スバル 初代R2の欠点を3つ解説|旅行に行くのは困難?

R2

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2003年12月から2010年3月まで販売されていたスバル 初代R2(RC1/RC2型)。これまでにない斬新なデザインで、発表時には大きな注目を集めた1台です。

1969年に発売されたスバル R-2という軽自動車は、車名は似ているもののスバル R2の直接の先祖にはあたらないようです。

よってスバル R2はこのモデルが初代として一般的に扱われることが多く、この記事でもそれに習って取り扱います。

初代R2にはどのような欠点があるのでしょうか。

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道
Chapter
スバル R2の欠点:内装装備が最低限かつ簡素
スバル R2の欠点:荷室が小さく、旅行の荷物を積み込み切れない
スバル R2の欠点:先進の安全装備がない

スバル R2の欠点:内装装備が最低限かつ簡素

スバル 初代R2は車格が小さく運転しやすいのが魅力の1つですが、室内のサイズは室内長 1,725mm、室内幅1,220mm、室内高1,180mmとゆとりがあり、フロントシート(前席)だけでなくリアシート(後席)の乗員にも配慮したインテリアとなっています。

ですが、インパネ周辺の装備は簡素で少し物足りなく感じ てしまうかもしれません。

メーターはアナログで、速度、回転数、ガソリン容量、走行距離など、最低限の情報しか見ること ができません。

インパネ中央にあるエアコンは風向きや風量、温度調節などはできますが、最近のクルマと比較するとどうしてもチープさが拭えません。

カーナビは装備されておらず、ベースグレードである「F」にはラジオやCDプレイヤーも備わっていません

上位グレードの「R」にはラジオやCDプレイヤーは備わっているため、それらの装備が欲しい方は購入時に注意しましょう。

しかし、インテリアが簡素というのは、最近のクルマのような複雑な作りになっておらず使い方がシンプルでわかりやすいというメリットもあります。

スバル R2の欠点:荷室が小さく、旅行の荷物を積み込み切れない

スバル 初代R2は全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,520mmという小さくて運転のしやすいボディが魅力の1台です。

ですが、その小ささゆえにラゲッジルーム(荷室)は小さくなっています

ラゲッジルームは、大きめの買い物袋などを複数個積み込むことが可能な大きさですが、旅行用のキャリーケース等を積み込むのは難しく、家族での旅行には向いていないと言えるでしょう。

ですが、リアシートのシートアレンジでラゲッジルームの拡大が可能です。リアシートは50:50分割可倒式となっておりそれぞれ分割して倒すことができます。2人での旅行には活躍できそうです。

しかし、ラゲッジルームの拡大時には床面は完全にフラットにならず、大きな段差が生じてしまいます。運転中には荷物は動いてしまうため、しっかりと固定しておかなければなりません。

ラゲッジルームの小さい初代R2ですが、フロントシートにはグローブボックスやドアポケットなどの収納機能が備わっています。

グローブボックスは大きく、保険や車検証といったクルマ関係の書類や箱ティッシュなどを問題なく入れられます。ドアポケットはあまり大きくないですが、財布などの小物類は収納できる大きさです。

この他にも、ダッシュボードには運転席側、助手席側それぞれに収納スペースが設けられていま す。助手席側の収納スペースは大きく、ファイルなども収納可能です。運転席側の収納スペースはあまり大きくないですが、小物入れとしては活用できます。

スバル R2の欠点:先進の安全装備がない

スバル 初代R2は2010年3月に販売が終了したクルマであるため、最近のクルマに備わっている 自動ブレーキや車線逸脱支援システムなどの先進の安全装備が備わっていません。そのため、 高齢の方や運転が苦手な方にとっては少し不安かもしれません。

衝突を未然に防ぐ安全装備は備わっていないものの、衝突時に安全を確保してくれる装備は備わっています。

ボディにはワンモーションフォルムを採用しており、衝突による衝撃を効率的に吸収できます。また、フロント・リアフレームの高さを合わせており、大きいサイズのクルマとの衝突にも対応したボディとなっています。

ペダルにはセイフティペダルを採用し、前面衝突時のブレーキペダル後退を抑制することで、下肢への傷害の可能性を低減させます。フロントシートは、むち打ち傷害値を大幅に軽減したものを標準装備しています。

さらに、ボディ前部に衝撃吸収構造を採用することで、歩行者との衝突にも備えています

初代R2には先進の安全装備は備わっていませんが、万一の際には助けてくれる安心感のある1台と言えるでしょう。
今回は、スバル 初代R2の欠点について紹介しました。

初代R2は現在では販売されていないクルマのため、やはり装備面では最新のクルマと比較すると物足りなさを感じてしまうか もしれません。

しかし、燃費やエンジン性能など、多くの魅力が詰まった1台であるため、装備面が気にならない方にはおすすめできる1台です。

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