スズキ 3代目MRワゴン(MF33S型)の欠点は

MRワゴン

今回は、スズキ 3代目MRワゴン(MF33S型)の欠点について紹介します。

3代目MRワゴンはスズキから発売されていたトールワゴンタイプの軽乗用車で、車名のMRはマジカル・リラックスを意味すると言われています。

その名にふさわしく様々な長所をもつのが3代目MRワゴンですが、コスト面の問題などにより他のモデルと同様欠点もあります。

3代目MRワゴンならではの欠点は具体的にどのようなものがあるのかをいくつか取り上げて、詳しく見ていくことにしましょう。

スズキ 3代目MRワゴンの残念な安全装備

スズキ 3代目MRワゴンの残念な点としては、安全装備が充分ではない点もあります。

3代目MRワゴンにはSRSエアバッグやABS・衝突安全ボディなど、最低限の安全装備は備わっているものの、スズキの予防安全技術であるSuzuki Safety Supportは採用されていません。

Suzuki Safety Supportはレーザーレーダーやカメラ・あるいはその両方などのセンサーで車両を 感知し、クルマがぶつからない・飛び出さない・はみださないなど、安全運転をサポートする機能です。

中でも衝突被害軽減ブレーキであるレーダーブレーキサポートは、同時期に発売されていたワゴンRやハスラーには搭載されていただけに、メーカーオプションででも選べなかった点は欠点といえるかもしれません。

スズキ 3代目MRワゴンの車内スペースは狭い?

スズキ 3代目MRワゴンは軽トールワゴンとして、限られた軽自動車規格の中でより広い車内スペースを確保するため全高が高く設定されています。

スズキ車にはこのジャンルにおける先駆者としてワゴンRがあり、2001年にMRワゴンの初代が 誕生したときはワゴンRと異なるコンセプトを打ち出すことで、両者の住み分けはうまく行われていました。

しかし3代目MRワゴンが発売開始された2011年は、スペース効率がより優れたスーパートールワゴンが市民権を獲得しつつある頃でした。スズキからはこのジャンルの軽乗用車として初代パレットが発売されており、頭上の高い開放感は3代目MRワゴンを大きく上回るものでした。

その後、パレットの後継としてスペーシアの初代・2代目が発売されますが、スーパートールワゴ ンのシェアはいっそう高まり、トールワゴンタイプいずれのモデルも、販売台数が頭打ちになってきました。

そのため新たな市場開拓も困難となり、3代目MRワゴンが2016年で発売を終了することにつながったのです。

スズキ 3代目MRワゴンの欠点をいくつか紹介してきましたが、敢えて欠点として挙げるならといえるものばかりで、クルマとして決定的な欠点があるわけではありません。

それだけ現代の軽自動車開発技術が進歩している証拠でもありますが、明確な方向性をもって 開発されたモデルの場合好き嫌いがはっきりするため、あるユーザーは魅力に感じる点も欠点 になる部分も多いのです。

またクルマ選びをする上で、長所や欠点といったモデル特有の特徴をあらかじめ知っておくことは非常に重要です。特に欠点は、説明文だけでは伝わりきれないところもあるため、3代目MRワゴンの購入を検討している人は、この機会に販売店に足を運び実車確認をしてみてはいかがでしょうか。

※ 2021年4月現在

吉田 恒道|よしだ つねみち

1980年代、大学卒業後ファッション・モード専門誌「WWD Japan」編集部勤務を皮切りに編集者としてのキャリアを積む。その後、90年〜2000年代、中堅出版社ダイヤモンド社の自動車専門誌・副編集長に就く。以降、男性ライフスタイル誌「Straight’」(扶桑社)など複数の男性誌編集長を歴任し独立、フリーランスのエディターに、現職。著書に「シングルモルトの愉しみ方」(学習研究社)がある。

吉田 恒道