【プロ解説】マツダ3ファストバックの維持費を徹底解説!!

マツダ マツダ3 ファストバック 萩原撮影

※この記事には広告が含まれます

今回試乗したマツダ3ファストバック XLパッケージ4WD 6速AT車の車両本体価格は361万6963円。このモデルを実際に乗るための諸費用や燃料代、保険料などは一体どれくらいかかるか調べてみました。

文/写真・萩原文博

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博
Chapter
マツダ3ファストバック 新車購入時にかかる諸経費
マツダ3ファストバック 使用状況によって異なる費用
メンテナンスや車検にかかる費用

マツダ3ファストバック 新車購入時にかかる諸経費

重量税

マツダ3ファストバック XLパッケージ4WD 6速AT車の重量税は車両重量が1510kgのため、4万9200円となります。

自動車税

マツダ3ファストバック XLパッケージ4WD に搭載されているエンジンの排気量は1997ccなので、自動車税は1年分で3万9500円となります。

環境性能割

自動車取得税に代わって、追加された環境性能割は5万9100円となっています。

自賠責保険

マツダ3ファストバック XLパッケージ4WD 6速AT車を購入する際、自賠責保険は37カ月加入するので、3万170円となります。この金額は乗用車では全て同じ金額となります。

マツダ3ファストバック 使用状況によって異なる費用

任意保険料

マツダ3ファストバック XLパッケージ4WD 6速AT車の任意保険料を運転者の年齢50歳、年齢制限無しで30歳以上補償。運転免許証の色はゴールド以外、使用目的は家庭用、年間走行距離9000km以下、保険証券を発行しないという条件で見積もりをしたところ、最もベーシックなプランで年間3万9980円となりました。これには補償範囲の広い一般型の車両保険を付けると9万3780円と約5万3800円高くなります。また補償範囲を絞ったエコノミー型にすると6万5830円となり一般型と比べると約2万7950円安くなりました。

燃料代

今回試乗したマツダ3ファストバック XLパッケージの使用する燃料はハイオクガソリンです。最近燃料代は値上がり傾向となっていて、レギュラーガソリンの全国平均価格は1Lあたり147円となっています。試乗車のマツダ3ファストバック  XLパッケージ4WD 6速AT車の燃費性能はWLTCモードで16.2km/Lです。実走行に近い燃費モードなので、8割目安とすると約13.0km/L。月500km走行すると年間6000km。そうなると年間約461Lのレギュラーガソリンが必要となり、年間6万7767円が燃料代となります。この走行距離だと1カ月あたり約5650円となります。

メンテナンスや車検にかかる費用

車検費用

マツダ3ファストバック XLパッケージのディーラーでの車検費用をネットで検索したところ、基本料金(車検基本点検料/24カ月点検、保安確認検査料)が3万1240円。法定費用(自賠責保険料、重量税、手数料・印紙代)が6万550円で合計9万1790円となっています。これは2WD車の料金なので、4WD車の場合さらに料金が高くなります。車検のオプションとして、日常点検1650円、下廻りスチーム洗浄5830円、シャシー・下廻り防錆塗装4620円などが用意されています。

メンテナンス費用

快適に乗るためには、メンテナンスが必要となります。メンテナンス費用で最もポピュラーなのが、オイル交換です。2Lガソリンエンジンを搭載しているマツダ3ファストバック X Lパッケージはオイル量が4.4L必要となり、1度のオイル交換費用は工賃込みで約9000円掛かります。推奨されているオイル交換のタイミングが大体1万5000kmまたは1年での交換が目安なので、オイル交換だけで、年間約9000円掛かります。オイル交換2回に1回はオイルフィルターの交換が必要ですが、エンジンオイル交換とオイルフィルター交換では約1万円が目安となります。マツダのディーラーでは初回車検と半年点検、法定12カ月点検そしてオイル&オイルフィルター交換がセットとなったパックdeメンテもあるので、このようなプランを利用したいところです。
スカイアクティブXの最大のネックは使用する燃料がハイオクガソリンということでしょう。やはりハイオクガソリンだと燃料代が高いため、ランニングコストが高くなります。燃費性能もハイブリッド車に比べると見劣りするため、走行距離が多い人にとっては燃料代が重荷になりそうです。

マツダ3 スカイアクティブX を土屋圭市とRIZINガール2020でレースクイーンの相沢菜々子が30分徹底解説!

【お得情報あり】CarMe & CARPRIMEのLINEに登録する

商品詳細