらに広くすることもできるのです。

ホンダ 初代ゼストの荷室(ラゲッジルーム)は軽自動車最大のスペースを持っている!

ホンダ ゼストはすでに絶版であり、その系譜は現在軽自動車で圧倒的人気を誇るNシリーズに受け継がれています。

正当な後継モデルとしてはホンダ N-ONEがありますが、ラゲッジルームの広さや室内空間はホンダ N-BOX+へと継承されたのです。

ゼストのラゲッジルーム開口部の高さは1,020mmと非常に高く上がります。この数値は同じホンダの軽自動車であるホンダ ライフより大きく、同クラスの他のクルマよりも広いという特徴があるのです。具体的にライバル名を挙げると、ラゲッジルーム高が840mmのスズキ ワゴンRに圧勝しています。

また、低床という部分であってもゼストに軍配が上がります。それどころか、同じ低床化設計を導入しているはずのライフよりも地上高はさらに低く、測定値で85mmもの差をつけているのです。

この技術はN-BOX+に受け継がれています。事実、N-BOX+のラゲッジルーム高はゼストよりさらに高い1,350mmで、地上高も330mmと低く設計されているのです。

ゼストそのものは2012年の生産終了のためすでにラインアップにはありませんが、その利便性を継承しさらに進化した1台が今もまだ生き続けているのです。
ホンダ ゼストのラゲッジルームの広さとシートアレンジについて紹介してきました。

総合的に見ても非常にハイパフォーマンスな1台に仕上がっており、現在でも活躍してくれるだけのポテンシャルを持ったクルマであることがわかりました。

気になった方は、ぜひこの機会にゼストを候補に入れてみてはいかがでしょうか。

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